古代人類の一つであるダル族の女王だったが、息子・カイを溺愛しすぎたが故にカイが恐竜の卵を割って遊ぶ悪戯をした末に自業自得の死を遂げたことを知らず、「カイは恐竜に殺された」として恐竜を憎むようになり、大サタンに魂を売って史上最大の魔女となった。人類を滅ぼし、地球を石ころだけの無の星にしようとしたが守護獣によって惑星ネメシスに封印された。宇宙飛行士がそれとは知らず誤って封印を解いたために現代に復活。月に宮殿・バンドーラパレスを築き、再び地球へ攻撃を開始した。月の荒れ果てた大地が気に入っている。破壊と混沌を好む一方、自然の美しさや子どもの笑顔を何より嫌い、子供を狙った作戦も多い。しかし、子供を狙うのは子供嫌いというよりは息子のカイを失った反動によるものが大きいらしく、最終話で部下のグリフォーザーとラミイとの間に生まれた赤ん坊を嬉しそうに抱いていた。やたらとノリが良く、感情の起伏が激しい。部下からは畏怖されているものの、同時によく慕われており、嬉しいことがあると部下と歌ったり、踊ったりする。
オープニング主題歌『恐竜戦隊ジュウレンジャー』
恐竜戦隊ジュウレンジャー OP - YouTube
今でも人気!
恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992年)。戦隊モノは古い作品でもDVD化されてる事が多くて見つけました。子役時代のぽっちゃりな高橋一生さんがとにかく可愛かった。一瞬ですが王子の衣装も着てました。 pic.twitter.com/saQtLTnI5A
— ぽこ (@1san_aka) November 9, 2015
恐竜戦隊ジュウレンジャー 第46話[公式] part1 https://t.co/g02opsRq0E
— おどりまゆみ (@MayumiOdori) November 13, 2015
この話、いいな〜。セクスィ〜シーンもあるけど、おばあちゃんがいいよね。なんかぐっとくる。
「本当のことはひとつしかないもの。わたしは目の前の本当のことを信じるわ」
最終回のネタバレ
恐竜の赤ちゃんは生まれない、だから自分も死んでしまうと絶望してしまう聡。
ジュウレンジャーも一度は絶望したものの、ブライの励ましで大獣神を助けるべく魔法界へと足を踏み入れた。
しかし、ゲキとダンが魔法界の地下深くへ落ちてしまい、2人を繋いだロープを必死で支えるゴウシにモンスターが容赦なく襲い掛かる。
魔法界の入口の外では、3人を繋いでいるロープをボーイとメイが掴んでいるものの、メイの手からロープが離れてしまった。
ボーイがロープごと魔法界へ引きずり込まれそうになった時、駆けつけた不思議仙人バーザがボーイを支え、ロープの端をバーザの杖に結び付けるように指示する。
杖が魔法界の入り口に引っかかり、ロープが魔法界へ引きずり込まれることは防がれたものの、杖にひびが入ってしまった。
状況を打破するため、必死に魔法の呪文を思い出そうとするバーザ。今にも杖が折れそうになったその時、バーザが思い出した呪文を唱え、杖は大木と化した。
ゴウシがロープを引き上げ、ダン、ゲキと共に3人で魔法界の奥を目指す。やがて、球体に閉じ込められた大獣神、ドラゴンシーザー、キングブラキオンを見つけた。
大獣神を助けるべく駆け寄った3人だったが、突然魔法界内に火花が散り、弾き飛ばされてしまう。
バンドーラパレスではドーラセプターが反応し、バンドーラが魔法界にジュウレンジャーが侵入したことを悟っていた。
再び大獣神たちを解放しようするゲキたち3人の前に、ラミィとグリフォーザが登場し激闘が始まる。
ゴウシとダンが自分たちを繋いでいるロープを張り、グリフォーザの剣を受けたゲキがロープの反動を利用して大獣神たちの前に降り立った。
大獣神たちを閉じ込めている球体にゲキが剣を一閃すると、大獣神、ドラゴンシーザー、キングブラキオンが飛び出す。
魔法界の外ではメイとボーイがビルの階段を駆け上り、魔法界から飛ばされたゲキたちが屋上へと落ちてきた。
バンドーラの息子カイが巨大ドーラモンスター・ドーラタロスに乗り、街中で暴れ始める。
ジュウレンジャーは最後の変身を遂げ、守護獣を呼んだ。
地底、氷山、砂漠、火山、森から次々に現れる5体の守護獣たち。ジュウレンジャーは守護獣に飛び乗り、ティラノザウルス以外の守護獣がドーラタロスに一斉攻撃をする。
ドーラタロスがティラノザウルスを切り裂き、5体の守護獣は合体して大獣神となった。ゴッドホーンでドーラタロスに挑む大獣神であったが、劣勢に追い込まれる。
ティラノレンジャーが獣奏剣を奏で、海から出現したドラゴンシーザーがドラゴンハーレーでドーラタロスに攻撃した。
スピニングシーザーがドーラタロスの剣を叩き折り、大獣神から分離したジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーがドラゴンシーザーと合体して剛龍神となって反撃へと転じる。
しかし、宙に浮かぶ大サタンの攻撃が剛龍神に炸裂。ティラノレンジャーは獣騎神キングブラキオンを呼び、獣帝大獣神が合体、大獣神の真の姿である究極大獣神となった。
究極大獣神の最強の技、グランパニッシャーによって砕け散る大サタン。ドーラタロスのコクピットは火に包まれ、ドーラタロスも爆発してしまった。
究極大獣神から降りて変身を解いたジュウレンジャーは、バンドーラを倒すべくバンドーラパレスへと向かう。
バンドーラパレスでカイの死を嘆くバンドーラの元にぼろぼろになったカイが現れ、倒れるカイをバンドーラが抱きとめた。
そこにゲキ、ゴウシ、ダン、ボーイ、メイが突入してくる。
カイに死なないでほしい、自分を一人にしないでほしいと言うバンドーラの目から涙が零れ落ちた。カイの動きが止まり、バンドーラの腕の中で光となって消滅する。
カイを失った悲しみから、ゲキたちに向かって魔法の杖を振るうバンドーラだったが、何も起こらない。
その時空の彼方に立つ大獣神が、魔女が涙を流せば魔力は失われると告げる。大獣神の目から光が放たれ、バンドーラたちの元に封印の壺が現れると、バンドーラたちは壺に吸い込まれてしまった。
バンドーラたちを閉じ込めた壺が宇宙へ飛び去ると、高層ビルに取りついていたバンドーラパレスも消滅した。
聡の入院している病院にゲキたちが恐竜の卵を持って現れ、子供たちも見守る中、2匹の恐竜が誕生した。
大サタンの毒も消え、苦しんでいた人々も意識を取り戻す。
宇宙空間を彷徨う封印の壺の中では、バンドーラたちが歌い踊っていた。
そこへグリフォーザと、グリフォーザとの間に生まれた子供を抱いたラミィが現れる。子供が嫌いだと嫌な顔をしたバンドーラだったが、無邪気に振る舞う赤ん坊を見て次第に表情が緩み、遂に赤ん坊を抱いた。
一方地球の海岸では、恐竜の赤ん坊を抱いた聡と友人の子供たちにゲキたち5人が別れを告げていた。
使命を終えたバーザとゲキ、ゲキ、ゴウシ、ダン、ボーイ、メイは光と化して空へ昇っていく。次々に甦る今までの戦いの記憶。
空の雲の上に現れた6人は地上の聡たちに手を振り、天界の彼方に佇む守護獣7体の元へと向かった。
その様子がいつしか本の挿絵と化し、本の扉が閉じてダイノ伝記に記された物語は終わりを告げる。