昭和のアイドル・たのきんスーパーヒットシリーズ第2弾! マッチこと近藤真彦の魅力が溢れる「ブルージーンズメモリー」(1981)
2016年12月13日 更新

昭和のアイドル・たのきんスーパーヒットシリーズ第2弾! マッチこと近藤真彦の魅力が溢れる「ブルージーンズメモリー」(1981)

昭和を代表する男性アイドルといえば、田原俊彦、近藤真彦、野村義男によるたのきんトリオ。そんな彼らが大活躍する映画シリーズの第2弾、「ブルージーンズメモリー」は1981年に公開され、あっという間に大ヒット邦画に。なぜ本作は大ヒット作となったのか、その魅力を探ってみましょう!

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映画のみどころ

本作はアイドル主演映画の王道らしく、仲間との友情をテーマにうまくまとめられています。
前作と違い、今回はたのきんの3人それぞれが歌う場面もあるのですが、特に横浜の山下公園を舞台に3人で踊るミュージカル・シーンは必見です!
他にもヨッちゃんのギターやスケボーシーン、後半でのマッチの身に危険が迫るシーンなども見ものです。

ちなみに主演のマッチは撮影期間中にコンサートでステージから落下し、左手を骨折してしまったため、急遽映画の中で喧嘩により骨折する設定となったそうです。
映画「ブルージーンズメモリー」

映画「ブルージーンズメモリー」

前作に比べて音楽色が強くなった「ブルージーンズメモリー」。

豪華なキャスト!

「ブルージーンズメモリー」の脚本は、シリーズ第1弾となる「青春グラフィティ スニーカーぶるーす」と同じく、田波靖男と安斉あゆ子の共同執筆となっています。
監督も同じく河崎義祐が務め、撮影は「裸の大将放浪記」(1981年)、「ゴジラ」(1984年)、「きけ、わだつみの声 Last Friends」(1995年)など、数々の作品を手がけた原一民が担当しました。

そしてキャストですが、主演を務めるたのきんトリオはもちろんの事、本作には数多くの有名人が出演しています。
ミヤコ蝶々や三木のり平、宍戸錠、藤田進、なべおさみ、小松政夫、志賀勝、寺田農に、ラビット関根(関根勤の旧芸名)やブラザー・コーンまで!
特別出演として、司葉子もクレジットに名を連ねています。
誰がどんな役で出演しているのか、色々探してみるのも面白いかもしれませんね。
河崎義祐監督

河崎義祐監督

本作で監督を務めたのは、「あいつと私」(1976年)、「若い人」(1977年)、「炎の舞」(1978年)、「プルメリアの伝説 天国のキッス」(1983年)等の作品を手がけた河崎義祐。
ミヤコ蝶々

ミヤコ蝶々

関西を代表するコメディアンでもある、女優ミヤコ蝶々。
本作ではホテル経営者を好演する。

主題歌はもちろん「ブルージーンズメモリー」

本作の主題歌は同タイトルである「ブルージーンズメモリー」。
歌うのはもちろん主演のマッチです。
映画は1981年7月11日に公開されましたが、この曲はそれより一ヶ月前の6月12日にRVCから発売され、オリコンでの最高位は1位! 
またこの年の年間チャートでも11位を記録した大ヒット曲です。
それもそのはず、作詞作曲は当時のヒットメーカー、松本隆&筒美京平のコンビ。
手がけた曲はほとんどが大ヒットとなっている、そんなゴールデンコンビによる楽曲なのです。

当時は曲中にセリフがある曲が多かったのですが、 この曲の「さよならなんて言えないよ ばかやろー!」のセリフはマッチ自身が考えたそうです。
尚、バックコーラスは山下達郎と竹内まりやの二人が担当しています。

昭和を代表するヒット曲で、当時のアイドル路線の王道とも言える「ブルージーンズメモリー」。
聞いた事ない方は一度聞かれてみてはいかがでしょうか。
大ヒットした曲だけあって、当時を思い出す方も多いようです。
松本隆&筒美京平のゴールデンコンビによるこの曲は、名曲との呼び名も高いです。

ブルージーンズメモリー 近藤真彦

マッチが歌う、映画主題歌「ブルージーンズメモリー」。
ちなみに2006年に発売されたマッチのトリビュート・アルバム「MATCHY TRIBUTE」の中で、この曲を玉置成実がカバーしています。
聞き比べてみるのもいいかもしれませんね。

MATCHY TRIBUTE

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トリビュートものは珍しくないご時世だが、このアルバムはひと味ちがう。アレンジ面というよりもその人選が興味深い。綾小路翔に始まり吉村由美、スクービードゥー、マーティ・フリードマン、果てはグループ魂……。何だかニヤリとして聴けてしまう作品である。
2006年1月に、マッチのデビュー25周年記念で発売されたトリビュート・アルバム。様々な豪華アーティストがマッチの曲をアレンジして歌っている作品。

たのきんスーパーヒットシリーズ初のサントラ発売

前作「スニーカーぶる〜す」では発表されなかったサウンド・トラック集ですが、今回はシリーズ初の試みとして1981年に発表されました。
収録曲は14曲で、劇中のセリフなども収録されています。

主な収録曲は、タイトル曲の「ブルージーンズ メモリー」の他に
・ 恋のローラースケーター - 近藤真彦&野村義男
・ グッドラック・ロード - 野村義男
・ 流線スピリッツ - 近藤真彦
・ 理由なきロック - 近藤真彦
・ 銀座カンカン娘 - 野村義男
・ あいつのバラード - 田原俊彦
・ ザ・青春セイリング - 田原俊彦
等があります。
映画のオリジナル・サウンドトラック「ブルージーンズ・メ...

映画のオリジナル・サウンドトラック「ブルージーンズ・メモリー」

1981年、RVC株式会社より発売された「ブルージーンズ メモリー」サウンド・トラック。

恋のローラースケーター

マッチとヨッちゃんが歌う、軽快な曲調の「恋のローラースケーター」。

田原俊彦★ザ・青春セイリング

埠頭でのミュージカル・シーンで使われている「ザ・青春セイリング」は、ファンでなくとも好きな人が多い楽曲。

たのきんスーパーヒットシリーズって何?

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