第14回日本アカデミー賞
第14回日本アカデミー賞は1991年3月22日に東京プリンスホテルで開催された日本アカデミー賞発表・授賞式である。司会は高島忠夫と古手川祐子。
最優秀作品賞『少年時代』
『少年時代』は柏原兵三の小説『長い道』と藤子不二男Aの同名漫画を原作にした作品。昭和19年の富山を舞台に、東京から疎開して来た小学5年生の進二と、地元の少年たちとの友情や葛藤を描いている。
ラストに流れる井上陽水の同名主題歌もヒットし、作品を大いに盛り上げた。この曲は原作者である藤子不二雄Ⓐが、友人である井上陽水に依頼したという。
ラストに流れる井上陽水の同名主題歌もヒットし、作品を大いに盛り上げた。この曲は原作者である藤子不二雄Ⓐが、友人である井上陽水に依頼したという。
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優秀作品賞は以下の通り。
櫻の園
死の棘
白い手
夢
櫻の園
死の棘
白い手
夢
最優秀監督賞:篠田正浩『少年時代』
篠田正浩監督は岐阜県岐阜市出身。妻は女優の岩下志麻。高校時代は400m走の選手で、早稲田大学第一文学部に進学した際は早大競走部に入部する。後にオリンピックマラソン代表の瀬古利彦を育てた中村清に長距離転向を促され、1年生で1950年の箱根駅伝に出場した。
監督としての代表作は本作のほか、1977年の『はなれ瞽女おりん』や1986年の『鑓の権三』など。
監督としての代表作は本作のほか、1977年の『はなれ瞽女おりん』や1986年の『鑓の権三』など。
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優秀監督賞と作品は以下の通り。
小栗康平(死の棘)
黒澤明(夢)
神山征二郎(白い手)
中原俊(櫻の園)
小栗康平(死の棘)
黒澤明(夢)
神山征二郎(白い手)
中原俊(櫻の園)
最優秀主演男優賞:岸部一徳『死の棘』
岸部一徳は京都府京都市出身。ザ・タイガース、PYG、井上堯之バンドのベーシストとして活躍し、初期の『太陽にほえろ!』メインテーマや、「傷だらけの天使」のメインテーマでベースを弾いている。その後俳優に転じた。
島尾敏雄監督の『死の棘』では浮気する旦那であるトシオ役で出演。作品のカンヌ国際映画祭 審査員グランプリ受賞に貢献した。
島尾敏雄監督の『死の棘』では浮気する旦那であるトシオ役で出演。作品のカンヌ国際映画祭 審査員グランプリ受賞に貢献した。
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優秀主演男優賞は以下の通り。
真田広之(つぐみ/病院へ行こう/リメインズ 美しき勇者たち)
原田芳雄(浪人街/われに撃つ用意あり)
森繁久彌(流転の海)
役所広司(オーロラの下で)
真田広之(つぐみ/病院へ行こう/リメインズ 美しき勇者たち)
原田芳雄(浪人街/われに撃つ用意あり)
森繁久彌(流転の海)
役所広司(オーロラの下で)
最優秀主演女優賞:松坂慶子『死の棘』
松坂慶子は東京都大田区出身。1967年、当時中学3年の時、幼児向けコメディ『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』でテレビに初出演した。1973年のNHK大河ドラマ『国盗り物語』で濃姫を演じ、広く知られるようになった。
『死の棘』では、夫の不倫により神経が狂ってしまう妻ミホを演じ、岸部一徳とともに作品をカンヌ国際映画祭 審査員グランプリ受賞に導いた。
『死の棘』では、夫の不倫により神経が狂ってしまう妻ミホを演じ、岸部一徳とともに作品をカンヌ国際映画祭 審査員グランプリ受賞に導いた。
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優秀主演女優賞は以下の通り。
岩下志麻(極道の妻たち 最後の戦い/少年時代)
佐久間良子(遺産相続)
牧瀬里穂(つぐみ/東京上空いらっしゃいませ)
宮本信子(あげまん)
岩下志麻(極道の妻たち 最後の戦い/少年時代)
佐久間良子(遺産相続)
牧瀬里穂(つぐみ/東京上空いらっしゃいませ)
宮本信子(あげまん)
最優秀助演男優賞:石橋蓮司『公園通りの猫たち』『浪人街』『われに撃つ用意あり』
石橋蓮司は東京都品川区出身。コミカルな役柄から悪役まで幅広く演じるほか、テレビのドキュメンタリー番組のナレーションやNHKの人形劇などでの声の仕事でも活躍。1985年には『ビニールの城』でゴールデン・アロー賞演劇賞を受賞している。
『公園通りの猫たち』では関雪夫役、『浪人街』では母衣権兵衛役、『われに撃つ用意あり』では秋川役を演じた。
『公園通りの猫たち』では関雪夫役、『浪人街』では母衣権兵衛役、『われに撃つ用意あり』では秋川役を演じた。