時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《遠山の金さん編》
2017年7月21日 更新

時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《遠山の金さん編》

「時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《暴れん坊将軍編》」では時代劇の定番中の定番である『暴れん坊将軍』に関するお決まりシーン・フレーズついて、列挙してみたが、今回はこれも定番中の定番である『遠山の金さん』に特化したものを列挙してみようと思う。さて、どのようなものがあるでしょうか?

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主人公を演じた俳優が一番多い!!

遠山ざくら色々!!

遠山ざくら色々!!

『遠山の金さん』の俳優が一同に集まってます。
『遠山の金さん』と言えば、テレビ、映画、舞台などで色々な役者さんが演じてますが、皆さんはどの「金さん」がお好きでしょうか。私としては杉良太郎ですかね。ずいぶん昔のことになります。
テレビで放映された時代劇は、今までに、天空の星の如く数あれど(少し大げさかな?)、人気の時代劇といえば、『水戸黄門』、『暴れん坊将軍』、『遠山の金さん』、『大岡越前』などではないだろうか?
これらの時代劇は、奇妙な共通点ではあるが、実際のモデルになる人物が実在したのだ。だが、主人公を演じた俳優の数で上の時代劇を比べてみると、ダントツで『遠山の金さん』が多く、延べ9人にもなる。なぜだろうか?マル一日、調査し考えてみたが、答えを見出せなかった。判る方がおられたらお教え下さい m(__)m

まずは、『遠山の金さん』のおさらいから始めましょう!!

高橋秀樹が演じた際の「遠山の金さん」

高橋秀樹が演じた際の「遠山の金さん」

決め台詞やポーズが大胆で、ちょっと大げさだったかも・・・?
遠山の金さん(とおやまのきんさん)は、実際、江戸時代後期の実在人物だった江戸町奉行・遠山金四郎景元を主人公としているが、物語は史実を基に、講談や歌舞伎や演劇などで大胆に脚色・構成された時代劇である。無声映画が主流だった昔より、スター級の俳優が演じていた定番中の定番時代劇で、テレビが娯楽の中心になっても、やはり、多くの番組で『遠山の金さん』を主人公として取り扱っている。
その中でも特に有名な物と言えば、
テレビ朝日版の遠山の金さんシリーズ(1970年~)とTBS版の江戸を斬る(1975年の第2部以降)であろう。各々を下記に示す。

テレビ朝日
1. 遠山の金さん捕物帳(主演:中村梅之助、1970年 - 1973年、全169話)
2. ご存知遠山の金さん(主演:市川段四郎、1973年 - 1974年、全 51話)
3. ご存じ金さん捕物帳(主演:橋幸夫、  1974年 - 1975年、全 27話)
4. 遠山の金さん   (主演:杉良太郎、 1975年 - 1979年、全131話)
5. 遠山の金さん   (主演:高橋英樹、 1982年 - 1986年、全198話)
6. 名奉行 遠山の金さん (主演:松方弘樹、 1988年 - 1998年、全219話)
7. 遠山の金さん   (主演:松平健、  2007年、    全 9話)

TBS
1. 江戸を斬る 2~6部 (主演:西郷輝彦、 1975年 - 1981年、全134話)
2. 江戸を斬る 7部  (主演:里見浩太郎、1987年、    全 30話)
3. 江戸を斬る 8部  (主演:里見浩太郎、1994年、    全 26話)

では、実在の遠山金四郎景元とはどんな人物だったのか!?

遠山景元は、幼名は通之進、通称は金四郎。左衛門尉に叙され、号は“帰雲”と称す。景晋の子。小納戸、小普請奉行、作事奉行、勘定奉行などを経て1840年(天保11)に北町奉行となる。「天保の改革」のおり、諸問屋の株仲間解散に反対して老中・水野忠邦から差控される。また三芝居を江戸郊外の浅草へ移転することによってその存続を図ったのも、彼の力によるという。目付のあと南町奉行・鳥居耀蔵とは、とかく対立し大目付に転ず。忠邦の失脚後、ふたたび南町奉行の職につくという異例の人事となった。当時の町奉行所内では大岡忠相以来の裁判上手という評判であった。若年のころは身持ちが悪く遊人や中間たちとも交際し、俗説では腕に桜花の刺青があったという。この逸話を元に、「遠山の金さん」として講談、芝居、テレビなどでほど良く脚色されて、世に知れ渡ることとなった。安政2年2月9日没。墓は東京都本郷丸山の本妙寺。
景元の死後、講談・歌舞伎で基本的な物語のパターンが完成し、陣出達朗の時代小説「遠山の金さんシリーズ」などで普及した。現在では、テレビドラマの影響を受けて名奉行として世に認知され、大岡忠相と人気を二分することもあるが、ドラマのような名裁きをした記録はほとんどない。そもそも三権分立が確立していない時代、町奉行の仕事は江戸市内の行政・司法全般を網羅している。言わば東京都知事と警視総監と東京地方裁判所判事を兼務したような存在であり、現在でいうところの裁判官役を行うのは、町奉行の役割の一部でしかない(もっともこれは大岡にも言えることである)。
遠山景元・晩年の肖像画 (千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵)

遠山景元・晩年の肖像画 (千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵)

景元は青年期の放蕩時代に彫り物(有名な「桜吹雪」!!」)を入れていたといわれるが、これも諸説あり、「右腕のみ」や「左腕に花模様」、「桜の花びら1枚だけ」、「全身くまなく」と様々に伝えられる。また、彫り物自体を疑問視する説や、通常「武家彫り」するところを「博徒彫り」にしていたという説もある。
景元が彫り物をしていた事を確証する文献はないが、若年のころ侠気の徒と交わり、その際いたずらをしたものであるとする説が有力視される。しかし今となっては事実かどうかは判別できない。

『遠山の金さん』の基本的な流れ!!

 1.事件の発端から悪者の捕縛まで

遠山の金さん捕物帳のオープニング 親分&子分ズ

テレビ朝日系の遠山の金さん捕物帳(主演:中村梅之助、1970年 - 1973年、全169話)で流れていたオープニング曲でした。まさか、親分&子分ズが歌っていたとは・・・!!。
事件が起き、“北町奉行の遠山景元”が“遊び人の金さん(正体を知らない岡っ引き等には“金の字”や“金公”と呼ばれていたりする)”として自ら潜入捜査を行い、事件の真相と黒幕を突き止める(松平健が演じる金さんは被害者の職業に扮し、その人物の代わりに来た、として潜入した回もある)。その後、被害者や共犯者など関係者が全員揃った場所(多くの場合、黒幕の屋敷)に乗り込み、突き止めた悪事の数々を言い立てる。しかし悪人たちは金さんをただの遊び人と見下し、悪事を全て認めたうえで、被害者と共に抹殺しようと金さんと悪人たちが入り乱れてチャンバラが始まる。ここで金さんが片肌を出しながら、「この金さんの吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!」という啖呵はあまりにも有名なフレーズだ。この後、悪人たち全員が金さん一人に気絶させられる(金さんは多くの場合素手だが、杉良太郎、松方弘樹が演じる金さんは、刀などの得物を奪って峰打ちで返り討ちにする場合もある。高橋英樹は水で濡らした手ぬぐいが得物だった)。チャンバラが終わろうとする頃に、悪人を捕縛するため「御用だ!御用だ!!」と、奉行所連中がその場に駆けつけるが、(同心が「北町奉行所だ!!神妙にせぃ!!」などと発する)、金さんは、彼らに姿を見られないように間一髪で立ち去る。

『江戸を斬る』第7部 島抜けの謎を追え 殺陣

里見浩太郎もいろんな役をやっていますね!!この人は『水戸黄門』の色が強いんですよね!!?
それから、『江戸を斬る』の方が若干ソフトな印象を受けました。ここではもろ肌を脱いで「桜吹雪」を派手に見せていますが、「桜吹雪」を毎回、毎回、見られるとは限りませんでした。

 2.お白州でのやり取り

ドラマの後半部では、必ず捕縛された悪者たちと被害者一同がお白州に引き出され、今で言う”罪状認否”や証拠固めなどが行われる。言わば、このドラマの核心部分であり、超~有名」フレーズがポンポン飛び出るシーンでもある。
お白洲には「至誠一貫」と書かれた額が掲げられており、遠山奉行が

「北町奉行・遠山左衛門尉様、ご出座~!!」

の声と太鼓と共に登場する。
幕府高官や藩の重役などが悪人の仲間である場合、参考人などの形で陪席することがほとんどであり、陪席しない場合は次の間に控えて裁きの推移を窺っていることもある。遠山が

「これより〇〇について吟味を致す、一同の者面を上げい!」、「さて○○(悪人)、××(罪状)とあること既に吟味左結果明白であるが様相違無いな!」

と悪人に罪状を問いただす。悪人は
「滅相もございません・・・」、「何かの御間違いでございましょう!」、「名奉行と呼ばれる遠山様とも思えませぬな!」

などと言ってシラを吐く(犯行を否認する)が、被害者は証人として“遊び人の金さん”を呼ぶよう訴える(「遊び人の金さんを呼んで下さい。金さんが全てを知っています」)。しかし悪人は金さんの存在を否定し、遠山に罵声を浴びせる。
幕府高官や藩の重役などが陪席している場合、その高官が

「遠山殿、これは全く意味のない白洲ですぞ。」「**奉行(幕府の閣僚や藩の重役の名称もあり)である身供をここに座らせるとは、御身のお立場も危ういですぞ!」

等と、とぼけた様に悪人の方を持ち、無罪を主張したり、圧力をかけたりする。
終いには金さんを(逆恨みした)被害者の一味扱いした上で、悪口雑言(「背中一面にものすごい入れ墨をしている、とんでもない極悪人」、「そいつはお前さんのイロかい?」、「詐欺師・ペテン師」など)を並べ立てたりする。
悪人や取り巻きたちの罵声が最高潮に達した時、遠山が

「やかましぃやい! 悪党ども!!」「おうおうおう、黙って聞いてりゃ寝ぼけた事をぬかしやがって!」

などと、今までの謹厳な口調とはガラリと変わった江戸言葉で一喝する。

 3.ついにドラマのクライマックスだ!!

江戸を斬る第7部 桜吹雪が悪を断つ

みんなが「待ってました!!という場面だ!!
遠山が
「この桜吹雪に見覚えがねぇとは言わせねえぜ!」

などと言いながら片肌脱ぐと、そこには“金さん”と同じ桜の彫り物(このとき金さんが桜吹雪を見せている時の映像を回想の様に流す事もある)。一同、全てを“金さん”こと遠山に見られていた事を知って驚愕する。このとき多くの悪人は

「ははぁ!!畏れ入り奉りました!!」

などと観念する。被害者は

「ああ、金さん!!」

と驚きを交えつつ言う。
幕府の高官や藩の重役などが陪席している場合、その高官が「おのれ遠山!」などの言葉とともに遠山に斬りかかろうとし、撥ね返される(大体、長袴で蹴り倒される)。この役目は高官のみならず、白洲にいる博徒等の罪人が担うこともあるが、いずれにしろ跳ね返される。高官や藩重役など陪席しない場合、次の間で切腹などしてしまう場合もある。
悪人が観念したところで遠山が姿を戻し、判決を言い渡す。主犯には大抵

「(市中引き回しの上)打ち首獄門」または「磔獄門」、共犯は「終生遠島」、高官には「御公儀(評定所・**藩)より、追って極刑(切腹)の沙汰があろう」と言う。その後「引っ立てい!!」となる。悪人の手下(場合によっては悪人本人も)はこの時もジタバタしていることが多い。また、捨て台詞を吐くこともある。

 4.最後に「これにて一件落着」!!

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