「レインマン」の舞台化
日本での舞台化
2006年、世界で初めて日本で舞台として上演されました。
チャーリーは椎名桔平、レイモンドを橋詰功が演じ、2007年に再演されました。
チャーリーは椎名桔平、レイモンドを橋詰功が演じ、2007年に再演されました。
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イギリスでの舞台化
2008年アポロシアターで舞台化されました。
チャーリーをジョシュ・ハートネット、レイモンドはアダム・ゴッドリーが演じました。
脚本:ダン・ゴードン、演出:デイヴィッド・グリンドリー
チャーリーをジョシュ・ハートネット、レイモンドはアダム・ゴッドリーが演じました。
脚本:ダン・ゴードン、演出:デイヴィッド・グリンドリー
「レインマン」のテーマ
Hans Zimmer - Rain Man theme - YouTube
via www.youtube.com
トム・クルーズの映画と言えば、アクションや派手な演出というイメージですが、日常の小さな事件を積み重ねて、愛に飢えていたチャーリーが再生していく様子を淡々と描いている「レインマン」も、トム・クルーズの代表作と言えるでしょう。
旅の終わりにレイモンドがチャーリーを「メイン・マン(親友)」と呼び、人に体を触られるのを極端に嫌っていたレイモンドの額にチャーリーが自分の額を摺り寄せるのをレイモンドが黙って受け入れる場面、この一瞬のために二人の1週間の旅があったのだと思った途端涙腺が壊れました。
最初は兄をお金のために利用することしか考えていなかったチャーリーが、段々とレイモンドと心通わせ、幼いころの思い出や、愛されていないと思っていた父親の愛情に気付く様を丁寧に描いています。レイモンド役のダスティン・ホフマンの演技がすごいです。感情の表現を一切使わずに弟への愛情を表す演技が特にすごかったです。
現在は日本でも自閉症や発達障害について、ようやく少しずつ知られるようになりましたが、20年以上前に専門家の監修のもとに、自閉症やサヴァン症候群の人物を描いた作品が出来ていたということに、驚きを感じます。障害があるかどうかではなく、一人の人間としての人と人との関わりというものを考えさせられた映画です。
脚本・演出:鈴木勝秀