駅の伝言板
便利なのですが、高校生だと伝言板を使うのは恥ずかしいという気持ちが先行してしまい、実際使ったことは無かったです。
でも伝言板を見ると、毎日何かしら書かれていて、使用している人も多かったですね。
伝言板の歴史は古く、1904年(明治37年)に東海道線新橋駅を始めとする8駅に告知板という名称で設置されました。
伝言板という名称を始めて使ったのは東武鉄道で、1906年(明治39年)に設置されています。
そして戦後は国鉄でも伝言板という名称が使用されるようになっていきました。
伝言板の歴史は意外に古かったですが、1996年に携帯電話の普及やいたずら書きの多発をを理由に、撤去する駅が相次いでいったのです。
伝言板の消滅は、1990年代の爆発的な携帯普及を示すエピソードです。
「昔の人は時間厳守だよ。一度、家を出ちゃったら連絡が全く取れないから」「渋谷に着いたら連絡してね、とかできないから」「伝言板っていう黒板があったんだよ、駅前に」「マジすか!」「<××時まで待ったから帰るぞ 野口>」とか書くんだよ」「マジすか〜!野口いっぱいいたらどうするんすか!」
— 守山菜穂子 ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) September 12, 2016
とにかく待つ
何時にどこどこでと細かく打ち合わせをして、とにかく遅れないで待ち合わせ場所に行く…これしかありませんでしたね。
とはいえ当日になって体調不良や寝坊など、何かしらトラブルに見舞われることも少なくありません。
家を出る前であれば、家の電話にかけて伝えることも出来ますが、既に家を出てる場合には誰にも手の打ちようがありません。
そこで来るかもしれない、来ないかもしれない相手を来ると信じて何時間も待った想い出がある方も少なくないと思います。
便利ではありませんが、今よりもゆったりとした時間が流れていました。
そして遅刻した人を許す、懐の広さや寛容さもあり、古き良き?時代だったのかもしれません。
ポケベル
最初はただ、発信者が携帯者をベルで呼び出しをするだけの機能でしたが、数字を打ち込める機能が不随するようになっていきます。
「14106」=「アイシテル(愛してる)」など数字の語呂合わせで簡単なメッセージを送り合えるようになり、短文で急用を告げることも出来るようになりました。
ポケベルは待ち合わせの連絡にも、随分貢献しましたね。
携帯電話の普及によって、ポケベルは衰退していき2019年9月に一般向けのサービスが終了しています。
ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」で使用されたことでも有名ですが、全てが懐かしいです。
ポケベルが鳴らなくて CM 裕木奈江 緒形拳
誰かの家に集合
10代クンの「人と待ち合わせして、会えるかどうかわからないなんて、どうぶつの森みたいっすね!」っていうのには笑った。確かにそうだなあ。ポケモンGOより会える確率が低かったかもしれない。
— 守山菜穂子 ブランドコンサルタント (@nao_moriyama) September 12, 2016
誰かの家ならば待っている間にトイレにもなど自宅に電話することで連絡も取れますので、確かに良い方法ですね。