【訃報】ロス・インディオスの棚橋静雄さん死去。
音楽グループ「ロス・インディオス」のリーダーでボーカルの棚橋静雄(たなはし しずお)が19日、多臓器不全のため埼玉県戸田市の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。85歳でした。
第一報はこちらです!
【訃報】「ロス・インディオス」棚橋静雄さんが多臓器不全のため死去 85歳https://t.co/ywu4NiWujZ
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 21, 2023
亡くなる数日前に階段から転落し、救急搬送されていたという。ロス・インディオスは1962年に結成され「コモエスタ赤坂」などのほか、シルヴィアとのデュエット局「別れても好きな人」がヒットした。 pic.twitter.com/A3BOGP1FkY
棚橋さんは1938年7月25日、東京都出身。1962年に「ロス・インディオス」を結成、ラテン音楽を中心に音楽活動を展開し、1968年にはムード歌謡「コモエスタ赤坂」「知りすぎたのね」が大ヒットしました。そして1979年には女性歌手・シルヴィアとのデュエット「別れても好きな人」がミリオンセラーを記録し、その人気を不動のものに。その後、2022年に行われた60周年記念コンサートで歌手業を引退しました。それに合わせ「ロス・インディオス」の名を後世に残すためオーディションを実施、新メンバーが決定し、来月の日本歌手協会第50回歌謡祭で発表される予定だったものの、それを目前にしての訃報となりました。
ロス・インディオスの代表曲「別れても好きな人」を振り返る!!
日本のムード歌謡を代表する一曲である「別れても好きな人」。「3年目の浮気(ヒロシ&キーボー)」「夏のお嬢さん(榊原郁恵)」などで有名な佐々木勉のペンによる楽曲で、元々は1969年に松平ケメ子、パープル・シャドウズが歌っていました。それを70年代に入りロス・インディオスがカバー、さらに1979年にはシルヴィアとのデュエット曲としてレコードをリリースすることとなります。
パープル・シャドウズ版「別れても好きな人」
1979年9月に発売されたロス・インディオス&シルヴィア名義での「別れても好きな人」。男女のデュエット曲となり、また歌詞の一部が変更されるなどアレンジが施された同曲は瞬く間に話題となり、オリコン最高位4位、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。そしてロス・インディオス&シルヴィアは1980年のNHK紅白歌合戦に初出場。ムード歌謡を代表する人気グループとして名を残すこととなりました。
「別れても好きな人」のシングルレコード
ロス・インディオスの名曲を振り返りたくなった方はこちらで!
関連記事
「ロス・インディオス&シルヴィア」のボーカル『シルヴィア』早すぎる死…。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

「ロス・インディオス&シルヴィア」として、1979年にリリースされたデビュー曲「別れても好きな人」がミリオンセールスとなり一躍スター歌手となった歌手のシルヴィアさん。52歳の若さでお亡くなりになりました。
昭和の香りムンムン!70年代にデビューした、女泣かせの魅惑のムード歌謡グループたち。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

ムード歌謡グループは息が長い。一般的には60年代にデビューしたグループの認知度が高いように思われます。彼らは60年代以降、今日でも頑張っているグループが少なくないからでしょう。では70年代には魅惑のグループはデビューしなかったのかといえばそうではありません。女泣かせの、昭和の香りを漂わせたグループがいくつもいます。
ムードというだけで何やら怪しげな「ムード歌謡」。そのディープでオリジナルな世界を覗いてみましょう。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

日本が誇る世界にも例を見ない音楽ジャンルのひとつ「ムード歌謡」。なんとなく怪しげですが、その独特な世界は一度はまると抜けられなくなりますよ。ちょっと恐々覗いてみませんか?
18 件