ミランとの開幕戦ではバレージとの接触により鼻骨を骨折し、いきなり長期離脱を強いられた。
衝突の瞬間については「鉛が当たったような感覚。バレージの頭は相当固かったですね(笑)」と回想。
引退
1997年6月23日、自身の体力の衰えを理由に現役引退を発表。
最後のシーズンは36歳というサッカー選手では高齢でありながらシーズン26試合に出場したが、クリスティアン・ヴィエリの突破を許すなど、体力の衰えは顕著となっていた。
同一クラブにおける通算試合出場数「541」は、セリエA歴代3位の記録である。
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1997年10月28日、本拠地サン・シーロで行われたバレージの引退記念試合には、ACミランのオールドスターたちが豪華に顔を揃えると、世界選抜チームと対戦。
ミラン一筋でキャリアを終えたバレージは、スタジアムを埋めた満員の観衆の前で最後のプレーを見せた。
そして、試合終了5分前に選手交代の合図とともにバレージがピッチを去ると、代わって出場する選手は誰もいなかった。
それは、代わりがきかない選手であること、そして背番号「6」がクラブ史上初の永久欠番となることを人々に知らせる演出だった。
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