改めて小林綾子についておさらい!
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小林 綾子(こばやし あやこ、1972年8月11日 - )は、日本の女優。
東京都出身。東映マネージメント所属。以前は東映児童演技研修所→東映アカデミータレント部に所属していた。
幼少期よりテレビドラマやCMを中心にタレント活動を始める。
1983年、NHK朝の連続テレビ小説『おしん』の少女時代を熱演し、一躍、その名を馳せることになる。後年、『おしん』は海外80ヶ国以上で放映され、人気を博す。
東京都立大泉高等学校卒業後、立命館大学文学部英文科に入学した。
特技:クラシックバレエ、ソシアルダンス、ピアノ、日舞、ウクレレ、英会話、茶道(表千家講師)
趣味:旅行、登山、読書、映画鑑賞
1999年に4歳年上の大手建設会社勤務の建築デザイナーと結婚したが2010年に離婚した。
子役だった小林綾子の出世作にして代表作「おしん」
子役として活動していた小林の運命を変えたのは、1983年放送のこのドラマだった。
「おしん」(第4話より)
4話は小林の初登場回となる。
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『おしん』は、1983年(昭和58年)4月4日から1984年(昭和59年)3月31日まで放送されていた日本のNHK連続テレビ小説第31作。
8月15日から8月20日までの6日間は『もうひとりのおしん』放送につき中断、NHKの連続テレビ小説では『鳩子の海』以来の1年間放送となった。全297話。NHKテレビ放送開始30周年記念作品。
1983〜84年の平均視聴率は52.6%最高視聴率62.9%。これはビデオリサーチの統計史上、テレビドラマの最高視聴率記録となっている。
スリランカ、インドネシア、フィリピン、台湾、香港、ベトナム、アフガニスタン、シンガポール、エジプト、イランなど世界68ヶ国や地域で放送され「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」とされ、なおファンが多く根強い人気がある。
世界が泣いた「おしん」の物語とは!?
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小林綾子の少女期おしんは第4回から第36回まで。
1983年(昭和58年)新春、北へ向かう列車の中である老婦人が座っていた。彼女の名は田倉(たのくら)しん。
三重県志摩半島各地に構えるスーパーマーケットの経営者であった彼女は、新店舗開店という記念すべき日に行方をくらましてしまった。一族が騒然とする中、しんとは血こそ?がらないものの孫同然の間柄である大学生・八代圭(やしろ けい)は昔、しんが語ってくれた思い出話を頼りに山形県の銀山温泉へ当ても無い捜索の旅に出た。
その地で偶然にしんと出会った圭は今すぐ三重へ戻るよう説得するも、しんは帰ろうとせず山形のとある廃村に行こうとしており、話を聞かない。だが圭はしんの願いを叶えてあげたいという気持ちになり、彼女をおぶって雪深い山道を進み、廃村へと辿り着いた。そこがしんの故郷であり、雪の中で廃屋となっていた我が家を見たしんの眼に涙が浮かんでいた。
そうして、しんは圭にこの家出が80年以上の人生で自分は一体何を得て、何を失ってしまったか。また、自分のことだけしか考えない経営方針に突き進む息子・仁(ひとし)をどこでそういう息子にしてしまったのかを振り返るための旅だとうち明けた。
「おしん」は小林が少女編を演じた後、青春編、試練編、自立編、太平洋戦争編、再起編、完結編と続き、青春~成年期を田中裕子が、中年~老年期を乙羽信子が演じた。
小林の熱演で「おしん」は国民的ヒットに
本放送の人気ぶりから『オシンドローム』と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こした。
田中角栄も己の人生と『おしん』を照らし合わせて、涙ながらに「俺は男おしんだ」と語っている。
TV放送をこよなく観賞していた昭和天皇も連続テレビ小説を能く視聴し、『おしん』を見た際に「ああいう具合に国民が苦しんでいたとは、知らなかった」と感想を述べたという。
本放送時、札幌市水道局の水道使用量が急速に減少して警告が鳴り、ラジオドラマ『君の名は』の再来か、というエピソードが当時の北海道新聞に掲載された。
ドラマと現実の区別がつかなくなった熱狂的な視聴者が、おしん役の小林や母ふじを演じた泉ピン子宛てに米を送ったり、「おしんに渡してほしい」と、NHKに多額の金銭を送ってきたこともあった。おしんの父・作造がおしんやふじに厳しく接するため、作造役の伊東四朗宅に「お宅のご主人は娘に厳しすぎる」と視聴者が抗議に訪れ、家人が「あれはそういう役」「うちには娘はいない」と応対するも最後には庭先で口論になったこともあったという。おしんと対立した姑を演じた高森和子は町中でにらみつけられたり、苦情を言われたこともあった。
日本だけでなく世界でも人気となった
どれぐらいヒットしたのか…
* 世界63か国や地域で放送され、「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」
* 中国/初回放送から20年経っても再放送されている。
* 香港/主題歌が大ヒット。
* 台湾/オープニング・エンディング曲が大ヒット。再放送27回目。
* ベトナム/メイドや家政婦のことを「おしん」と呼ぶ。
* エジプト/放映中に停電発生→視聴者大激怒→電力会社とテレビ局に暴動を起こす→政府が慌てて再放送を約束→暴動がようやく収まる。
* フランス/最高視聴率100%
* イランやアフガニスタン/最高視聴率90%以上。「Oshin(ウーシン)」は日本を表す代名詞となる。
* ジャマイカ/子供の性別を問わず「オシン」と名づけることが流行する。