日本でも放送されたテレビシリーズを4人の監督が甦らせた映画「トワイライトゾーン」
2017年1月26日 更新

日本でも放送されたテレビシリーズを4人の監督が甦らせた映画「トワイライトゾーン」

日本でも「ミステリーゾーン」として放送された、人気のSFテレビドラマシリーズ「トワイライトゾーン」を、4人の監督が1話ずつ担当したオムニバス形式の映画「トワイライトゾーン」。4人の監督の個性も見える不思議な世界を振り返ります。

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映画「トワイライトゾーン」とは

ロッド・サーリングが生んだ人気SFテレビドラマシリーズ『トワイライト・ゾーン』を、ジョン・ランディス、スティーヴン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーという当時最も波に乗っていた4人の若手監督を起用して甦らせたオムニバス映画。日本での公開は1984年。撮影中の事故により、第1話に主演していたヴィック・モローの遺作となった。
撮影中のヘリコプターの墜落に巻き込まれたヴィック・モローと子役の2人が無くなったことで、第1話のストーリーも変更となってしまいましたが、プロローグから始まり、4話とエピローグそれぞれに、不思議な世界が繰り広げられます。

映画「トワイライトゾーン」のあらすじ

プロローグ「REALLY SCARY」

夜の道を、2人の男がCCRの「ミッドナイトスペシャル」を流しながら走っていました。カセットテープが故障し、ラジオも壊れていたために、テレビシリーズのテーマ曲クイズを始めます。「トワイライトゾーン」も話にできて、「あれは本当に怖かった」と話し合ったところで、助手席の男が言います。「本当に怖いものを見たくないか?」そして車を止めさせます。運転している男は、ワクワクしながら待っていますが、向こうを向いていた助手席の男が振り返ると、世にも恐ろしい悪魔のような顔に変わり、運転席の男に襲い掛かります。夜空に絶叫が響き渡り、トワイライトゾーンのオープニングテーマが流れ始めます。
プロローグの2人の男たち

プロローグの2人の男たち

初めは楽しげな2人でしたが、「本当に怖いもの」をキーワードに、意外な結末に進んでいきます。

第1話「偏見の恐怖」

ビル・コナーは、昇進のチャンスをユダヤ人に奪われて怒っていました。昇進による昇給を当てにして家を買ったのに、昇進できなかったのはユダヤ人のせいだ、と言うのです。友人のラリーとレイがなだめますが治まらないビルは、昇進を横取りしたユダヤ人、家の債権者の東洋人、近所に住む黒人すべてが、アメリカ人である自分を脅かしていると言い捨て、バーを出ます。
店を出たビル・コナー

店を出たビル・コナー

ビルが店を出ると、そこは見知らぬ町並みでした。
店を出たビルは、見知らぬ街に立っていました。そこはナチスドイツが支配する街で、ビルはドイツ軍の兵士に追われ、銃で撃たれてケガをしながらも逃げ出しますが見つかってしまいます。かくまってもらおうとした家にも兵士がやってきて、窓から逃げようとしたビルは、2階から落ちてしまいます。
ナチスドイツの兵士に追われるビル

ナチスドイツの兵士に追われるビル

2階から落ちたビルは、気が付くと別の場所にいました。
2階から落ちたビルは、気が付くと別の場所にいました。ビルの周りを何人もの人が取り囲み、「見つけたぞ、黒人め」と銃を突きつけます。訳が分からずにいるビルに、「黒人は縛り首だ」とロープの準備をしています。何とか逃げ出したビルは、川に逃げ込み銃撃や猟犬から逃れることができました。川から顔を出したビルは、今度はベトナムの川の中にいました。アメリカ軍の兵士たちを見つけ、助けを求めますが、アメリカ兵はゲリラだとして銃撃をしてきます。アメリカ兵の投げた手りゅう弾に吹き飛ばされたビルは、またもナチスドイツの支配する街で、ユダヤ人として移送用の貨車に乗せられます。貨車の外にはバーで一緒だったラリーとレイが見えますが、助けを求める声も届かず、貨車は動き出してしまいます。

第2話「真夜中の遊戯」

ある日の老人ホーム、コンロイは息子家族と週末を過ごすために、荷造りを済ませていましたが、息子たちは都合が悪くなったと言い、コンロイを残して去っていきます。ホームの中では夢や希望を無くした老人たちが、思い出話をして過ごしていました。新しくやってきたブルームは、規則を破って夜中に缶けりをしようと提案します。「遊びを忘れた時から人は老い始める」というブルームの言葉に、コンロイを除くみんなが夜中の缶けり遊びに参加することにします。
真夜中に缶けりをする老人たち

真夜中に缶けりをする老人たち

ブルームは、子供の心を思い出すことで、夢や希望を取り戻そうと話します。
約束の時間になり、缶けりを始める老人たち。遊んでいるうちに、体の痛みも忘れ子供のように夢中になっていきます。しばらくすると、自分の着ている服が、ぶかぶかに大きくなっていることに気付きます。お互いを見ると、子供の姿に変わっていました。腰も脚も痛くありません。若返った体で、もう1度生き直してみないかと言うブルームに、ほとんどの老人は、夫はもう亡くなっている、学校にはもう行きたくない、誰が世話をしてくれるのかと、様々な理由で元の体に戻ることを望みます。
子供のままでいるか、元に戻るか話し合う老人たち

子供のままでいるか、元に戻るか話し合う老人たち

ブルームは、元の体に戻っても、若い心を持っていれば、毎日が楽しく過ごせると話します。
子供の姿のまま部屋に戻ってきた仲間たちに気付かず、子供たちが部屋にいることにコンロイは驚き、ホームの世話人を呼んできますが、みんな元の姿に戻っていました。ただ1人エイジーだけが子供の姿のまま窓から外に飛び出します。コンロイは思わず「私も連れて行ってくれ」と言いますが、エイジーは「君は運命に従うんだ」と言い残して行ってしまいます。翌日、庭で缶けりをするコンロイをみて、ブルームは「彼も大丈夫」と言って次の老人ホームへと去っていきました。
元の姿に戻った老人たち

元の姿に戻った老人たち

コンロイだけではなく、自ら元に戻ることを望んだ他の老人たちも、希望を持って日々を過ごすようになります。
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