2000年に公開、『グラディエーター』――コモドゥスの統治で腐敗していくローマ帝国を止めるために戦う姿のマキシマスはかっこよかったですね。
2020年2月29日 更新

2000年に公開、『グラディエーター』――コモドゥスの統治で腐敗していくローマ帝国を止めるために戦う姿のマキシマスはかっこよかったですね。

人望があり力があるがゆえに、望まぬ政争に巻き込まれる男、マキシマスの悲劇とも言える内容には悲しくも、正義心をもって戦い抜いたその姿は漢の中の漢でした。愚帝コモドゥスとの確執の戦闘シーンは心が震えましたね。そんな『グラディエーター』振り返ってみましょう!

1,128 view

「ローマ・ブーム」

古代ローマ時代への関心増加を引き起こし、ニューヨーク・タイムズ紙は現象を「グラディエーター効果("Gladiator Effect")」と評した。大きく時代が異なるローマ時代の政治家キケロ(作中で登場人物のモチーフにされている)の専門的な考察書「Cicero: The Life and Times of Rome's Greatest Politician(「キケロ―あるローマの偉大な政治家、その生涯と生きた時代」アンソニー・エヴェリット、2001年)が飛ぶように売れ、同じくたまたま新たに新訳が行われたアウレリウス帝の著書「自省録」(グレゴリー・ヘイズ訳、2000年)が思索書としては異例の売り上げを記録した。
ローマ時代のみならず歴史映画自体もブームとなり『トロイ』、『アレクサンダー』、『キングアーサー』と立て続けに歴史大作が送り出され、リドリー・スコット自身も十字軍をテーマにした『キングダム・オブ・ヘブン』の監督を請け負っている。この流れは現在まで温存されており、スパルタ時代をテーマにした『300 〈スリーハンドレッド〉』が製作されている。
 (2033920)

グラディエーターの背景の美しさに惹かれて世界史に興味持たれた方も中にはいるのでは?

グラディエーターは、36個の受賞を収めていた!

商業的成功だけでなく芸術的な評価という点でも『グラディエーター』は主演ラッセル・クロウのアカデミー主演男優賞受賞を初め、
Amazon | ブロマイド写真★映画『グラディエーター』ラッセル・クロウ/手を広げる | アイドル・芸能人グッズ 通販 (2033911)

アカデミー、ゴールデングローブ、英国アカデミー賞などを独占して36個の賞を受賞する大成功を収めていました!ノミネートも含めると殆どの賞の部門に上げられており、その中でもホアキン・フェニックスのアカデミー助演男優賞ノミネート、リドリー・スコットのアカデミー監督賞ノミネートが特筆されます。
では、女優賞は誰が獲ったのでしょうか!?
ジュリア・ロバーツ

ジュリア・ロバーツ

なお、出演した映画は、『エリン・ブロコビッチ』。
 (2033915)

『エリン・ブロコビッチ』のDVDのジャケットです!
セクシー感がありますね(*ノωノ)

感想

 (2031756)

マキシマスの勇気や行動力、それに応えたくなる人望にはただただ心打たれたけども、対照的に父(皇帝)にも姉にも愛されなかったコモドゥスは悲しかったですね。どちらかっていうと、劣等感の半端のないコモドゥスが可哀そうで仕方なかったし、「なぜ愛されないか」と自己肯定の揺らぎには共感の持てて引き込まれましたが、でも一番の被害者は、
「皇帝などいらんから故郷に帰りたい」
というマキシマスなんですよね。コモドゥスぅぅぅぅ。(`Д´)ゴゴゴ
織りなす(というか元凶がコモドゥスであるし、彼の手によってマキシマスの人生が狂う)人間ドラマはとても見ごたえがありました。
男性ならば、戦闘シーンに胸をときめかされたのではないでしょうか。
戦闘に出てきたトラは本物だそうなことの上、マキシマス演じたラッセルはこの映画で何度か負傷し、2年くらいかけて完治したとか。
身体の張った演技だからこそ、マキシマスはあんなに輝いて見えるのでしょうね。
運命に翻弄されつつも、最後まで正義心を失わなかったマキシマスは漢でした。
55 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

2000年に公開された「グラディエーター」 アカデミーを受賞した名優ラッセル・クロウの名演技に涙しました

2000年に公開された「グラディエーター」 アカデミーを受賞した名優ラッセル・クロウの名演技に涙しました

人望があり力があるがゆえに、望まぬ政争に巻き込まれる男、マキシマス(演:ラッセル・クロウ)の悲劇とも言える内容には悲しくも、正義心をもって戦い抜いたその姿は漢の中の漢でした。愚帝コモドゥス(演:ホアキン・フェニックス)との確執の戦闘シーンは心が震えましたね。そんな『グラディエーター』振り返ってみましょう!
me*me | 587 view
ミレニアム直前を思い出す!?1999年に流行った音楽や映画

ミレニアム直前を思い出す!?1999年に流行った音楽や映画

世紀末には騒乱のイメージがありますが、1999年は100年単位の世紀末どころか、1000年紀の終わりにあたっていましたよね。ノストラダムスの大予言など何かが起こりそうな雰囲気を醸し出していました。そんな1999年は新しい1000年紀を迎えるための、音楽や映画などいつもとは違う流行が起きていましたよね。今回はそんな1999年に流行ったミレニアムに関連した音楽や映画をご紹介します。
そうすけ | 387 view
2000年に公開された『17歳のカルテ』――思春期に精神科病棟で過ごす彼女たちのヒューマンドラマでした

2000年に公開された『17歳のカルテ』――思春期に精神科病棟で過ごす彼女たちのヒューマンドラマでした

2000年に公開されたアメリカ映画。「カミソリは痛い、水は冷たい、薬は苦い、銃は違法、縄は切れる、ガスは臭い。生きてるほうがマシ」心が不安定な女の子たちの物語を、よどんだセピア色に展開されるものの、小さな力強い希望を貰えるそんな映画でした。
me*me | 1,359 view
12月18日に60歳を迎えるブラッド・ピット!「HAPPY BIRTHDAY!ブラピ生誕祭」と題し歴代出演作を特集!!

12月18日に60歳を迎えるブラッド・ピット!「HAPPY BIRTHDAY!ブラピ生誕祭」と題し歴代出演作を特集!!

洋画専門チャンネルザ・シネマにて、12月18日に60歳の誕生日を迎えるブラッド・ピットが特集されます。
隣人速報 | 217 view
劇場最新作「ブレット・トレイン」公開記念!ブラッド・ピット主演5作品が一挙放送!!

劇場最新作「ブレット・トレイン」公開記念!ブラッド・ピット主演5作品が一挙放送!!

洋画専門CS放送ザ・シネマにて、劇場最新作『ブレット・トレイン』(9/1公開 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)の公開を記念して、関連作が特集放送されます。
隣人速報 | 389 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト