「なんて素敵にジャパネスク」の連載時期
「なんて素敵にジャパネスク」は氷室冴子さんの人気小説シリーズ。
元々、1981年に「小説ジュニア」に第一話が掲載されました。その後、1982年秋に「小説ジュニア」がリニューアルして創刊した雑誌「Cobalt」に第二話が掲載されています。そして1984年には書き下ろしを加えて「なんて素敵にジャパネスク」がコバルト文庫から発売されました。
この小説が大ヒットし、1991年まで全10巻のシリーズが発売されました。当時大人気だった「コバルト文庫」の中でも大人気のシリーズでしたね。少女小説は漫画と違い連載中の作品んだけでなく、文庫で発売された作品がロングヒットしていたので長く愛されていたと思います。
さらに1999年に新装版、2012年にみらい文庫版が発売されているので幅広い世代の方に愛された作品となりました。シリーズ累計発行部数は800万部を超えています。すごいですよね。
元々、1981年に「小説ジュニア」に第一話が掲載されました。その後、1982年秋に「小説ジュニア」がリニューアルして創刊した雑誌「Cobalt」に第二話が掲載されています。そして1984年には書き下ろしを加えて「なんて素敵にジャパネスク」がコバルト文庫から発売されました。
この小説が大ヒットし、1991年まで全10巻のシリーズが発売されました。当時大人気だった「コバルト文庫」の中でも大人気のシリーズでしたね。少女小説は漫画と違い連載中の作品んだけでなく、文庫で発売された作品がロングヒットしていたので長く愛されていたと思います。
さらに1999年に新装版、2012年にみらい文庫版が発売されているので幅広い世代の方に愛された作品となりました。シリーズ累計発行部数は800万部を超えています。すごいですよね。
『なんて素敵にジャパネスク』1984年5月発行、ISBN 4-08-610662-0
『なんて素敵にジャパネスク2』1985年4月発行、ISBN 4-08-610741-4
『ジャパネスク・アンコール!』1985年7月発行、ISBN 4-08-610762-7
『続ジャパネスク・アンコール!』1986年6月発行、ISBN 4-08-610848-8
『なんて素敵にジャパネスク3 人妻編』1988年5月発行、ISBN 4-08-611154-3
『なんて素敵にジャパネスク4 不倫編』1989年3月発行、ISBN 4-08-611261-2
『なんて素敵にジャパネスク5 陰謀編』1990年2月発行、ISBN 4-08-611378-3
『なんて素敵にジャパネスク6 後宮編』1990年7月発行、ISBN 4-08-611429-1
『なんて素敵にジャパネスク7 逆襲編』1991年1月発行、ISBN 4-08-611490-9
『なんて素敵にジャパネスク8 炎上編』1991年1月発行、ISBN 4-08-611491-7
シリーズのタイトルはこのようになっています。「アンコール」が最後かと思えば序盤なのでお間違えなく。今でも電子書籍で読むことができますよ。
「なんて素敵にジャパネスク」のあらすじ
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舞台は平安時代。主人公は大納言藤原忠宗の娘、瑠璃姫です。摂関家の流れをくむ名門のお姫様なのですが、瑠璃は16歳にしてまだお嫁に行っていませんでした。平安時代、16歳で未婚というのはかなり異例のことでした。
瑠璃姫には幼い頃、恋に落ちた吉野君がいました。だから父の持ってくる縁談も断っていたのです。
幼い頃、吉野里の祖母の家に預けられていた時に出会ったのです。吉野君は高貴な血筋をひいていましたが、母親の身分が低いため受けいられておらず吉野里に逃れてきたのです。
2人は幼いながらに愛し合い、瑠璃にふさわしい立場になって再会する、と約束をします。ですが吉野君は流行り病にかかりあっけなくこの世を去ってしまいます。
初恋の人を亡くして泣き暮れていた瑠璃を慰めてくれたのは幼馴染の 藤原 高彬(たかあきら)。子供のころは瑠璃に泣かされてばかりだったのですがたくましく成長しました。そして「ずっと一緒にいる」と約束します。(瑠璃はその約束を忘れていましたが)
その後、父の陰謀で夜這いを駆けられそうになったところを高彬に助けられ、高彬との縁談を考えるようになります。ですが帝や東宮の弑殺を企む陰謀に巻き込まれていきます。
そして18歳でようやく高彬と結婚。「新妻の心得」を義理の母から教わったり、宮家の血をひく煌姫 (あきひめ)を家で預かることになったり、と相変わらずあわただしい生活を送っていました。
そんな中、帥の宮が合法的に今東宮を退去させようと計画していることを知ります。さらにその計画に高彬の妹・由良姫が利用されていることを知り、瑠璃姫は計画を阻止しようと奮闘します。
平安を舞台にしたお話で、その時代独特の描写も多いですが恋愛要素もあり読みやすい作品でしたよね。
瑠璃姫には幼い頃、恋に落ちた吉野君がいました。だから父の持ってくる縁談も断っていたのです。
幼い頃、吉野里の祖母の家に預けられていた時に出会ったのです。吉野君は高貴な血筋をひいていましたが、母親の身分が低いため受けいられておらず吉野里に逃れてきたのです。
2人は幼いながらに愛し合い、瑠璃にふさわしい立場になって再会する、と約束をします。ですが吉野君は流行り病にかかりあっけなくこの世を去ってしまいます。
初恋の人を亡くして泣き暮れていた瑠璃を慰めてくれたのは幼馴染の 藤原 高彬(たかあきら)。子供のころは瑠璃に泣かされてばかりだったのですがたくましく成長しました。そして「ずっと一緒にいる」と約束します。(瑠璃はその約束を忘れていましたが)
その後、父の陰謀で夜這いを駆けられそうになったところを高彬に助けられ、高彬との縁談を考えるようになります。ですが帝や東宮の弑殺を企む陰謀に巻き込まれていきます。
そして18歳でようやく高彬と結婚。「新妻の心得」を義理の母から教わったり、宮家の血をひく煌姫 (あきひめ)を家で預かることになったり、と相変わらずあわただしい生活を送っていました。
そんな中、帥の宮が合法的に今東宮を退去させようと計画していることを知ります。さらにその計画に高彬の妹・由良姫が利用されていることを知り、瑠璃姫は計画を阻止しようと奮闘します。
平安を舞台にしたお話で、その時代独特の描写も多いですが恋愛要素もあり読みやすい作品でしたよね。
漫画版も大ヒット!
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「なんて素敵にジャパネスク」は漫画化もされています。漫画から入ったという人も少なくないのと思います。
山内直実さん作画で1989年から1993年にかけて11巻発売。こちらは物語の途中までで原作の1~2巻を漫画化したもの。やはり漫画の方が巻数が多くなりますよね。ですが10年以上たってから「人妻編」も発売されたのです。
「人妻編」は2005年から2011年の間に全11巻で発売されています。文字通り、結婚してからの新婚生活が描かれた作品です。間が空いているので人妻編は読んでいない!という方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
どちらも文庫版も発売されています。
山内直実さん作画で1989年から1993年にかけて11巻発売。こちらは物語の途中までで原作の1~2巻を漫画化したもの。やはり漫画の方が巻数が多くなりますよね。ですが10年以上たってから「人妻編」も発売されたのです。
「人妻編」は2005年から2011年の間に全11巻で発売されています。文字通り、結婚してからの新婚生活が描かれた作品です。間が空いているので人妻編は読んでいない!という方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
どちらも文庫版も発売されています。
テレビドラマ・ラジオドラマ化も!
なんて素敵にジャパネスクって富田靖子ちゃんで実写化してたね〜(´∀`) pic.twitter.com/roQml2V6tn
— ときめき!ぺぱーみんとくらぶ (@tokipepaclub) June 5, 2018
「なんて素敵にジャパネスク」はテレビドラマ化、ラジオドラマ化もされています。
テレビドラマは1986年に放送されました。シリーズの序盤でドラマ化されているのですね。連ドラではなくスペシャルドラマでした。
主演の瑠璃姫は富田靖子さん。高彬は木村一八さん、鷹男の帝は仲村トオルさんです。
他にも京本政樹さん、佐藤B作さん、伊東四朗さん、阿藤快さん、竹中直人さんなどが出演されていて豪華です。
瑠璃の父は石坂浩二さんが演じているのですが、この作品は石坂浩二さんのテレビドラマ初監督作品でもあります。なぜこのドラマを監督しようと思ったのかちょっと意外ですね。脚本は石坂さんとコンビを組むことの多い松本ひろしさんです。
主題歌も富田靖子さんが歌われています。タイトルは「なんて素敵にジャパネスク」と、ドラマのタイトルそのままでした。
翌年の1987年にはNHK-FMの番組「ふたりの部屋」の中でラジオドラマ化されました。こちらは全10回に渡り放送されています。
瑠璃姫は小林聡美さん、高彬は坂上忍さん、というコンビです。ちょっと今の2人からは想像ができないので聞いてみたいですね。
原作が完結してからのドラマではないのでもちろん最後までは描かれていません。最近は昔の作品を映像化することも多いのでいつかまたドラマ化・映画化の話もあるかもしれませんね。舞台は平安時代なので年月が過ぎても色あせることはなさそうです。
テレビドラマは1986年に放送されました。シリーズの序盤でドラマ化されているのですね。連ドラではなくスペシャルドラマでした。
主演の瑠璃姫は富田靖子さん。高彬は木村一八さん、鷹男の帝は仲村トオルさんです。
他にも京本政樹さん、佐藤B作さん、伊東四朗さん、阿藤快さん、竹中直人さんなどが出演されていて豪華です。
瑠璃の父は石坂浩二さんが演じているのですが、この作品は石坂浩二さんのテレビドラマ初監督作品でもあります。なぜこのドラマを監督しようと思ったのかちょっと意外ですね。脚本は石坂さんとコンビを組むことの多い松本ひろしさんです。
主題歌も富田靖子さんが歌われています。タイトルは「なんて素敵にジャパネスク」と、ドラマのタイトルそのままでした。
翌年の1987年にはNHK-FMの番組「ふたりの部屋」の中でラジオドラマ化されました。こちらは全10回に渡り放送されています。
瑠璃姫は小林聡美さん、高彬は坂上忍さん、というコンビです。ちょっと今の2人からは想像ができないので聞いてみたいですね。
原作が完結してからのドラマではないのでもちろん最後までは描かれていません。最近は昔の作品を映像化することも多いのでいつかまたドラマ化・映画化の話もあるかもしれませんね。舞台は平安時代なので年月が過ぎても色あせることはなさそうです。
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