本作が掲載されたのは、月刊少年チャンピオン1976年7月号。ちなみに作者は、もはやこの頃映画コミカライズ界のエースとなっていた、たなべせつを先生。
コミカライズ版だけでなく、折込ピンナップの裏面にはカラー写真による映画の紹介も掲載されていた。
『スカイ・ハイ』コミカライズ版紹介
麻薬の密輸ルートを追ってオーストラリアにやって来た、ファン刑事を迎えるシドニー警察と麻薬局の面々。
敵のボス、ウィルトンの道場へ侵入したが見つかり、激闘の末に重傷を負ったファン。彼を見つけて看病してくれたアイリーンも、ついに敵の襲撃で犠牲となってしまう。
怒りに燃えるファンは、ついに高層ビル最上階にあるウィルトンのアジトへ単身殴り込みをかけるのだった。
怒りに燃えるファンは、ついに高層ビル最上階にあるウィルトンのアジトへ単身殴り込みをかけるのだった。
実はラストシーンが映画と微妙に違っている、このコミカライズ版。
映画ではハングライダーで脱出する余裕は無く、外に垂らしたロープを滑り降りて一気に地上まで脱出するという、非常にスピーディーな展開になっているのだが、『ハング・ライダーアクション』と銘打たれた本作には、やはりコミカライズ版ならではのアレンジの方が合っている様に思われる。既に月刊少年チャンピオン誌上において、数々のブルース・リー映画のコミカライズ版を発表されていた、たなべせつを先生だけに、この『スカイ・ハイ』でも迫力あるアクションシーンを見事に再現されているのが凄い!
オーストラリアを舞台にしたスケールの大きいアクション映画として、未だにミドルエッジ世代には根強い人気を誇る作品だけに、機会があれば是非もう一度劇場の大スクリーンで上映して頂きたいものだ。
映画ではハングライダーで脱出する余裕は無く、外に垂らしたロープを滑り降りて一気に地上まで脱出するという、非常にスピーディーな展開になっているのだが、『ハング・ライダーアクション』と銘打たれた本作には、やはりコミカライズ版ならではのアレンジの方が合っている様に思われる。既に月刊少年チャンピオン誌上において、数々のブルース・リー映画のコミカライズ版を発表されていた、たなべせつを先生だけに、この『スカイ・ハイ』でも迫力あるアクションシーンを見事に再現されているのが凄い!
オーストラリアを舞台にしたスケールの大きいアクション映画として、未だにミドルエッジ世代には根強い人気を誇る作品だけに、機会があれば是非もう一度劇場の大スクリーンで上映して頂きたいものだ。
最後に
いかがでしたか?
当時劇場に見に行けなかったが、後に日テレの水曜ロードショーで放映されたときに見た、という方も多いのではないだろうか?
既にカンフー映画ブームが去ってしまった時期とはいえ、まだまだジミー・ウォングの知名度は興行的に価値が高かったこの頃。本当に鳥の様に自由に大空を飛び回るジミー先生の姿は、素晴らし過ぎる主題歌の効果と併せて当時の子供たちに「凄い、カッコいい!」と、憧れの気持ちを抱かせたのだった。
当時劇場に見に行けなかったミドルエッジ世代にも、その魅力を大いに伝えてくれていたこのコミカライズ版が、いつの日か復刻される日が来ることを、願って止まない。
当時劇場に見に行けなかったが、後に日テレの水曜ロードショーで放映されたときに見た、という方も多いのではないだろうか?
既にカンフー映画ブームが去ってしまった時期とはいえ、まだまだジミー・ウォングの知名度は興行的に価値が高かったこの頃。本当に鳥の様に自由に大空を飛び回るジミー先生の姿は、素晴らし過ぎる主題歌の効果と併せて当時の子供たちに「凄い、カッコいい!」と、憧れの気持ちを抱かせたのだった。
当時劇場に見に行けなかったミドルエッジ世代にも、その魅力を大いに伝えてくれていたこのコミカライズ版が、いつの日か復刻される日が来ることを、願って止まない。