中国の裏世界を牛耳るアジアマフィアのボス。密輸や武器の違法売買をしている死の商人。軍や暴力団、テロリストへの武器の密売を通して強大な資本力を持つ。ピータンという名前のオウムを飼っている。年老いているが、広東風料理拳の達人で武術の腕は高い。
ヌーベルトキオを中華風の街並みに変えようと画策。
兵器の密売の他に賭博行為の容疑に問われていたが、中盤において、配下であったはずのパープルの裏切りに遭い、権力を奪われ全てを失う。
その後は坂本と名乗り、屋台ラーメンを開業したが、自らの境遇に絶望しすさんだ毎日を送っていた。その落ちぶれ具合は、たまたま見かけた舞人がホイの名を聞いても信じられず、自ら疑惑を否定するほどである。だがどんな苦境でも自分を支え続けるチンジャの姿を見て改心し、「一からやり直す」為にチンジャとともに何処かへと去っていき、最終回ではヌーベルトキオ市街でチンジャと共に屋台ラーメンを営む姿が描かれている。
歌舞伎役者風の化粧と、戦国武将風の衣装に身を包む日本かぶれで時代錯誤も甚だしいアングロサクソン系のアメリカ人。テーマパーク「大江戸ランド」を隠れ蓑に「古き良き日本文化を取り戻す」ために現政権を倒し、日本征服を狙う狂信的忍者テロ集団「影の軍団」の頭領。
自分を日本国の正当な「将軍」であると信じている。マイトガインの敵でもかなりコミカルだが、戦闘能力は高く、舞人やGマイトガインとの一騎討ちでは城の爆破や崩壊に気を取られなければ勝利できる寸前の状態に追い込んでいる。
度重なる作戦の失敗で次第に資金繰りと経営の悪化を招き、最後には大江戸ランドに来た観客を国民として捕らえ、国家として独立宣言をする暴挙に出るが、結局は拠点を失い逃走。その後、埋蔵金を発掘して再建の目前まで来るも、移動に使っていた潜水艇を恐竜と勘違いしたビトンによって不可抗力で妨害されたあげく警察に逮捕され鉄道橋破壊などの数々の破壊テロ活動、詐欺行為、人身撹乱、誘拐などの罪に問われている。
逮捕後も何度か脱獄を繰り返しており、旋風寺家のパーティーに忍び込んだ他、最終話でも小沢刑事に追い掛けられていた。
決め台詞は「男は黙ってぇ〜」と、その後に作戦内容や自分の嗜好が入る。
女性だけで構成される国際的窃盗団「ピンクキャット」のボス。自称、フランス人で自称、永遠の29歳。甲高い高笑いを上げるナルシスト。
強欲で、自分の美貌と快楽、そして欲望のままに犯罪を犯す。その行動原理は常人では予測もつかぬところにある。宝石・美術品強盗、納豆工場破壊、誘拐、監禁の罪で指名手配されている。
主に美術品や美容アイテムを狙うが、ある日、シェフが落としたパック入りの納豆を踏んで足を滑らせ転倒、納豆を頭にかぶった事から一瞬にして納豆嫌いになり、「納豆殲滅隊」を組織して納豆のみならず、納豆に入れる卵や掻き混ぜる箸も憎んで、養鶏場や森林を焼き払うという暴挙に出たこともある。
ロボットによる戦闘でも操縦は部下に完全に任せて、自分は命令しながら威張り散らすだけと言うまさに「ワガママの見本」を地で行く女。ガインからも「訳の分からない女」と称されている。
最終回のラストではオードリーと共に買い物をしている最中に納豆を見て失神する。
ホイ・コウ・ロウの配下だったが、中盤でアジアマフィアの組織を乗っ取った。実はエグゼブ直属の配下であり、その幹部として彼の指令を実行する。表向きは絶大な人気を誇るロックミュージシャン。後期EDは彼が歌っている設定で、劇中にも登場し、シングルカットもされた。
エグゼブ同様、ブラック・ノワールに洗脳されている。コンサート等で多くの観客を喜ばせていたため、当初は舞人も殺さずに決着をつけることを望んでいたが、ロボット軍団がガードダイバーとバトルボンバーを破壊したことが舞人の怒りに火をつけ、パーフェクトキャノンにより爆死する。
好きな色は名前の通り紫。好きな飲み物は烏龍茶。趣味は読書で、夏目漱石やシェイクスピアなどの文学に造詣が深く、彼らの言葉を引用するという知的な面も見せる。
昭和104年(2029年)1月28日、山羊座、血液型はAB型。
中盤より登場。表向きはTR(トレジャー・ロボテック)社の社長ケン・エノモトだが、裏の顔は勇者特急隊の強大な敵として立ちはだかり、ウォルフガングやジョーを脅迫まがいの交渉で抱き込み、マイトガインと戦わせる。舞人の両親とジョーの父の命を奪った張本人。
それまでの悪役とは一線を画した「本物の悪」を感じさせたが、背後には更に強大な敵が控えている。ジョーの調査では元々将来有望な政治家であったエノモトをブラック・ノワールが洗脳・改造して手駒とされた事が判明している。
ウォルフガングに轟龍を開発させた折に、機首のドリルを「趣味ではない」と言う理由から取れと命令するなど、独特の審美眼を持つ。しかし最期にそのドリルに貫かれ、命令が履行されなかったことに対する不満を述べながら絶命した。
「世界を狙う巨大な悪」の正体。実態のない存在でスクリーンの中に映像のような姿で映し出され、エグゼブに指示を与える。強大な力を持っており、魔のオーラによりパイロットごとロボットを洗礼、幾ら破壊されても再生、復活するロボットを作り出し特急隊を苦しめた。
最終決戦で舞人と直に対面した際、自らを三次元人と称し、全ては舞人たち二次元人を使ってのゲームであることを明かした。ゲームの駒ではなく人間の誇りを持ち続けて挑んでくる舞人とマイトガインに対して「ハッピーエンドには飽きてきたので、ヒーローが死ぬ悲劇のエンディングで終わらせる」べく、彼らを追い詰めるも、サリーのイノセントウェーブで自身の魔のオーラが弱まったところを、マイトガインの全てのエネルギーを込めた連結動輪剣を受けて敗北。自身も「三次元人という設定を与えられていた二次元人」にして「巨大な悪」という名のゲームの駒に過ぎなかったことを悟りながら消滅した。
名前の元ネタは黒の悪(ブラックのワル)であり「ブラック」は英語「ノワール」はフランス語で、それぞれ「黒」を意味する単語である。
マイトインに登場するメカ
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声で合体する勇者。コックピットは顎門部。「急速合体!」の掛け声により、列車形態から、直接に変形もできる。合体ジョイントなどには電車の連結器の意匠が取り入れられ、ジョイントも腕には密着連結器、Gマイトガイン合体時に使用される足には自動連結器と分けられている。合体完了直後、舞人が「マイトガイン、起動!」の掛け声で操作するレバーにも、電車のブレーキレバーの意匠が取り入れられている。
飛龍との一騎打ちでは飛行能力を持たないことが災いして敗北。改修後はガインの意思で合体可能になるが、以前のように舞人が搭乗することもある。
最終決戦ではグレートマイトガインの破損したカイザーパーツをパージして、マイトガインに戻り、ブラックノワールと対決。勝利しながらもマイトガインも大破した(ガインと舞人は無事)
名乗りは「銀の翼に 希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号! 勇者特急マイトガイン! 定刻通りに只今到着!」
舞人の「チェンジ・マイトカイザー!」の掛け声で、カイザードリルとカイザー1 - 5の6機が合体したロボット。超AIは搭載されておらず、[3]、操縦によって稼働する。本来はマイトガインの強化パーツだったものを、大破と言う緊急事態に対応する為に各強化パーツを人型に合体できるように調整したもの。コックピットはマイトガイン同様、頭部にある。飛行形態「カイザージェット」に変形可能。名乗りは「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪! 勇者特急マイトカイザー! ご期待通りに只今到着!」最終決戦において、グレートマイトガインがエグゼブの駆るインペリアルとの戦いで損傷した結果、敵要塞突入前にパージされた。
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声の後にガインが「グレート・ダッシュ!!」とコールし、マイトカイザーが分離、強化パーツとなってマイトガインと超特急合体し完成する。2人で操縦する事も可能。名乗りはマイトガインと同一だが演出は異なる。また「急速合体!」の掛け声により、列車形態から、直接変形することもできる。
トライボンバーとホーンボンバーが猛獣四体合体した勇者。合体後の人格はホーンボンバー。性格は少々荒っぽいが明るさが持ち前のムードメーカー的存在。空中戦にも対応。名乗りは「バトルボンバー! 天に代わって悪を討つ!!」。最終決戦において、パープルの攻撃から舞人を庇って破壊されるが、最終決戦後に修理された。