必見!観ないと人生損をしてしまうボクシング映画
2022年4月21日 更新

必見!観ないと人生損をしてしまうボクシング映画

ボクシングほど面白いスポーツはない!と言えるほどボクシングは面白い。そこにはドラマがあり感動がある。となると当然映画の題材としては申し分ない。観ないと人生損をしてしまうような実に面白い映画があるんですよ♥

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ロバート・デ・ニーロは、第53回アカデミー賞、第46回ニューヨーク映画批評家協会賞、第38回ゴールデングローブ賞、第6回ロサンゼルス映画批評家協会賞といった主だった映画賞の主演男優賞を受賞しました。
まぁ、何と言っても27kgの増量ですからねぇ。報われたわけです。良かった!
そして作品としても、観て損なし観ないと人生損する1本に仕上がっています。

どついたるねん

もちろん日本にも素晴らしいボクシング映画があります。「あしたのジョー」。ええ、確かにね。確かにそれもあります。しかし、ここは「どついたるねん」を推したいと思います。
阪本順治監督のデビュー作です。主演は赤井英和。実際にボクサーだったということを抜きにしても、圧倒的な存在感を発揮しています。で、ヒロインの相楽晴子がカワイイです。
どついたるねん

どついたるねん

監督:阪本順治
脚本:阪本順治
製作:荒戸源次郎
出演者:赤井英和、相楽晴子、麿赤児、原田芳雄
音楽:原一博
撮影:笠松則通
編集:高島健一
配給:ムービーギャング
公開:1989年11月11日
上映時間:110分
再起不能になった元チャンピオンが、持ち前の負けん気と根性で奇跡のカムバックへ向けトレーニングを再開する姿を、“浪速のロッキー”と呼ばれた、自らの境遇と同じ元プロボクサーの赤井英和が熱演する。迫力と臨場感溢れる試合シーンが見もの。
監督デビュー作の阪本順治と、ほとんど新人俳優の赤井英和。そしてもちろん低予算。だれだって不安になりますよ。しかし、それは杞憂です!まさに観ないと損する1本ここにあり!です。

原作が赤井英和の自伝「浪速のロッキーのどついたるねん 挫折した男の復活宣言」ということもあったのかもしれませんが、堂々たる演技を見せてくれます。
また、共演の麿赤児、原田芳雄が流石の存在感。そして、くどいようですが相楽晴子がカワイイ。
もしかすると当初あまり期待されていなかったのではないかと思われるのですが、結果は予想以上の大成功!1989年度の第32回ブルーリボン賞作品賞受賞作品を受賞し、第63回キネマ旬報ベストテン日本映画部門第2位に輝いています。

映画『どついたるねん』再起不能と診断された天才ボクサーが、持ち前の負けん気と根性で復活を目指す本格的ボクシング映画。

出演者でプロボクサーだったのは赤井英和だけではありません。赤井英和演じる安達英志と試合することになる清田さとる役の大和武士もそうなのですが、単なるプロボクサーではなく当時日本ミドル級の現役チャンピオンだったのですよ。
実際に赤井英和は急性硬膜下血腫・脳挫傷で意識不明となって現役引退をいていたという状況ですから、まさに体を張った渾身のボクシングシーンが展開されています。熱いです!危険を承知の熱演。面白くないわけないですよ。
あ、それともう一人。輪島功一が本人役の解説者として出演しています。

チャンプ

観て損なし、観ないと人生損するボクシング映画と言われて最もお勧めなのが、もしかするとこの作品かもしれません。フランコ・ゼフィレッリ監督の「チャンプ」です。

フランコ・ゼフィレッリ監督といえば「ロミオとジュリエット 」や「ブラザー・サン シスター・ムーン」、もしくは「エンドレス・ラブ 」といった作品で知られており、 若いころにはルキノ・ヴィスコンティ作品の助監督をしていたという筋金入りの監督さんです。
そんなフランコ・ゼフィレッリ監督の作品が面白くないわけがないっ!というか、この作品、絶対に泣くっ!誓ってもいい、この映画を観て泣かない人間などこの世に存在しませんっ!!!
チャンプ

チャンプ

監督:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:ウォルター・ニューマン
製作:ダイソン・ロヴェル
出演者:ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダー
音楽:デイヴ・グルーシン
撮影:フレッド・コーネカンプ
編集:マイケル・J・シェリダン
製作会社:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開:1979年4月4日
上映時間:123分
かつて世界チャンピオンの座にもついたことのあるプロ・ボクサーのビリー(ジョン・ヴォイト)は、7年前に妻のアニー(フェイ・ダナウェイ)に去られてから酒とギャンブルにおぼれ、今は競馬場の作業員暮らし。しかし、そんな彼を、息子のT・J(リッキー・シュローダー)は今も“チャンプ”と呼んでいる。息子のため、再びリングに上ろうとするビリーだったが…。
主人公のボクサーをジョン・ヴォイト、主人公の元妻をフェイ・ダナウェイ、その二人の子供をリッキー・シュローダが演じています。何はともあれこのガキ、いえ失礼、子役のリッキー・シュローダが名演すぎで、“大人を泣かせるために生まれてきた”と言わずにはおれません。
因みにリッキー・シュローダは本作でゴールデングローブ賞の新人男優賞を受賞しています。

勿論リッキー・シュローダの演技だけが素晴らしいわけではありません。フェイ・ダナウェイは美しく最高の演技を見せてくれていますし、ジョン・ヴォイトのうらぶれた感じも見事です。

チャンプ (1979) 予告篇

いやぁ~、親と子の絆ってヤツですねぇ。「チャンプ」ホントにいい映画です。

実はこの映画、リメイク作品なんです。オリジナルはキング・ヴィダーが監督をし、1931年に公開されています。

そう言えば、チャンプという言い方は、この映画で知ったように記憶しています。映画はいろいろ教えてくれますからねぇ。人生を豊かにするためにも、もっと映画を観ようではありませんか♥
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