ポパイ / 高原樹理(2代目監督):山田由紀子(第25話~)
テレビドラマ『燃えろアタック』(1979年1月5日)
テレビドラマ『燃えろアタック』(1979年1月5日)
このドラマの枠では、以前は『がんばれ!!ロボコン』や『ロボット110番』といったロボットものを放送していたが、1978年に放映された『がんばれ!!レッドビッキーズ』以後、ロボットなどの非日常的な要素がない純粋なスポ根ものに転換し、その第2弾となった作品。
当時、テレビ朝日では1980年のモスクワオリンピックを民放独占中継することを決めていたこともあり、そのプロモーションという意味合いを込めて、小鹿ジュン(荒木由美子)を中心としたバレーボールに情熱を傾けた少女たちの物語として展開された。
しかし、放送中に日本がモスクワオリンピックをボイコットする事が決まり、ドラマの結末(主人公ジュンがオリンピック日本代表選手に選ばれる)と現実の状況(日本選手がオリンピックに出場できない)とが大きく異なる。
スパイクの際、ジャンプして上空で1回転した反動で打ち込む「ひぐま落とし」という必殺技があり、これをはじめとする数々の技のため、『サインはV』同様、現場では負傷者が絶えなかったらしい。普通のスポ根ドラマに見えるが、登場人物が死神に呪われて死ぬといったオカルト展開がある。
本作は中国で『排球女将』(バレーボール女子キャプテンという意味)のタイトルで放映されていた。主演の荒木由美子は放映当時、同世代の中国の視聴者の中で絶大な人気で、中国での視聴率は80%以上。
石川森彦作画のコミカライズ版が、徳間書店『テレビランド』に連載されていた。また本編では場面転換の際、石ノ森章太郎(+石森プロ)によるジュンの心情を表したイラストが挿入されていた。イラストは毎回のエンディング映像にも使用されている。
(出典:Wikipedia「燃えろアタック」)
「燃えろアタック」 傑作選 Vol.1 前期「高校バレー編」 DVD発売【告知】 - YouTube
女子バレーボールをテーマとし選手たちの青春模様をみずみずしく描いた石ノ森章太郎原作のスポーツドラマ(全71話)の傑作選。
主人公の成長物語の面白さ、必殺技を編み出しライバルと戦うスポ根の要素をもりこみ大ヒットを博した「サインはV」「アタックNo.1」の要素はもちろん、東映ならではのアクションにも通ずる必殺技の数々、石ノ森章太郎によるユニフォームデザインにも注目。
第1話「跳べ!明日に向かって」第2話「母と同じコートに立つ」第3話「狙え!エースアタッカー」第6話「初めて知った母の秘密」第12話「めぐり逢った幻の母」第13話「母がくれた必殺スパイク」第14話「新しい敵!新しい挑戦」第18話「母にとどけ八丈太鼓」第19話「波と石とバレーボール」第20話「涙のブロッカー魂」第21話「跳べる青春 跳べない青春」第22話「栄光へのバックトス」の12話収録。
■原作:石ノ森章太郎■出演:荒木由美子/南條 豊/小林昭二/河内桃子/舟倉たまき
■封入特典(解説書(8P))■映像特典(2-24話予告編集/荒木由美子インタビュー前編)
■12話収録/カラー298分(本編)/ニュープリント・コンポーネントマスター/1.主音声:モノラル/片面2層2枚組/4:3
■DSTD08728
■ 10,290円
テレビドラマ「燃えろアタック」オープニングテーマ・歌:堀江美都子 - YouTube
作詞 - 石森章太郎 / 作曲 - 京建輔 / 歌 - 堀江美都子、ザ・チャープス(コロムビアレコード)
小鹿 ジュン - 荒木由美子
佐賀県神埼郡神埼町(現・神埼市)出身。1976年(昭和51年)、『第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン』にて、小川順子の「過ち」を歌い審査員特別賞を受賞(グランプリは榊原郁恵)。
翌1977年6月10日、キャニオンレコード(現・ポニーキャニオン)からアイドル歌手としてデビューした。デビュー曲は『渚でクロス』(オリコン最高56位、4.4万枚のセールスを記録)。同年デビューの女性歌手で、当時「フレッシュ3人娘」と呼ばれた榊原郁恵・高田みづえ・清水由貴子らと共に、各音楽賞の新人賞を獲得した。他の同期デビュー歌手では大場久美子、香坂みゆき、狩人、川崎麻世、清水健太郎、太川陽介などがいる。
その後アイドル歌手としてはヒット曲に恵まれず、女優・タレント業に転じる。特に、1979年より放送された自身主演ドラマ『燃えろアタック』(テレビ朝日系列)で人気を博す。(2013年に傑作選Vol.1~Vol.3として、全71話のうち36話がDVD化)のちに中国でも『燃えろアタック』が『排球女将』というドラマ名で放送され、視聴率80%以上を記録する大ヒットとなった。
1979年、年鑑女性アイドルのマルベル堂でのブロマイド売り上げ、第5位を記録した。
1983年に歌手・タレントで13歳年上の湯原昌幸と結婚、芸能界を一時引退(なお主婦業専念時も、夫の湯原と共に洗剤のテレビCMなどに出演していた)。しかし、結婚後わずか2週間で倒れた義母を20年に渡って介護する。その後、自身の介護体験を基に「覚悟の介護」を出版。これを機に2004年から芸能活動に復帰。湯原とは今昔変わらぬ夫婦仲のよさで知られ、旅番組など夫婦でのテレビ番組やCMでも多数共演している。
(出典:Wikipedia「荒木由美子」)
小鹿 ジュン(演:荒木由美子)の究極絶技のスパイク「ハリケーンアタック(幻のスパイク)」
そこで速水部長により再びジュンのもとに呼び寄せられた母親の民が、羆おとしのような“ひねり”の必要性をジュンに助言する。そして、完成したのがこの“ハリケーンアタック”で、カネチカとの練習試合でアーヤが最初の餌食となる。
出典:レッドビッキーズ&燃えろアタック 魔球&必殺技列伝「燃えろアタック 必殺技編」
http://www.geocities.jp/rainbowarch78/technique.htm
夏川 ゆか / ユカ(演:中原歩)の必殺スパイク「パールドリーム」
出典:レッドビッキーズ&燃えろアタック 魔球&必殺技列伝「燃えろアタック 必殺技編」
ジャンルとしての「スポ根」のギャグ化による衰退
「スポ根」漫画の全盛期である1960年代には多くの読者の支持を得たが、その一方で精神主義や芝居がかった演出には当時から批判的な意見があった。
1975年から1978年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された野球漫画『1・2のアッホ!!』(コンタロウ)や、1977年から1980年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された野球漫画『すすめ!!パイレーツ』(江口寿史)では、そうした批判的視点を背景に従来のスポーツ漫画にギャグ漫画の要素を取り入れ、スポ根的な価値観を風刺した。
1980年代に入ると、「直向きさ」「努力」「根性」といった価値観は格好の悪いもの、ダサいものとして見做されるようになっていたが、1984年に少女誌の『花とゆめ』で連載された野球漫画『甲子園の空に笑え!』(川原泉)では、かつてのスポ根漫画における「感動のあまり涙を流す」「男同士による抱擁」といった表現を「常軌を逸した行為」として扱った。
かつて一般大衆の価値観を反映したといわれた「スポ根」は、1970年代末から勃興したギャグ化の流れにより「嘲笑」の対象となり、ジャンルとしての「スポ根」を衰退させる結果となった。
なお彼女もスポーツ万能であり、器械体操の他、相撲では同年のカズヤを投げ飛ばし、野球も「幼稚園の頃から兄貴に鍛えられていた」ため、実技にも精通。
その体格(かなりの筋肉質で女性としては大柄)から、主にカズヤからポパイとも呼ばれている。後にチームにも浸透する。それまでの女監督(令子、ゆかり)とは異なりノックもできる。
ゆかりとの指導の違いから当初は反発を招いたが、徐々に皆に受け入れられていく。小さい頃は病弱だったが、兄に鍛えられてスポーツ万能になった。予備校の成績はあまり良くなく、たびたび受験と監督業との両立が課題になったが、無事東都体育大学に合格することができた。苦手なものはお化け。
(出典:Wikipedia「レッドビッキーズ」)