1982年のヒット曲から選出
全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1982年の年間トップ50前後にランクインした楽曲を対象とし、その中から "一発屋(ワンヒットワンダー)" と称されることの多いアーティストを選出しました。
汚れなき愛 / ソフト・セル
『汚れなき愛(Tainted Love)』は、イギリスのシンセ・ポップデュオ、ソフト・セル(Soft Cell)のヒット曲で、デビューアルバム『ノン-ストップ・エロティック・キャバレー(Non-Stop Erotic Cabaret)』に収録されています。全米シングルチャートで最高位8位、年間チャートで11位を記録しました。全英では、ナンバーワンをに輝いています。
原曲は、グローリア・ジョーンズ(Gloria Jones)の1964年の楽曲です。"Tainted" は "汚れた" という意味ですが、邦題ではなぜか "汚れなき" と真逆の意味に訳されています。
その後、多くのアーティストによってカバーされており、有名どころでは、リアーナ(Rihanna)の2006年のナンバーワン曲『SOS』でサンプリングされています。
ソフト・セルは1984年に解散しますが、2000年と2018年に再結成しており、現在もライブやアルバム制作を行っています。
原曲は、グローリア・ジョーンズ(Gloria Jones)の1964年の楽曲です。"Tainted" は "汚れた" という意味ですが、邦題ではなぜか "汚れなき" と真逆の意味に訳されています。
その後、多くのアーティストによってカバーされており、有名どころでは、リアーナ(Rihanna)の2006年のナンバーワン曲『SOS』でサンプリングされています。
ソフト・セルは1984年に解散しますが、2000年と2018年に再結成しており、現在もライブやアルバム制作を行っています。
Soft Cell - Tainted Love (Official Music Video)
via www.youtube.com
ミスティ・ハート / クォーターフラッシュ
『ミスティ・ハート(Harden My Heart)』は、アメリカのロックバンド、クォーターフラッシュ(Quarterflash)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで13位を記録しました。セルフタイトルのデビューアルバムも、全米アルバムチャートで最高位8位、年間20位を記録しています。
オリジナルは、クォーターフラッシュの前身となるバンド、シーフード・ママ(Seafood Mama)が1980年にリリースした曲で、地元のオレゴン州ポートランドでヒットしました。翌1981年にクォーターフラッシュに改名してメジャーデビューを果たすと、原曲をパワーバラード調に再アレンジし、第一弾シングルとしてリリースします。結果的には、バンド唯一のトップ10ヒットとなりました。
クォーターフラッシュは、その後ヒットに恵まれず、1985年に解散。1990年に再結成し、近年まで活動を続けていました。
オリジナルは、クォーターフラッシュの前身となるバンド、シーフード・ママ(Seafood Mama)が1980年にリリースした曲で、地元のオレゴン州ポートランドでヒットしました。翌1981年にクォーターフラッシュに改名してメジャーデビューを果たすと、原曲をパワーバラード調に再アレンジし、第一弾シングルとしてリリースします。結果的には、バンド唯一のトップ10ヒットとなりました。
クォーターフラッシュは、その後ヒットに恵まれず、1985年に解散。1990年に再結成し、近年まで活動を続けていました。
Quarterflash - Harden My Heart (Official Video)
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キー・ラーゴ~遙かなる青い海 / バーティ・ヒギンズ
『キー・ラーゴ~遙かなる青い海(Key Largo)』は、アメリカのシンガーソングライター、バーティ・ヒギンズ(Bertie Higgins)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位8位、年間チャートで17位を記録しました。
バーティ・ヒギンズといえば、日本では『カサブランカ(Casablanca)』が有名ですが、世界的にヒットしたのは本曲の方です。いずれも、ハンフリー・ボガード(Humphrey Bogart)主演の同名の映画を引用しています。
歌詞は、映画『キー・ラーゴ』の中で、ハンフリー・ボガード(Humphrey Bogart)とローレン・バコール(Lauren Bacall)が演じた恋愛関係を引用し、"二人の関係を終わらせたくない、考え直してほしい" と恋人に訴えています。具体的には、"ボギーとバコールのように(Just like Bogie and Bacall)" という詞や、映画『カサブランカ』のハンフリー・ボガードの名ゼリフ "君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid)" という詞がそのまま登場します。
バーティ・ヒギンズは、現在もアルバム制作や、世界各地へのツアーを行っています。
バーティ・ヒギンズといえば、日本では『カサブランカ(Casablanca)』が有名ですが、世界的にヒットしたのは本曲の方です。いずれも、ハンフリー・ボガード(Humphrey Bogart)主演の同名の映画を引用しています。
歌詞は、映画『キー・ラーゴ』の中で、ハンフリー・ボガード(Humphrey Bogart)とローレン・バコール(Lauren Bacall)が演じた恋愛関係を引用し、"二人の関係を終わらせたくない、考え直してほしい" と恋人に訴えています。具体的には、"ボギーとバコールのように(Just like Bogie and Bacall)" という詞や、映画『カサブランカ』のハンフリー・ボガードの名ゼリフ "君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid)" という詞がそのまま登場します。
バーティ・ヒギンズは、現在もアルバム制作や、世界各地へのツアーを行っています。
Bertie Higgins - "Key Largo" (Official Music Video)
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ジェニーズ・ナンバー 867-5309 / トミー・ツートーン
『ジェニーズ・ナンバー 867-5309(867-5309/Jenny)』は、アメリカのパワー・ポップバンド、トミー・ツートーン(Tommy Tutone)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位4位、年間チャートで16位を記録しました。
本曲は、1981年の暮れにリリースされ、翌1982年にブレイクしました。すると、電話番号が「867-5309」の家に迷惑電話が殺到し、多くの家で番号変更を余儀なくされました。反対に、ビジネスで利用するケースもあり、あるラジオ局では一般人から「867-5309」の番号を取得し、4日間で22000件もの電話があったといいます。近年も、宣伝目的で利用するケースがあるようです。
番号について、リードボーカルのトミー・ヒース(Tommy Heath)は、"知り合いの女の子の電話番号" と話していますが、作詞者の思いつきという説もあり、実際のところは不明です。
トミー・ツートーンはその後1984年に解散しますが、1996年に復活してアルバムをリリースし、現在も活動しています。
本曲は、1981年の暮れにリリースされ、翌1982年にブレイクしました。すると、電話番号が「867-5309」の家に迷惑電話が殺到し、多くの家で番号変更を余儀なくされました。反対に、ビジネスで利用するケースもあり、あるラジオ局では一般人から「867-5309」の番号を取得し、4日間で22000件もの電話があったといいます。近年も、宣伝目的で利用するケースがあるようです。
番号について、リードボーカルのトミー・ヒース(Tommy Heath)は、"知り合いの女の子の電話番号" と話していますが、作詞者の思いつきという説もあり、実際のところは不明です。
トミー・ツートーンはその後1984年に解散しますが、1996年に復活してアルバムをリリースし、現在も活動しています。
867-5309/Jenny, LIVE
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パックマン・フィーバー / バックナー&ガルシア
『パックマン・フィーバー(Pac-Man Fever)』は、バックナー&ガルシア(Buckner & Garcia)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位9位、年間チャートで42位を記録しました。
バックナー&ガルシアは、デビュー前、あるレストランでパックマンのゲーム機に人が群がる様子を目撃します。二人は順番待ちをして、初めてゲームに挑戦。すっかりハマってしまい、2時間ぶっ続けで遊んでしまいました。二人は感化され、パックマンのコミックソングを作ります。すると、これが地元のラジオで人気殺到。これにCBSレコードが目をつけ、メジャーデビューを果たしました。
次作シングルも、ゲーム関連で『ドゥー・ザ・ドンキー・コング(Do The Donkey Kong)』をリリースしましたが、不発に終わりました。
バックナー&ガルシアは、デビュー前、あるレストランでパックマンのゲーム機に人が群がる様子を目撃します。二人は順番待ちをして、初めてゲームに挑戦。すっかりハマってしまい、2時間ぶっ続けで遊んでしまいました。二人は感化され、パックマンのコミックソングを作ります。すると、これが地元のラジオで人気殺到。これにCBSレコードが目をつけ、メジャーデビューを果たしました。
次作シングルも、ゲーム関連で『ドゥー・ザ・ドンキー・コング(Do The Donkey Kong)』をリリースしましたが、不発に終わりました。
PAC-MAN FEVER (EAT EM UP) / Buckner & Garcia /The Video Game Anthem For The 80's
via www.youtube.com
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