その1・元祖西遊記スーパーモンキー大冒険
via famicom.chu.jp
ストーリーは、三蔵法師、孫悟空一行が天竺を目指して旅をするというもの。
以上です。
本当にこれだけの内容であります。仲間を加える、中ボスを倒すなどのイベントはありますが、山あり谷ありというRPGの王道ストーリーなんてものは無く起伏の無い平坦な道を進まされるゲームです。
西遊記という中国四大奇書を題材にしているゲームなのですが、本の内容は一切関係ありません。
以上です。
本当にこれだけの内容であります。仲間を加える、中ボスを倒すなどのイベントはありますが、山あり谷ありというRPGの王道ストーリーなんてものは無く起伏の無い平坦な道を進まされるゲームです。
西遊記という中国四大奇書を題材にしているゲームなのですが、本の内容は一切関係ありません。
膨大なクソゲーポイントがあるこのゲーム、どうしてこんなゲームにしてしまったんだ!
「孫悟空たちが天竺にお経を取りに行く」こと以外に物語性は一切なく、天竺に向けてひたすらフィールドマップを歩き続けるだけという、RPGのアの字もない内容
主人公の孫悟空と三蔵法師の二人はいきなり台湾に放り出される。なお西遊記の三蔵法師および史実の玄奘三蔵のスタート地点は長安である。
フィールドマップは約700画面と大陸の縮尺を再現したんじゃないかと思うほど広大で、移動速度は1秒間に2マス程度ととんでもなく遅い
遅い遅いと言われている星をみる人以上に遅い移動速度。ただマップを進むゲームだから移動速度が速いとすぐにクリアできるから、ゆっくりにしたのかも?!
via retrogamez.net
フィールドの特定の場所ではお供の猪八戒や沙悟浄に出会ったりボスが行く手を阻んだりするのだが、その場所に特に目印があるわけではなく、行くとメッセージが1行表示されるだけでいきなり戦闘が始まる。戦闘をクリアしても何かイベントがあるわけではなく、そのままフィールドマップに戻るだけである。
via www.jeroblo.com
途中で魔物に襲われている猪八戒と沙悟浄が仲間になるが、別に仲間にならなくてもゲーム進行には何の問題もない。
「混世魔王」は本作ではラスボスになっているが、原作の『西遊記』では孫悟空が三蔵の弟子になる前に戦った最初の敵である。
ゲーム開始、天竺に行って!で終わりの斬新過ぎるゲーム展開、システムの不出来、キャラクターへの愛情の無さなど、クソ度を上げればキリが無いのです。全てにおいてクソゲーの要素を満たしているだけでなく溢れ出てしまっているクソ度。キングオブクソゲーの名を欲しいままにするだけのことはあります。
それでは、次は何かいい所を探してみました。
それでは、次は何かいい所を探してみました。
ドット絵の悟空、八戒、沙悟浄、三蔵などはなかなか可愛らしい出来栄え。
当時のRPGの中では珍しく斜め移動ができる。これは同じファミコンのゲームで言えば『MOTHER』を3年先取りしたものである。
クソゲーあるある、「音楽だけ結構カッコいい」の法則どおりにこのゲームも音楽は良いです。フィールド音楽はかなりの良曲なので必聴ですよ。
戦闘画面がアクションであるRPGは、一応本作が日本初。
NES - Ganso Saiyuuki: Super Monkey Daibouken (元祖西遊記スーパーモンキー大冒険) - YouTube
プレー中の動画を見るとそんなに酷くは無いように見えてしまう不思議。ゲーム内の情報をもっと親切にしてあげれば普通のクソゲーにはなったと思いますけどね。
※動画は削除される場合があります。
※動画は削除される場合があります。
via youtu.be
このゲームもストーリーを練り直して、移動速度を速めてボスや仲間などのイベントをもっと増やして武器防具の概念を取り入れて……と総合的に作り直せば良ゲーになりそうです。そうなったら全くの別ゲーですけどね。
どの時点でクソゲーへの道を進み始めたのかはわかりませんが、もったいないゲームであることは間違いありません。
どの時点でクソゲーへの道を進み始めたのかはわかりませんが、もったいないゲームであることは間違いありません。
良い点を見つけることが少々難しいゲームですが、クソゲーポイントはいくらでも挙げられます。
それでは、ストーリー、クソゲーポイント、良い点を挙げていきます。