【ファミコンクソゲー探訪】クソゲーだけど1週回って楽しめるゲームたち Part3
2015年11月10日 更新

【ファミコンクソゲー探訪】クソゲーだけど1週回って楽しめるゲームたち Part3

俗にいうクソゲーですが、プレイするごとにはまってしまう不思議な魅力のあるゲームがあります。クソゲー探訪ではそんなゲームを紹介します。

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北斗の拳がゲームになったのは、ファミコン版が最初では有りませんん。ほぼ同時期ですがPC版、セガマークIII版のリリースが若干早いんです。

ファミコンでは北斗の拳は4作品リリースされ、販売本数は好調だったようです。しかしながらゲームとしての完成度が高いとは言えず、ネームバリューが大きな力になったのは間違いありません。

それでは、ファミコン版北斗の拳のクソゲーポイント、いってみましょう。
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一面に限らずですがグラフィックはかなり酷いです。色使いがサイケデリック、開発者は忙しすぎてキマッていたのかもしれません。
グラフィックは当時を考えてもかなり粗い。1面で背景で出てくる廃ビルは汚すぎて何かのバグのように見える。
建物は本当に汚くてガチャガチャしています。世紀末だから平気だとでも思ったのでしょうか?
普通に進んでいるだけではいつまで経ってもゴールに辿り着けない。
マップ上の「正しい扉の前でAB+上」を入力
原作では爆裂していないシンやサウザーも爆裂してしまう。
雑魚キャラはパンチで倒されると「アボウアボウアボウ……」みたいな声を出して飛び散るのだがケンシロウの「パパパパパパ」という掛け声との相乗効果でゲームが非常にうるさい。

クソゲーシリーズ2 「北斗の拳」 - YouTube

動画ラストに注目、ケンシロウの最期を見届けてください。
見えない飛び道具や強すぎるボスなど全体的に難易度が高いゲーム。ケンシロウはやられると空を飛んで行く。全体的に北斗の拳の世界観が守られていない、というより原作への愛情が微塵も感じられない。
次にこのゲームの良いところをいくつか。
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ボスキャラクターをそれぞれ特定の方法で倒すとケンシロウが原作でトドメを刺した技が黒バックに白字で表示され、ボス敵が残り体力に関係なく爆裂し勝利扱いになるという演出がある。例えばハート戦ではキックを何発か当てるとハートの腹がへこみ、そこにパンチを叩き込むと「北斗柔破斬」が発動する。
逆に特定の方法で倒さないと破裂しないキャラが破裂したりしてしまいます。
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ラスボスのラオウ戦
ケンシロウもラオウもオーラをまとう特殊演出がなされ、無想転生同士の戦いのような雰囲気が出ている。ラオウに対して隠し奥義はない 。そして倒すと奥義名ではなく名台詞を表示して爆発もせずラオウの最期を再現している。
「ファミコン初の北斗ゲー」という事もあって、売上150万本のミリオンヒット作になった
ゲームとしては破綻していても北斗の拳がお金になることが分かっただけでもかなりの収穫だったでしょう、開発者としては。

その4・東方見文録

1988年にナツメから発売されたアドベンチャーゲームです。メダロットシリーズや東京魔人學園剣風帖など質の良いタイトルを生み出している会社の作品です。

それでは問題作、東方見文録のストーリー、クソゲーポイント、良い面を挙げてみましょう。
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個人的にはこの絵の雰囲気は最高に好きですが、少年少女にはなかなかのインパクト
東南アジア大学歴史工学部旅行学科4回生の「東方見 文録(トウホウケン ブンロク)」は卒業論文を書くためにタイムマシンを開発。敬愛するマルコ・ポーロが生きた1275年にタイムスリップした。
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タイムスリップは無事に成功し、文録は中国にキリスト教を布教するべく父ニコロと旅に出ていたマルコの前に姿をあらわす。ショックで腰を抜かし、なぜか背も低くなってしまったニコロに代わって、文録はマルコとともに中国を目指すことになったのだが…。
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