日本国内初の「プロ」サッカー選手
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きっかけは80年代のオリンピックのプロ解禁です。
親玉のオリンピックがアマチュア至上主義を捨ててプロを解禁してしまったので、体協のアマチュア至上主義も揺らぎ、日本サッカー協会はアマチュアにこだわる理由が薄くなっていきました。
そうした中で、まずは事実上のプロ選手が事実上のプロ活動をすることを正式に認めるスペシャルライセンスプレーヤー制度が86年にできました。
このときはまだ体協の根強いアマチュア至上主義を警戒してあくまでも「プロ」という言葉は使っていません。「スペシャル」という言葉に置き換えられています。
しかし、制度の中身はプロ選手登録制度であり、このとき登録された木村和司が国内プロ第1号とされています。
当時、ブンデスリーガ(ドイツ)で、プロとして活躍していた奥寺康彦とは、年棒では大差があったそうです。
エース
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すばらしいテクニシャンだった。創造的なパスの能力と得点力を備え、チームが必要とするときにそれを見事に発揮してくれた。
と同時に、彼はどんなファウルをされてもけっして報復することはなかった。警告処分を受けることなど滅多にない選手だった。
木村を日産(マリノス)に引っぱり、木村とともにチームを成長させて三冠をもたらした加茂周・日本代表監督は、かつて一言で木村をこう表現した。
「サッカー小僧」。
XEROX SUPER SOCCER'90 日本リーグ選抜vsバイエルン・ミュンヘン - YouTube
日本サッカーリーグ創立25周年記念試合 実況:金子勝彦 解説:川渕三郎・奥寺康彦 木村和司の見事なドリブルシュートに注目!
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※5:28秒位からの日本リーグ選抜の木村-ラモス-五十嵐-木村の流れは非常に綺麗です。
木村のドリブルからのゴールもかなりレベル高いです。
木村のドリブルからのゴールもかなりレベル高いです。
Jリーグ開幕までの日本サッカーを支えてきた盟友
1993年5月15日、国立競技場でのJリーグ・オープニング試合は、ヴェルディ川崎vs横浜マリノスでした。
※結果は2-1で横浜マリノスの勝利
ラモス氏(談)
木村和司(元横浜M、日本代表MF)とピッチに入る前に「サッカーを続けてきて良かったよな。
まさか、こんな日が来るとは思わなかった。
とにかく派手にやろうよ」と話をしたんだ。
試合後も、和司は「ワシら幸せやなぁ」と言ってたね。僕も幸せだったし、出た選手にとっては特別な日だった。
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この二人のように10番同士の好敵手が数多くいれば、選手のレベルアップと同時に観客にとっても楽しみが増えますね。
木村和司のように人を呼べるプレーヤーが、もっともっと現れる事を願っております。
木村和司のように人を呼べるプレーヤーが、もっともっと現れる事を願っております。