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南 こうせつとかぐや姫「神田川」 (シングルバージョン)
南こうせつの紅白出場は、平成9年以来27年ぶり。
その歌唱する南こうせつのGジャンの右胸元には、北朝鮮による日本人拉致被害者の救出を願う「ブルーリボンバッジ」が着けられていた。
南こうせつは、拉致被害者の方々を自身のコンサートに招き、拉致被害者とその家族らと交流するようになり、政府主催の「拉致問題を考えるみんなの集い」でも『ふるさと』を歌うなど支援を続けてきた。
その変わらない支援の姿勢を明確にするブルーリボンバッジを着けての紅白出場がXなどで話題となった。
南こうせつさんの胸元にブルーリボンバッジ、紅白歌合戦 「その心に感動」「発信に感謝」 https://t.co/auW3ASpTDM
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 1, 2025
南さんの歌は拉致された日本人にも愛されていたという。拉致被害者の地村保志さんや蓮池薫さんは帰国した後、『神田川』をカラオケで歌ったり、ギターで弾き語りしたりしていた。
南こうせつは、本名だった!!
かぐや姫は、1970年にデビューした3人組のフォークバンド。最初は、南こうせつ、森進一郎、大島三平がメンバーだったが、1年の活動でこのメンバーでの活動は終了している。
1971年に南こうせつの高校の後輩だった伊勢正三と別のフォークグループを脱退した山田パンダと共に南こうせつとかぐや姫を再結成。このメンバーが現在よく知られているかぐや姫のメンバーである。
1973年にリリースしたシングル『神田川』が160万枚を売り上げる大ヒットとなり、のちに映画化されるほどの国民的歌謡曲となった。
そんな南こうせつは本名で漢字で書くと<南高節>である。
大分県大分市にあるお寺で生まれた南こうせつ。高節という名前の由来は分からないが、実家がお寺という点から付けられたのではないかと推測される。
「高節」を「こうせつ」と平仮名にした由来は、1983年に初出演した「徹子の部屋」で語られている。南高節名義で発売されたレコードを近所に住んでいたおばあちゃんに見せたところ、『なんこうぶし』と読まれてしまったため、分かりやすい『南こうせつ』と平仮名にしたそう。
『なんこうぶし』って曲を作って欲しいと思わせるエピソード。
南こうせつは、芸能界最強!?
色々と調べてみると噂の出どころは、芸能界きっての武闘派っぽい歌手「長渕剛」の話したことから出てきている模様。
長渕剛が2005年のラジオで語ったことによると、南こうせつと長渕剛が新幹線で移動していた際に、同じグリーン車で乗り合わせていたヤクザと思われる方々が酒に酔って横柄な態度をとっていたため、南こうせつが胸倉を掴んで「ハイ!! 皆さん、どうも南こうせつでございます。こういう方は許して良いんでしょうか皆さん」とヤクザと思われる方々を制したことが芸能界最強説のもとになっている。
あとは、酒に酔った吉田拓郎を羽交い締めにして止めたなどもネットに記載があるが真偽は定かではない。
🎤 南こうせつ
— きんちゃん (@nnPq7Xkqd2LBvWo) December 26, 2024
♪ 夢一夜 🎶https://t.co/FSGCdgRU2S pic.twitter.com/NClgbUpPSF
南こうせつ所属の「PANAMレーベル」も55周年!!
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そこから転じて、ラベル紙に印刷されたレコード会社やそのブランド名のことを「レーベル」と呼ぶようになった。同じ会社内でも発売するレーベルが異なることで、ブランドを分けたり、音楽性で組織化するためにレーベルを用いた。
南こうせつ所属の「PANAMレーベル」は、日本クラウン内にあるポップス系のレーベルで、1970年に再発足されて、そこには「南こうせつとかぐや姫」などのフォーク系アーティストが所属している。
PANAMレーベルには、フォークソングだけはなく、様々なアーティストが所属していた。
「さよなら人類」が大ヒットした「たま」
「なごり雪」のイルカ
イルカの妹「沢田聖子」
「オリビアを聴きながら」の尾崎亜美
などなど、日本のフォークソング~ポップスの歴史と言っても過言ではないレーベルである。
「PANAMレーベル」のYoutubeで誰が所属なのかを見てみるのも面白い。
PANAM - YouTube
2024年9月23日「南こうせつ ラストサマーピクニックin武道館」開催
2019年には長渕剛も参加している。南こうせつは、デビュー前から長渕剛を応援し、自身のコンサートの前座として登場させるなど、長渕をバックアップ。南がパーソナリティーを務めたニッポン放送『オールナイトニッポン』では、長渕が弾き語りを披露するコーナーを設け、ブレイクのきっかけを作ったとされる。
90年まで10年連続で、福岡、大分など九州各地で開催。その後、99年(香椎パークポート)、09年(つま恋)、14年(万博記念公園)、19年(海の中道海浜公園)で復活し、2024年9月23日、日本武道館にて「ラストサマーピクニックin武道館」と題し開催された。
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今回は「ラストサマーピクニックin武道館」と題され、9/23日本武道館に1万人を動員したメモリアルイベントとなった。
コンサートはサマーピクニックのテーマ曲として披露してきた「あの日の空よ」でスタート。
MCでは「お互いに人生の良い思い出にしたいと思います。よろしく!」と呼びかけ会場が一体となった。
ライフワークのひとつに終止符を打った、このコンサートの模様を是非、お楽しみ下さい。
【収録内容】
01. あの日の空よ
02. 夏の少女
03. ギターを鳴らせ
04. 妹
05. 歌うたいのブルース
06. 男たちよ
07. Summer Angel♪
08. 神田川
09. この広い野 原いっぱい
10. 好きだった人
11. うちのおとうさん
12. 時は流れて風が吹く
13. 幼い日に
14. 君といっしょなら
15. たぬき囃子
16. 男が独りで死ぬときは
17. 夢一夜
18. 道
19. あの人の手紙
20. マキシーの為に
21. 夜明けの風
22. 笑って歌って
23. 満天の星
24. 心の虹
25. あの日の空よ