ボクサー赤井英和の半生を映画化「どついたるねん」 テント上映から口コミが広がり、ブルーリボン賞まで獲得しました!
2017年1月30日 更新

ボクサー赤井英和の半生を映画化「どついたるねん」 テント上映から口コミが広がり、ブルーリボン賞まで獲得しました!

1989年公開の阪本順治の初監督作品。ボクシングの魅力に取り憑かれた男の物語。舞台の大阪・新世界もまた良い味を出しています!

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脇を固めるセコンド陣

鴨井大介

安達英志を育てたナショナルジムの鴨井会長
チャンピオンを育てる事に情熱を燃やすトレーナーでもある。

安達がボクシングジムを設立する際に、必要なライセンスを半ば強引にナショナルジムから借りるが、それすらも許し、安達の身体を心配する心優しい人物。
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左上が鴨井大介(麿赤児)
左下が鴨井貴子(相楽晴子)

鴨井貴子

鴨井会長の娘。
幼馴染の安達に、色々と口うるさく注意をする。
安達に殴られ、顔にあざを作る事もしばしばあるが、常に安達が気になる。

安達がナショナルジムを裏切り、ボクシングジムを設立した際は、激怒するがなんだかんだ許してしまう。

鴨井貴子役の相楽晴子は、本作での献身的に安達を支える演技が高い評価を受けた。

左島牧雄

元ウェルター級の日本チャンピオン。
安達が設立したボクシングジムでコーチを務めた後、安達と一緒にナショナルジムへ移籍。
ナショナルジムの鴨井会長とは旧知の仲。

アウトボクシングを教える左島に、ゴリゴリのインファイター安達は度々キレる。
また、安達とのスパーリングも脳への影響を心配して、ボディしか狙わず、気弱な所がある。
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左島牧雄役の原田芳雄

ロケ地は大阪・新世界

赤井英和の地元大阪の西成区が舞台となっています。
コテコテの大阪をイメージする際のランドマーク「通天閣」にも、試合前の安達と鴨井貴子が訪れます。
昔ながらの大阪で、暴れまわる安達が絶妙にマッチしています。

また、阪本順治監督の「新世界三部作」の一作目の作品でもありました。
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夜の通天閣が映える
ボクサーを引退し、自暴自棄になった安達が彷徨った新世界。
大阪情緒を感じるロケ地でした。

安達と左島が立ち寄った「丸徳」

「どついたるねん」の中で、ボクサー役の赤井英和と、トレーナー役の原田芳雄がこの店でホルモンそばを食べているシーンがあったのを覚えている人もいるかもしれません。
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名物・ホルモンが有名な丸徳

作品データ

監督 阪本順治
脚本 阪本順治
俳優 赤井英和、相楽晴子、麿赤児、原田芳雄等
公開  1989年(平成元年)
配給 ムービーギャング
時間 110分
「どついたるねん」以降、赤井英和の俳優としての活躍はご存知の通り!
そういえば何故か標準語で演技していましたね!

彼にはやはり大阪弁が一番似合います!
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