増量期などにおける食事についても常軌を逸していました。特に10ヶ月で40kgの増量を成し遂げた際には、卵を一日20~30個、牛乳を2~3リットル、さらにはプロテイン300gなどを普段の食事以外に摂取し、たんぱく質を異常なまでに体内に取り入れていました。通常の筋トレをしている場合、理想的なタンパク質の摂取量は体重の2~3倍のグラム数(体重60kgの場合120g~180g程度)と言われていますので、彼の場合、さらにその数倍は摂取していたと思われます。
また、鶏の生ささみをミキサーにかけてそれを常飲していたという逸話もあり、これは「マッスルシェイク」と呼ばれていました。
また、鶏の生ささみをミキサーにかけてそれを常飲していたという逸話もあり、これは「マッスルシェイク」と呼ばれていました。
マッスル北村 ハードコアダイエット - ニコニコ動画
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「餓死」で死去
コンテスト後の暴食で2日で13kg増量したといった逸話もある北村ですが、39歳で亡くなった際は20kgの減量を行っており、その結果体が異常な低血糖状態となっていました。しかも、家族から飴を舐めて糖分補給するように言われたにもかかわらず、「そのわずかなカロリーすら摂取したくない」と拒否したことから、結果的に帰らぬ人となっています。体が飢餓状態となりそれが原因で死に至ったと言えることから、彼の死に関しては「餓死した」と表現されることもあるようです。
このように、あまりのストイックさでボディビルの歴史に名を刻んだものの、若くして亡くなってしまったマッスル北村。彼の死から早20年が経過しましたが、現在もその人気は高く、漫画「グラップラー刃牙」の作者・板垣恵介は北村の筋肉を作画の参考にしているそうです。それ以外にも、北村に関する著作が死後に発表されたり、ボディビル関連の雑誌が北村を特集することもあります。これからも伝説のボディビルダーとして、語り継がれていくことでしょう。
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