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しかし、1985年にパラコート連続毒殺事件が発生!!
一連の事件を教訓に、食の安全性が向上した飲料業界。しかし1985年、青酸コーラ事件を上回る惨事が発生しました。それが「パラコート連続毒殺事件」です。
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この事件は青酸コーラ事件と同様、自販機の取り出し口などにパラコート入りの「オロナミンC」などが仕掛けられ、それを持ち帰って飲んだ被害者が相次いで死亡。被害は広島・大阪・埼玉など広範にわたっており、犠牲者は計13人に上りました。
昭和レトロな自動販売機。
※画像はイメージです。事件とは無関係です。
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青酸コーラ事件により安全性に対する意識が高まっていた当時ですが、毒入りジュースを自販機の取り出し口に仕掛け、置き忘れと誤認させる巧妙な手口から被害が拡大しました。対応策として、オロナミンCの瓶がプルトップ方式に改良された他、「拾い食いを絶対にしない」という啓蒙活動も行われ、同様の事件はその後減少していきました。ミドルエッジ世代が親となった現在、子供たちに食の安全性を教える大切さを痛感しますね。
プルトップ方式となったオロナミンC(写真左)。その前は右のようなスクリューキャップボトルでした。
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