コミック『はだしのゲン』のマンガ家・中沢啓治が漫画界のアカデミー賞で殿堂入り!!
『はだしのゲン』(汐文社刊)で知られるマンガ家・中沢啓治が、アメリカ漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞で「コミックの殿堂」入りをしたことが、汐文社より発表されました。
授賞式は7月26日金曜日の夜(現地時間)、 ヒルトン・ベイフロントで開催され、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与されました。過去の日本人作家の殿堂入りは、手塚治虫、小池一夫、小島剛夕、大友克洋、宮崎駿、高橋留美子、萩尾望都さんの7人で、中沢啓治は8人目となります。
『はだしのゲン』について
全10巻
著者:中沢啓治
1975年5月汐文社刊 B6判
定価:各800円+税
1945年8月6日、原子爆弾で廃墟と化したヒロシマで、父・姉・弟を奪われながらも、たくましく生き抜くゲンとその家族を描いた長編マンガ。英語版をはじめ25か国で翻訳出版され、世界中で広く読まれている。
著者:中沢啓治
1975年5月汐文社刊 B6判
定価:各800円+税
1945年8月6日、原子爆弾で廃墟と化したヒロシマで、父・姉・弟を奪われながらも、たくましく生き抜くゲンとその家族を描いた長編マンガ。英語版をはじめ25か国で翻訳出版され、世界中で広く読まれている。
アイズナー賞とは
漫画界の「アカデミー賞」とも言われるアイズナー賞は、アメリカ漫画界の先駆者でありグラフィック・ノベル作家のウィル・アイズナーにちなんで名付けられた。アメリカのコミック業界が作品・マンガ家・アーティストを顕彰するもので、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与された。「コミックの殿堂」は個々の作品ではなく、マンガ家の「殿堂入り」を認める賞となる。
著者プロフィール
中沢啓治(なかざわけいじ)
(1939~2012年)漫画家。広島市出身。国民学校1年生だった6歳の時に被爆。父と姉、弟を失う。その後、漫画家を目指し上京。母の死をきっかけに、原爆、反戦をテーマにした作品を書き始め、2009年の引退まで数多くの作品を残した。
(1939~2012年)漫画家。広島市出身。国民学校1年生だった6歳の時に被爆。父と姉、弟を失う。その後、漫画家を目指し上京。母の死をきっかけに、原爆、反戦をテーマにした作品を書き始め、2009年の引退まで数多くの作品を残した。
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