今でも使ってる!?馴染み深い死語の数々
1位 バッチグー 39票
バッチグーとは申し分ないさま、見事なさまを表す「ばっちり」と英語の「good(グッド)」を崩したものから成る合成語で、万事良好なさま、物事が予定通り順調に進むさまを表す。また、そういった状態のときに発する言葉としても使われる。バッチグーは1990年代初め、当事バラドルとして人気のあった森口博子が使ったことから普及。若者のみならず、広い世代に使われたが、2007年現在、会話上ではほとんど使われない死語となっている。
2位 ナウい 25票
ナウいとは「今風の」「流行の」といった意味の形容詞で、その中でも最先端なものといった意を含んで使われることが多い。英語で「今」という意味の“now” に形容詞形にする接尾辞「い」をつけたものではあるが、ナウいが流行る1970年代終わりまでに形容動詞形の『ナウな』が流行っており、ナウいはこの『ナウな』の派生語と考えてよい。どちらにしても現代ではほとんど使われなくなっており、全くナウくない死語である。
【追記:2009年6月】
ナウいという言葉自体が古臭くなったことから、「流行に乗り遅れている」という意味合いで、あえてナウいと言う場合がある。
3位 うそぴょん 19票
嘘ぴょんとは事実より大袈裟に表現したり、冗談で済ませられる程度の脚色をするなど、軽い嘘をついた後、それが嘘(冗談)であると打ち明ける際に使う言葉である。「嘘だよーん」またはそれが転じた「嘘だぴょーん」を簡略化したものと思われる。なお、嘘ぴょんはあくまで場を和ませる感じで使うものであり、あまり深刻な嘘についての使用は不向きである。
2009年に行われたgooランキング「今でもつい使ってしまう死語ランキング」で堂々の1位となっている(ランキングではうそピョーンという表記を使用)。
4位 チョベリグ 18票
チョベリグとは「超 very good」の略で、「最高(サイコー)」という意味で使われる感嘆詞である。「超」と「ベリー」の両方が付く言葉だが、よほど良いことがあったときのみ使う言葉かというと、そういうわけではない。1996年には対語『チョベリバ』とセットで流行語大賞トップテンに入賞している。なお、最初にチョベリグを言い出した人物がわからないため受賞者はなく、該当者が名乗り出るのを待ったままの状態になっている。また、チョベリグは現在、ほとんど使われない死語になっている。
5位 チョベリバ 16票
チョベリバとは「超 very bad」の略で、「最悪(サイアクー)」「最低(サイテー)」という意味で使われる感嘆詞である。もともとコギャルの間で使われていたチョベリバだが、1996年に木村拓哉と山口智子主演の人気ドラマ『ロングバケーション』で使われたことから広く普及。対語である『チョベリグ』とともに同年の流行語大賞トップテンに入賞している(なお、最初に言い出した人物がわからないため受賞者はなく、該当者が名乗り出るのを待ったままの状態になっている)。また、コギャルを扱う番組やクイズ番組などでも使われ、コギャル語の代表的言葉のひとつになっている。
6位 なるへそ 15票
なるへそとは納得や理解、同意をした際に使う言葉「なるほど」が崩れたものである。『ヘソ』とは体の腹部にあるくぼんだ部分以外に物の中央にある高い部分やくぼんだ部分を意味する。『ほど』は漢字で『火床』と書くと、いろりの中心のくぼんだ部分を意味する。つまり、『ほど(火床)』は『ヘソ』であるため、「なるほど」をなるへそと言い換えたとされている。なるへそは「なるほど」と意味は同じだが、ふざけた言い回しであるため、目上への使用は避けたい。
6位 ワケワカメ 15票
「わけわかめ」とは、「訳が分からない」をもじったフレーズ。
「分からない」と海藻の「ワカメ」を掛けた、いわゆるダジャレや地口の一環である。
昭和の後半によく使われていたが、2011年ごろケータイ流行語として一時的に復活したようである。
6位 だっちゅーの 15票
「だっちゅーの」は元々はツッコミの際の口癖だったが、それをボキャブラ天国に出演していたMANZAI-Cが番組内でネタにしたのが始まりでそのまま一発ギャグとなった。
9位 ダイジョーV 13票
大丈Vとは「大丈夫(だいじょうぶ)」と英語の「V(ぶい)」を掛けた言葉である。基本的には「大丈夫」と同意だが、使用は大丈夫である(問題ない)ことを他者に伝える場合に限られ、他者に大丈夫か問う場合や「大丈夫だろう」といった未来予測の際には用いない。また、大丈Vと言う際、大抵はVサイン(指をVの字したもの)を出しながら言う。インターネット上では大丈v(^ー^)vと、顔文字を絡めた形で使われることもあるが、基本的には死語、または昭和世代の親父ギャグという扱いになっている。