【訃報】フォークデュオ「風」のメンバー、大久保一久さん死去。
「22才の別れ」などのヒット曲を持つフォークデュオ「風」のメンバーとして活躍したミュージシャン、大久保一久(おおくぼ かずひさ)さんが13日、東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。71歳でした。
第一報はこちらです!
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— 日刊スポーツ (@nikkansports) September 15, 2021
大久保さんは1950年、広島県呉市出身。大学時代からアマチュアで音楽活動を続け、1973年にはフォークグループ・猫に加入。1975年には、かぐや姫のメンバーであった伊勢正三とともにフォークデュオ「風」を結成し、「22才の別れ」「ささやかなこの人生」など多数のヒットを世に送り出しました。1979年の「風」活動休止後は、ソロ活動を展開。1983年にソロ活動を休止してからは、長年薬剤師として薬局で勤務していました。その後は散発的に伊勢正三のライブに飛び入り参加するなどの音楽活動を展開していたのですが、2008年に脳血管障害を発症。以降闘病生活を続けていたものの、このたびの訃報となりました。
「風」が世に送り出した名曲の数々を振り返る!
かぐや姫、グレープ、ガロ、山本コウタローとウィークエンド、バンバン、シグナルなどとともに、70年代当時のフォークブームを代表するグループであった「風」。彼らが生み出した名曲は、当時の若者のみならず、世代を超えて愛されているものばかりです。ここでは、彼らの楽曲からいくつかピックアップして振り返っておきましょう。
22才の別れ
1975年2月5日に発売されたデビューシングル「22才の別れ」。元々はかぐや姫が1974年に発表したアルバム「三階建の詩」に収録されていた楽曲で、シングル化の要望が相次いでいたものの、かぐや姫が1975年4月に解散することになったため「風」のデビューシングルとして発表されました。オリコンの年間チャート7位の大ヒットとなり、ミリオンセラーを記録しています。
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あの唄はもう唄わないのですか
1975年12月10日に発売された2枚目のシングル「あの唄はもう唄わないのですか」。アルバム「時は流れて…」からの先行シングルとして発売され、オリコンでは週間24位を記録しています。
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ささやかなこの人生
1976年6月25日に発売された3枚目のシングル「ささやかなこの人生」。前作「あの唄はもう唄わないのですか」から半年ほどで発表された楽曲で、オリジナルアルバムには未収録であるものの、累計売上20万枚を超えるヒットに。「22歳の別れ」に次ぐ、風の代表曲となっています。
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上記の楽曲以外にも、「海岸通」「あいつ」「北国列車」「古都」「君と歩いた青春」「海風」「Bye Bye」など、多数の名曲を世に送り出した伝説のフォークデュオ「風」。2017年には「伊勢正三 LIVE BEST ~風が聴こえる~」に当時のライブ音源が収録され、さらに今年の9月22日には「伊勢正三LIVE BEST〜風が聴こえる〜風LIVE Vintageー SPECIAL EDITION」が発売予定となっており、大久保さんの名演が再びファンの下に届く矢先の訃報となりました。大久保さんの冥福を祈りつつ、「LIVE BEST」でその名演を確認しておきたいところです。
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発売予定日は2021年9月22日です。