本作品にあっては、構築と破壊が隣り合ったようなロマネスク的雰囲気のジャケット・ワークの素晴らしさが音世界と見事に融合且つ相乗効果が作用し各音楽誌でも賞賛された
二作目だが、まるで夢の世界に導かれていくようだ。リマスタリングされ、星降る夜のおとぎ話などの代表曲からも、その音の違いに気づく。迫力がある。そして1音、1音が鮮明だ。
キャッチーなメロディと展開美のバランスで、ロマンスに溢れた世界観を聴かせる彼ら。
美麗なジャケのデビュー作「魅惑劇」が有名だと思うが、サウンド面と演奏のクオリィはむしろこの2作目の方が上だと思う。
via www.amazon.co.jp
(1981年12月には、『パラダイス・ロスト』を発売)
ジャパニーズ・プログレの先輩"四人囃子"の森園勝敏をプロデューサーに迎えた本作品は、リーダー平山自身がノヴェラの全作品中最も気に入っている作品と言うだけあって、今までの自分自身が抱いていた「日本のバンドなんて…」といった誤解と偏見を完全に払拭するだけの世界観が見事に繰り広げられた珠玉の名作とも言える。
しかし皮肉なことに…聴き手側の思惑とは裏腹にバンド自体は、最初の危機ともいうべき平山、五十嵐、永川のシェラザード出身側と、高橋、山根、秋田の山水館出身側との二派に再び分裂という危なげな脆さが表面化していた…まさにバランスぎりぎりの緊張感漂う作品であった
via www.amazon.co.jp
ノヴェラ / NOVELA - 第3の剣 / The Third Sword
via youtu.be
1981年11月といえばLOUDNESSのデビューアルバム『誕生前夜』がリリースされているのだ。 ご存知の通り、このアルバムは日本のハードロックファンやギタリスト達の度肝を抜いたことは以前のレビューで書いたが、本当に日本にハードロック文化が生み落とされた瞬間でもあったと思う。
そして翌1982年1月には『JAPAN HEAVY METAL FANTASY II』が開催され、NOVELAはLOUDNESSと5Xと共にステージに上がっている。
1982年3月19日、大阪毎日ホールで第1期NOVELAは幕を閉じた。
その時のセットリストはオープニングに「メタル・ファンタジー」を持って来て「ヒドラ伯爵の館」「メタマティック・レディ・ダンス」などハードロック色の濃いナンバーが大半を占めていた。 そして4回ものアンコールに答えラストは「マジカル・アクション」でヨシロー、モック、エイジローを送り出すという心憎い演出がされた。
当時勃発したヘヴィメタルブームに乗りたかった高橋と山根が秋田を引き連れて脱退し、その後、ハードロックバンド『アクション』を結成しました。
ACTION! 100,000VOLT / ACTION!
via youtu.be
第2期と第3期の活動内容
◆2期
1993年に、第2期が初めて出したアルバム「サンクチュアリ」が発売。
ロマンティックな雰囲気の「夢の絵の具」、これぞ関西プログレ・ハードといった曲展開の「調べの森 」、ラストに相応しいドラマティックな名曲「黎明」といった楽曲が収録された、ノヴェラ・サウンドの集大成といえる作品です
NOVELA - 黎明 THE DAWN OF・・・
via youtu.be