2017年4月7日 更新
【日産・ラシーン】「僕たちの、どこでもドア」ドラえもんのCMも懐かしいコンパクトRV
RVブームだった90年代に発売され、独特の外観デザインで人気を博した小型RV「ラシーン」。2000年に生産を終えるも中古市場での人気はいまだ根強い。ドラえもんをイメージキャラに据えたCMも懐かしい「ラシーン」を振り返ります。
日産・ラシーン(RASHEEN)
カッコ良い。そして、可愛い。
お洒落な外観にたくさんのオプションで多くの人に愛された車「ラシーン」。1994年~2000年まで日産(NISSAN)から発売されていたコンパクトRVです。1993年の東京モーターショーに参考出品されたプロトタイプが好評だったことから、翌94年に市販が開始されました。
最近では耳にしなくなった「RV」という言葉ですが、1990年代前期には「三菱・パジェロ」「トヨタ・ランドクルーザー」「日産・テラノ」「いすゞ・ビッグホーン」などが代表格となってRVブームが巻き起こっていました。そんな中、小型RVとして発売されたのが「ラシーン」です。
「ラシーン」という名前の由来は、「羅針盤」からの造語です。実は日産のオフィシャルWEBサイトも「羅針盤」という名前で、「ラシーン」の発売と同時期に開設されたものでした。このことから、「ラシーン」は日産自動車を代表する車の一つだったと言えるでしょう。
女性ドライバーからも人気のラシーン
女性ドライバーが多かったラシーン。それもそのはず、小型乗用車並みの取り回し性の良さを最大のウリとして、運転の苦手な30代前後の女性をターゲットユーザーに設定したクルマでした。
当時ラシーンを見かけるとドライバーはほとんどが女性で、男性は10台に1台くらい(!?)というとオーバーかもしれませんが、これほど女性ドライバーが多いクルマも珍しかったのではないでしょうか。
ボディカラーも女性ウケが良かった理由の一つかもしれません。ベールグリーンやイエロー、サンドベージュなど日本車には珍しいカラー展開が魅力的で、CMキャラクターにドラえもんが起用されたことから「ドラえもんブルー」と称されるカラーも人気を呼ぶことに。
ドラえもんブルー
ドラえもんがイメージキャラクター!
ドラえもんといえば、最近ではトヨタ自動車のイメージですが、実は日産の方が早かったのです。そして、トヨタはジャン・レノ扮するドラえもんですが、日産はホンモノのドラえもんでした。
ドラえもんを前面に出した「ラシーン」カタログ
CMのキャッチコピーは「僕たちの、どこでもドア」
ディーラーオプションパッケージは「どこでもドア」をもじったもので、日産の遊び心を感じました♪
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