日産・ラシーン(RASHEEN)
カッコ良い。そして、可愛い。
お洒落な外観にたくさんのオプションで多くの人に愛された車「ラシーン」。1994年~2000年まで日産(NISSAN)から発売されていたコンパクトRVです。1993年の東京モーターショーに参考出品されたプロトタイプが好評だったことから、翌94年に市販が開始されました。
お洒落な外観にたくさんのオプションで多くの人に愛された車「ラシーン」。1994年~2000年まで日産(NISSAN)から発売されていたコンパクトRVです。1993年の東京モーターショーに参考出品されたプロトタイプが好評だったことから、翌94年に市販が開始されました。
最近では耳にしなくなった「RV」という言葉ですが、1990年代前期には「三菱・パジェロ」「トヨタ・ランドクルーザー」「日産・テラノ」「いすゞ・ビッグホーン」などが代表格となってRVブームが巻き起こっていました。そんな中、小型RVとして発売されたのが「ラシーン」です。
「ラシーン」という名前の由来は、「羅針盤」からの造語です。実は日産のオフィシャルWEBサイトも「羅針盤」という名前で、「ラシーン」の発売と同時期に開設されたものでした。このことから、「ラシーン」は日産自動車を代表する車の一つだったと言えるでしょう。
#インターネット老人会 というハッシュが面白いのでネタを1つ。日産のWEBサイトは業界としても早めの1994年に開設。当時「ラシーン」という小型車販促施策の一環から実験的に始まったので「羅針盤」というサイト名でした(画像は97年頃)。 pic.twitter.com/hFzZg79Bsi
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP) June 29, 2015
女性ドライバーからも人気のラシーン
女性ドライバーが多かったラシーン。それもそのはず、小型乗用車並みの取り回し性の良さを最大のウリとして、運転の苦手な30代前後の女性をターゲットユーザーに設定したクルマでした。
当時ラシーンを見かけるとドライバーはほとんどが女性で、男性は10台に1台くらい(!?)というとオーバーかもしれませんが、これほど女性ドライバーが多いクルマも珍しかったのではないでしょうか。
当時ラシーンを見かけるとドライバーはほとんどが女性で、男性は10台に1台くらい(!?)というとオーバーかもしれませんが、これほど女性ドライバーが多いクルマも珍しかったのではないでしょうか。
ボディカラーも女性ウケが良かった理由の一つかもしれません。ベールグリーンやイエロー、サンドベージュなど日本車には珍しいカラー展開が魅力的で、CMキャラクターにドラえもんが起用されたことから「ドラえもんブルー」と称されるカラーも人気を呼ぶことに。
via www.favcars.com
ドラえもんがイメージキャラクター!
ドラえもんといえば、最近ではトヨタ自動車のイメージですが、実は日産の方が早かったのです。そして、トヨタはジャン・レノ扮するドラえもんですが、日産はホンモノのドラえもんでした。
CMのキャッチコピーは「僕たちの、どこでもドア」
日産CM ラシーン (ドラえもん)
「僕たちの、どこでもドア」
「ラシーン、発進!」
「ラシーン、発進!」
via www.youtube.com
ディーラーオプションパッケージは「どこでもドア」をもじったもので、日産の遊び心を感じました♪