「虫プロ」とは何ぞや??
株式会社虫プロダクション(通称: 虫プロ)は、1961年6月に漫画家として人気者だった手塚治虫が創設したアニメーション専門のプロダクションである「手塚治虫プロダクション動画部」が1962年1月に改称したものである。
1961年、手塚治虫プロダクション動画部を設立。手塚はこれ以前に、東映動画嘱託としてアニメ制作に携わったことがあり、その経験と人脈を生かしてプロダクションを立ち上げた。1962年1月、株式会社虫プロダクションとして正式に発足した。名称の"虫"には「漫画の虫」「アニメの虫」「無死(不死身)」の意味が込められた。
純国産TVアニメは『鉄腕アトム』から始まった!!
『鉄腕アトム(白黒版)』
放送日時:火/土
原作:手塚治虫
放送局:フジテレビ系列
一番最初は白黒放送だったんですよ!!
日本で最初の本格的な1話30分の連続TVアニメだった。
鉄腕アトム(1963)
本作は、1951年(昭和26年)4月から翌年3月に連載された『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として、1952年(昭和27年)4月から1968年(昭和43年)にかけて、「少年」(光文社)に連載された。
1963年(昭和38年)1月1日から1966年(昭和41年)12月31日までフジテレビ系列にてアニメ放送された。全193話。一部を除きモノクロ作品。
日本で最初の本格的な1話30分の連続TVアニメ、日本で初めての国産テレビアニメとしてアニメ化された。この『鉄腕アトム(第1作)』は平均視聴率30%を超える人気を博し、その後、世界各地でも放映された。
ちなみに、1980年(昭和55年)10月1日から1981年(昭和56年)12月23日にかけて、全52話を日本テレビ系でカラー版の『鉄腕アトム(第2作)』が制作・放送されたので、読者の方はこちらの方がなじみがあるでしょうか?。
虫プロ製作TVアニメの第2弾は『ジャングル大帝』!!
『ジャングル大帝』
放送日時:水曜日(19:00~19:30)
原作:手塚治虫
放送局:TBS系列
虫プロが手がけたTVアニメの中で始めて最初からカラーで製作された作品だ。
このアニメの空がやけに青かった記憶が蘇る。
『ジャングル大帝(1965)』
『ジャングル大帝』(ジャングルたいてい)は、手塚治虫の漫画およびそれを原作とした一連のアニメ作品。
「白いライオン(ホワイトライオン)」というアイディアは、手塚がかつて動物の絵本を依頼された際にライオンの絵を白熱灯の下で彩色したところ、黄色を塗るつもりが電灯の黄色い光のために白と黄の絵の具を間違えて塗り、出来上がってみると白いライオンになって没になった失敗談が発端という。ジャングルを舞台とする趣向は、手塚が少年だった1930年代初めにターザン映画などを代表とする秘境冒険映画、猛獣映画など人気を呼んだアメリカ映画の影響が指摘されている。
フジテレビ系列で1965年(昭和40年)10月6日 - 1966年(昭和41年)9月28日まで全52話を放送。日本国産初のカラーテレビアニメシリーズとされることが通例だが、半年前、1965年4月から、カラーによるテレビアニメ『ドルフィン王子』が放送されている。しかし、全3話に過ぎなかったため、あまり話題にならず、忘れ去られて行った。よって本格的なカラーテレビアニメのシリーズは本作という評価が一般的である。
西遊記をギャグアニメに変えた『悟空の大冒険』!!
『悟空の大冒険』
放送日時:土曜日(19:00~19:30)
原作:手塚治虫
放送局:フジテレビ
手塚治虫の『ぼくのそんごくう』は『西遊記』を元に描かれた漫画であるが、この原作をギャグアニメとして設定変更した物である。
キャラクターや話の内容が現代風にアレンジされていて、三蔵法師が、天竺まで教典を取りに行く、という基本設定はそのままであるが、ほとんど作り替えている。登場人物も、竜子という女性キャラが追加されていた。
『悟空の大冒険』
ならば徹底的に不真面目にしてやろうと、スタッフも当時としてはかなり実験的な試みを行い、
現代っ子らしいヤンチャ坊主にしたら、今度は「言葉遣いが汚い!」とPTAからの大批判を受けて、
放映打ち切りに追いこまれてしまいました。
(公式HPより)
『悟空の大冒険』(ごくうのだいぼうけん)は、1967年に放映された日本のテレビアニメ。手塚治虫の漫画『ぼくのそんごくう』を元に作られた作品である。
当初は高い視聴率を稼ぎ、最高視聴率は1967年2月18日(土)に31.7%を記録している。しかし、4月から同じ時間帯に裏番組として『黄金バット』がスタートしてからは視聴率の低下に苦しんだ。劇中の各キャラクターの"大げさな表現"は時代を先取りしすぎた部分もあり、時流にのった“妖怪連合シリーズ”などの路線変更が行われたが、後半の視聴率不振の盛り返しには至らず、丸4年間続いた「アトム」の後番組にもかかわらず、9か月(39話)で放映を終了した。
実はこれ、三蔵法師の声を担当した野沢那智のアドリブだったのだそうだ。もしかしたら、この「オカマっぽさ」もPTA不人気の原因かも??
生誕:1928年(昭和3年)11月3日
出身:大阪府豊能郡豊中町(現・豊中市)
日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督
死去:1989年(平成元年)2月9日)
引用:japan-culture.biz