【1960年代】アニメの出来や品質ではピカイチだった虫プロ製作アニメあれこれ
2017年11月7日 更新

【1960年代】アニメの出来や品質ではピカイチだった虫プロ製作アニメあれこれ

1963年1月1日よりテレビで初めて日本で製作されたアニメが放映され始めた。それは手塚治虫を中心とするアニメ職人軍団である「虫プロ」が製作した『鉄腕アトム』であった。それ以前はというと、海外(特にアメリカ)で作製されたものを日本語に吹替していたのだ。これ以降、日本のアニメ制作会社が一挙に増え、TVアニメもドンドン増えていった。だが、「虫プロ」が製作したTVアニメはその出来映えや品質において他社とは比べられないほど良かったと当時の子供心の片隅に残っている。そんな「虫プロ」が作製したTVアニメを順に紹介することにしよう!!

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「虫プロ」とは何ぞや??

手塚治虫(てづか おさむ)

手塚治虫(てづか おさむ)

本名:手塚治
生誕:1928年(昭和3年)11月3日
出身:大阪府豊能郡豊中町(現・豊中市)
日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督
死去:1989年(平成元年)2月9日)

引用:japan-culture.biz
株式会社虫プロダクション(通称: 虫プロ)は、1961年6月に漫画家として人気者だった手塚治虫が創設したアニメーション専門のプロダクションである「手塚治虫プロダクション動画部」が1962年1月に改称したものである。
1961年、手塚治虫プロダクション動画部を設立。手塚はこれ以前に、東映動画嘱託としてアニメ制作に携わったことがあり、その経験と人脈を生かしてプロダクションを立ち上げた。1962年1月、株式会社虫プロダクションとして正式に発足した。名称の"虫"には「漫画の虫」「アニメの虫」「無死(不死身)」の意味が込められた。
もともとディズニー映画に憧れていた手塚は、いつかアニメーションに挑戦したいという願望があった。そしてマンガで成功を収めた後、その資金を元手にアニメーション制作会社である虫プロダクションを設立した。手塚は当時普及しつつあったテレビを使ったアニメーション放映に目を付け、1話30分の連続アニメ放映を構想した。そしてアニメの題材にはマンガ『鉄腕アトム』を選んだ。1952年月刊誌『少年』にて連載が続いていたマンガ『鉄腕アトム』は当時人気を博していたこと、連載から10年が経ち原作としての蓄積があったこと、過去に紙人形劇と実写で2度放映され好評であったことなどがその理由とされた。

純国産TVアニメは『鉄腕アトム』から始まった!!

『鉄腕アトム(白黒版)』

『鉄腕アトム(白黒版)』

放送期間:1963年1月1日~1966年12月31日
放送日時:火/土
原作:手塚治虫
放送局:フジテレビ系列

一番最初は白黒放送だったんですよ!!
日本で最初の本格的な1話30分の連続TVアニメだった。

鉄腕アトム(1963)

子供の頃はTV画面をかじりつくように見ていて、あらも全然感じなかったが、大人になってもう一度見ると、白黒バージョンは画面がちょっと荒いような・・・!!(昔のTV解像度やドット数が現在の物と比べものにならないくらい進歩していることも一因)
『鉄腕アトム』(てつわんアトム、日本での英題はMighty Atom)は、手塚治虫のSF漫画作品及び同作を原作としたテレビアニメ、特撮テレビ番組の作品名、並びに作品内の主人公である架空のロボットの名称である。
本作は、1951年(昭和26年)4月から翌年3月に連載された『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として、1952年(昭和27年)4月から1968年(昭和43年)にかけて、「少年」(光文社)に連載された。
1963年(昭和38年)1月1日から1966年(昭和41年)12月31日までフジテレビ系列にてアニメ放送された。全193話。一部を除きモノクロ作品。
日本で最初の本格的な1話30分の連続TVアニメ、日本で初めての国産テレビアニメとしてアニメ化された。この『鉄腕アトム(第1作)』は平均視聴率30%を超える人気を博し、その後、世界各地でも放映された。
ちなみに、1980年(昭和55年)10月1日から1981年(昭和56年)12月23日にかけて、全52話を日本テレビ系でカラー版の『鉄腕アトム(第2作)』が制作・放送されたので、読者の方はこちらの方がなじみがあるでしょうか?。
『鉄腕アトム (アニメ第2作)』

『鉄腕アトム (アニメ第2作)』

1980年(昭和55年)10月1日からの『鉄腕アトム (アニメ第2作)』は勿論、全編カラー版です。
アニメ『鉄腕アトム』は結果として大成功だった。視聴率面では、初回は27.4%で、カラーアニメとして放映された回では最高40.3%に達した。ビジネス面では、放映開始から4年間で、当時のレートで5億円の著作権収入を虫プロダクションにもたらした。

虫プロ製作TVアニメの第2弾は『ジャングル大帝』!!

『ジャングル大帝』

『ジャングル大帝』

放送期間:1965年10月6日~1966年9月28日
放送日時:水曜日(19:00~19:30)
原作:手塚治虫
放送局:TBS系列

虫プロが手がけたTVアニメの中で始めて最初からカラーで製作された作品だ。
このアニメの空がやけに青かった記憶が蘇る。

『ジャングル大帝(1965)』

『ジャングル大帝』を見て育った世代にとっては、約20年前のディズニーの長編アニメーション映画『ライオンキング』が公開された当時、「ジャングル大帝」に一部のストーリーや設定が酷似していることは直ぐに気が付いた。勿論、日本の漫画家とディズニーとの対立に発展したようだが、虫プロの大人の対応で事なきを得たのだ。
『ジャングル大帝』(ジャングルたいてい)は、手塚治虫の漫画およびそれを原作とした一連のアニメ作品。
「白いライオン(ホワイトライオン)」というアイディアは、手塚がかつて動物の絵本を依頼された際にライオンの絵を白熱灯の下で彩色したところ、黄色を塗るつもりが電灯の黄色い光のために白と黄の絵の具を間違えて塗り、出来上がってみると白いライオンになって没になった失敗談が発端という。ジャングルを舞台とする趣向は、手塚が少年だった1930年代初めにターザン映画などを代表とする秘境冒険映画、猛獣映画など人気を呼んだアメリカ映画の影響が指摘されている。
アフリカのジャングルを舞台に、白ライオンのレオを中心とした一家三代とムーンライトストーンを巡って争奪戦を演じる人間たちの群像を描く大河ドラマである。
フジテレビ系列で1965年(昭和40年)10月6日 - 1966年(昭和41年)9月28日まで全52話を放送。日本国産初のカラーテレビアニメシリーズとされることが通例だが、半年前、1965年4月から、カラーによるテレビアニメ『ドルフィン王子』が放送されている。しかし、全3話に過ぎなかったため、あまり話題にならず、忘れ去られて行った。よって本格的なカラーテレビアニメのシリーズは本作という評価が一般的である。

西遊記をギャグアニメに変えた『悟空の大冒険』!!

『悟空の大冒険』

『悟空の大冒険』

放送期間:1967年1月7日~1967年9月30日
放送日時:土曜日(19:00~19:30)
原作:手塚治虫
放送局:フジテレビ

手塚治虫の『ぼくのそんごくう』は『西遊記』を元に描かれた漫画であるが、この原作をギャグアニメとして設定変更した物である。
キャラクターや話の内容が現代風にアレンジされていて、三蔵法師が、天竺まで教典を取りに行く、という基本設定はそのままであるが、ほとんど作り替えている。登場人物も、竜子という女性キャラが追加されていた。

『悟空の大冒険』

悟空が真面目過ぎると子どもたちからの批判を受けて、大幅に設定が改められ、
ならば徹底的に不真面目にしてやろうと、スタッフも当時としてはかなり実験的な試みを行い、
現代っ子らしいヤンチャ坊主にしたら、今度は「言葉遣いが汚い!」とPTAからの大批判を受けて、
放映打ち切りに追いこまれてしまいました。
(公式HPより)
『悟空の大冒険』(ごくうのだいぼうけん)は、1967年に放映された日本のテレビアニメ。手塚治虫の漫画『ぼくのそんごくう』を元に作られた作品である。
当初は高い視聴率を稼ぎ、最高視聴率は1967年2月18日(土)に31.7%を記録している。しかし、4月から同じ時間帯に裏番組として『黄金バット』がスタートしてからは視聴率の低下に苦しんだ。劇中の各キャラクターの"大げさな表現"は時代を先取りしすぎた部分もあり、時流にのった“妖怪連合シリーズ”などの路線変更が行われたが、後半の視聴率不振の盛り返しには至らず、丸4年間続いた「アトム」の後番組にもかかわらず、9か月(39話)で放映を終了した。
ここに登場する三蔵法師なんですが、見た目どおり痩せこけて、フニャフニャとしたキャラクターなんですが、喋り方も、現代語で言うと”ニューハーフ系”だった。
実はこれ、三蔵法師の声を担当した野沢那智のアドリブだったのだそうだ。もしかしたら、この「オカマっぽさ」もPTA不人気の原因かも??
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