ジョージとルイスの兄弟ユニット、ブラジョンことザ・ブラザーズ・ジョンソンも、ロッドと共作した楽曲をヒットさせてます。プロデューサーのクインシー・ジョーンズが、ロッド・テンパートンの才能に惚れ込んでいたこともあって、クインシーがプロデュースしたアーティストの多くがロッドの楽曲を取り上げているのです。
The Brothers Johnson - Stomp!
1980年リリースのシングルで、全米7位、全英6位のヒットに。ブラジョンとロッドが共作したナンバーで、マイケル・ジャクソンもバッキング・ヴォーカルで参加!他のレコーディング・メンバーも、クインシーがいつも共演している強者揃いで、鉄壁のクインシー・サウンドを聴かせてくれます。
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「Stomp!」収録
ジョージ・ベンソン
ジョージ・ベンソンといえば、元々ジャズ・ギタリストとして有名だったアーティストですが、70年代にはトミー・リピューマのプロデュースで、ジャンルをクロスオーバーするフュージョンへ進出。さらに80年代にはR&B、ブラック・コンテンポラリー(ブラコン)へと転身していきました。そんな80年代初頭、クインシー・ジョーンズがプロデュースした作品で、やはりロッドの作品が採用され、ビッグ・ヒットとなってます。
George Benson - Give Me The Night (Official Music Video)
1980年にリリースされ、全米4位、全英7位を記録したこの曲も、ロッド作。クインシー・ジョーンズがプロデュースしたディスコ・ナンバーで、ベンソン初の全米ソウル・シングル・チャート1位も獲得。70年代に流行ったディスコ・サウンドが終焉を迎え、ブラコンという新たなジャンルが広まっていく、そんなタイミングを象徴するようなヒットだったと言えます。
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「Give Me the Night」収録
ドナ・サマー
70年代にジョルジオ・モロダーのプロデュースで、「ホット・スタッフ」や「バッド・ガールズ」などのヒットを放ったディスコ・クイーン、ドナ・サマーも、1982年にクインシー・ジョーンズがプロデュースした作品において、ロッドの書いた楽曲を歌い、ヒットさせています。
Donna Summer - Love Is In Control - Official Music Video
1981年にレコーディング中だったアルバムがお蔵入りし、それまでのジョルジオ・モロダーとの関係を解消することになったドナが、新たにクインシー・ジョーンズと組んで1982年にリリースした楽曲。ロッドがクインシーと共作したナンバーで、全米10位のヒットを記録しました。
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「Love Is In Control」収録
パティ・オースティン
わずか4歳でアポロ・シアターのステージに立ち、5歳でレコード会社と契約するという、まさに天才児だったパティ・オースティン!70年代にはマイケル・ジャクソンとのデュエットをはじめ、クインシー作品でも起用されることが多かったのですが、80年代にクインシーのクエスト・レコードと契約してから、ソロ・アーティストとしてもブレイクしました。
Patti Austin & James Ingram - Baby Come To Me (1983)
1982年にリリースされ、全米1位を獲得したこの曲も、ロッド・テンパートン作でした!もちろんプロデュースはクインシー・ジョーンズで、ジェームス・イングラムとのデュエットでしたが、さらにマイケル・マクドナルドがバッキング・ヴォーカルで参加するという豪華な布陣!これでヒットしないわけがない、名バラードでした。
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「Baby Come To Me」収録
アニタ・ベイカー
80年代のクワイエット・ストームを代表するシンガー、アニタ・ベイカー。「スウィート・ラヴ」などのヒットを生んだ1986年リリースのアルバム『ラプチャー』に、ロッド・テンパートン作の楽曲が収録されてました!
Anita Baker - Mystery (1987)
シングル・カットはされませんでしたが、ロッド作の「ミステリー」はアルバムの中でもハイライトといえる名曲でした!それもそのはず、マンハッタン・トランスファーが1984年にアダルト・コンテンポラリー・チャートで6位にランクインさせたヒット曲のカバーなのです。どちらも魅力的ですが、個人的にはアニタのヴァージョンが好きなので、今回はあえてこちらをご紹介させていただきます。
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「Mystery」収録