前作の人間の証明で「お母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね…」で始まるコピーがテレビで連日流れ流行り言葉のようになりましたが、今作でも「お父さんこわいよ。なにかが来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ」がとても印象的に宣伝されていました。
角川映画はコピーの作り方が上手かったということですね。
角川映画はコピーの作り方が上手かったということですね。
この映画の主演は高倉健ですが、この後角川映画の中心的存在となる「薬師丸ひろ子」のデビュー作です。
野性の証明:町田義人「戦士の休息」
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野性の証明は、角川映画としては初めてこの年の邦画配給収入の第1位(21億8000万円)となっています。
戦国自衛隊
4作目の1979年 1月公開された「悪魔が来りて笛を吹く」は、角川春樹個人が東映にプロデューサーとして迎えられた純粋な東映映画となりました。
原作はまたしても、横溝正史の金田一耕助シリーズ。但し、金田一耕助を演じるのは西田敏行です。
原作はまたしても、横溝正史の金田一耕助シリーズ。但し、金田一耕助を演じるのは西田敏行です。
悪魔が来りて笛を吹く(予告編)
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そして1979年4月公開の高木彬光原作「白昼の死角」。
白昼の死角(予告編)
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更に1979年8月には松田優作の主演が嬉しい大藪春彦原作の「蘇える金狼」と続き…、
蘇える金狼
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1979年4本目の問題作「戦国自衛隊」が12月に公開されます。
それにしても、ものすごいペースで制作されていますね。
それにしても、ものすごいペースで制作されていますね。
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良くも悪くも超大作、良くも悪くも話題となりました。
原作は半村良のSF小説「戦国自衛隊」です。まさに奇想天外!キャッチコピーの「歴史は俺たちになにをさせようとしているのか」に妙に納得してしまします。
原作は半村良のSF小説「戦国自衛隊」です。まさに奇想天外!キャッチコピーの「歴史は俺たちになにをさせようとしているのか」に妙に納得してしまします。
戦国自衛隊(予告編)
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1980年 6月に更なる大作「復活の日」が公開されるのですが、思ったような収益を得ることが出来ず、角川映画の大作路線は70年代の終わりと同時に終了します。
その後は薬師丸ひろ子をはじめ、渡辺典子、原田知世といった専属の主役俳優を発掘し、コンパクトな作品を制作したことで大作路線からの変更は成功することになります。
素晴らしい!これからも魅力的な俳優を育ててほしいものです。
その後は薬師丸ひろ子をはじめ、渡辺典子、原田知世といった専属の主役俳優を発掘し、コンパクトな作品を制作したことで大作路線からの変更は成功することになります。
素晴らしい!これからも魅力的な俳優を育ててほしいものです。