ピアニカ
小学校の音楽の時間、楽器で習ったものといえば何でしたか?
とくに実際に購入した楽器で印象深いのはカスタネットに始まってハーモニカ、ピアニカ、ソプラノリコーダー。さらに中学校に進んでアルトリコーダーといったところではなかったでしょうか。
なかでもピアニカは楽器も大きくて、ピアニカカバンを持って登下校する生徒の姿は今も昔も印象的ですよね。
とくに実際に購入した楽器で印象深いのはカスタネットに始まってハーモニカ、ピアニカ、ソプラノリコーダー。さらに中学校に進んでアルトリコーダーといったところではなかったでしょうか。
なかでもピアニカは楽器も大きくて、ピアニカカバンを持って登下校する生徒の姿は今も昔も印象的ですよね。
via juku90.com
ピアニカは「鍵盤ハーモニカ」
通常は「ピアニカ」「メロディオン」等各メーカーの製品名か一般名称である「鍵盤ハーモニカ」という名称を使うところ、 慣例的にヤマハ製の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」という名前が一般名詞として使われてきました。
これは小学校で一番普及されているであろうヤマハ製の鍵盤ハーモニカの名称がそのまま楽器名として定着したためと考えられています。
ピアニカの語源は「ピアノ+ハーモニカ」といったところだったのかもしれませんね。
ちなみの鍵盤ハーモニカもう一つのブランド「メロディオン」の由来は、メロディー(melody)とアコーディオン(accordion)を合成した造語だったそうです。
これは小学校で一番普及されているであろうヤマハ製の鍵盤ハーモニカの名称がそのまま楽器名として定着したためと考えられています。
ピアニカの語源は「ピアノ+ハーモニカ」といったところだったのかもしれませんね。
ちなみの鍵盤ハーモニカもう一つのブランド「メロディオン」の由来は、メロディー(melody)とアコーディオン(accordion)を合成した造語だったそうです。
鍵盤ハーモニカ(けんばんハーモニカ)は、楽器の一種。ハーモニカと同じく金属のフリーリードを呼気で鳴らす鍵盤楽器である。ピアノのような鍵盤が並んでいるが、ハーモニカの一種である。
via piano-shobun.com
メロディオン(スズキ)とピアニカ(ヤマハ)の音の違い 高音質ver.
via www.youtube.com
鍵盤ハーモニカとしてもっとも普及したピアニカ、元祖だったメロディオン
鈴木楽器製作所は、1953年に創業してからはハーモニカを専門に製造。
1958年、小学校低学年の音楽でハーモニカの指導が文部省令で義務付けられるようになると、同社でも学校向けの15穴シングルハーモニカを生産開始します。
しかしハーモニカは指導面で苦労が多く、その問題に直面したオーナーの鈴木萬司が「すべての児童に、簡単でそして幅広く音楽を演奏できるための楽器を開発したい」と決意。
1959年、萬司は「ホーナー・メロディカ」というドイツ製のリード楽器の存在を知り、「これを応用すれば日本の音楽教育の新時代を拓ける」とひらめき1961年、新しいタイプのリード楽器を開発。これが「メロディオン」の祖先ともいうべきものでした。
萬司自らも学校へ売り込みに出かけ、メロディオンの音感教育での優位性や集合音の美しさをアピール。加えて、文部省や各地の小学校長会などに対してもメロディオンの採用を訴えた結果、1969年に文部省の学習指導要領が改訂されることになり、「鍵盤ハーモニカ」という名称でメロディオンが音楽教材基準に位置付けられることとなりました。
現在では他のメーカーでも採用されている、楽器を机上に置いて演奏するために使うパイプ形のマウスピース(唄口)や、楽譜立て一体型のプラスチックケースは、メロディオンが世界に先駆けて取り入れたものです。
一方で1961年12月に東海楽器研究所(現在の東海楽器製造)が鍵盤ハーモニカを開発し、「ピアニカ」として発売開始。
1967年からは東海楽器製造が製造した「ピアニカ」を、日本楽器製造(現在のヤマハ)がヤマハ(YAMAHA)ブランドで販売するようになりました。
1973年には日本楽器製造が自社開発の「ピアニカ」を発売。これに対して、東海楽器研究所も1985年からは「ピアニカ」を自社のトーカイ(TOKAI)ブランドで発売し、ヤマハとトーカイの2つのブランドで、それぞれが開発・製造する「ピアニカ」が販売されるようになりました。
ヤマハの「ピアニカ」は、1978年秋発売のP-32C/P-34C/P-37Cから中空二重ブローケースを採用。
このケースは大きな強度を持つとともに、落とした際等のショックを緩和することができるもので、大ヒットしました。
1958年、小学校低学年の音楽でハーモニカの指導が文部省令で義務付けられるようになると、同社でも学校向けの15穴シングルハーモニカを生産開始します。
しかしハーモニカは指導面で苦労が多く、その問題に直面したオーナーの鈴木萬司が「すべての児童に、簡単でそして幅広く音楽を演奏できるための楽器を開発したい」と決意。
1959年、萬司は「ホーナー・メロディカ」というドイツ製のリード楽器の存在を知り、「これを応用すれば日本の音楽教育の新時代を拓ける」とひらめき1961年、新しいタイプのリード楽器を開発。これが「メロディオン」の祖先ともいうべきものでした。
萬司自らも学校へ売り込みに出かけ、メロディオンの音感教育での優位性や集合音の美しさをアピール。加えて、文部省や各地の小学校長会などに対してもメロディオンの採用を訴えた結果、1969年に文部省の学習指導要領が改訂されることになり、「鍵盤ハーモニカ」という名称でメロディオンが音楽教材基準に位置付けられることとなりました。
現在では他のメーカーでも採用されている、楽器を机上に置いて演奏するために使うパイプ形のマウスピース(唄口)や、楽譜立て一体型のプラスチックケースは、メロディオンが世界に先駆けて取り入れたものです。
一方で1961年12月に東海楽器研究所(現在の東海楽器製造)が鍵盤ハーモニカを開発し、「ピアニカ」として発売開始。
1967年からは東海楽器製造が製造した「ピアニカ」を、日本楽器製造(現在のヤマハ)がヤマハ(YAMAHA)ブランドで販売するようになりました。
1973年には日本楽器製造が自社開発の「ピアニカ」を発売。これに対して、東海楽器研究所も1985年からは「ピアニカ」を自社のトーカイ(TOKAI)ブランドで発売し、ヤマハとトーカイの2つのブランドで、それぞれが開発・製造する「ピアニカ」が販売されるようになりました。
ヤマハの「ピアニカ」は、1978年秋発売のP-32C/P-34C/P-37Cから中空二重ブローケースを採用。
このケースは大きな強度を持つとともに、落とした際等のショックを緩和することができるもので、大ヒットしました。
こんなに豊かな表現が出来るピアニカ
ピアニカの魔術師-MusicVideo-
via www.youtube.com
改めてみると大人でも十分に楽しめそうな楽器ですよね。
小学生の頃は、よくパイプに唾が溜まった記憶が残っておりますが(笑
小学生の頃は、よくパイプに唾が溜まった記憶が残っておりますが(笑
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小学校の音楽教育で多く利用されていて、鈴木楽器製作所が製造するメロディオンと並び「鍵盤ハーモニカ」の国内二大ブランド。