1989年、北海道・大雪山山系旭岳で謎の「SOS」が発見された事件を覚えてますか?
皆さんは「SOS遭難事件」を覚えていますでしょうか?1989年に北海道・大雪山系旭岳で発覚した遭難事件で、倒木で作られた謎の「SOS」の文字、そして「助けてくれー」という声が録音されたカセットテープの存在など、ミステリアスな要素が散りばめられた怪事件の一つです。この記事では、平成初期に発覚したSOS遭難事件について紐解いてみたいと思います。
こちらが発見された「SOS」の文字。
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1989年7月24日、別の遭難者の捜索中に偶然「SOS」の文字を発見。
この事件が公になったのは1989年7月24日のこと。当時、大雪山系で行方不明となっていた登山者の捜索をしていた北海道警のヘリコプターが、旭岳の南方でシラカンバの倒木で作られた巨大な「SOS」の文字を発見しました。その後、ヘリが捜索していた登山者は無事に発見・救助されたのですが、「SOS」の文字はその登山者が作ったものでないことが発覚、別の遭難者がまだいると見た北海道警は、再び捜査を開始しました。
事件が発覚した旭岳。
via ja.wikipedia.org
捜索の結果、謎のカセットテープが発見される!!
再び捜索を開始した北海道警。発見したSOSの文字の近くを調べたところ、男女のものと思われる白骨遺体を発見しました。そして、そこから100メートルほど離れたところに遺留品のリュックを発見。中からは男性の免許証や日用品のほか、カセットレコーダーとカセットテープが発見されました。そこで警察はカセットテープを再生してみたところ、驚きの音声が録音されていたのです。
遺留品として発見されたカセットテープ。
via www.youtube.com
そのカセットテープには、「エー、スー、オー、エー、スー」と一文字一文字間合いが取られた、助けを求める若い男性の声が収められていました。録音時間は2分17秒。当時のワイドショーなどではこの音声が大々的に取り上げられ、そのミステリアスな内容から「なぜ録音する必要があったのか?」「只の遭難ではないのでは?」といった憶測も飛び交っていました。
がーけーのーうーえーでー身動きとれずー。
エースーオーエースー(SOS)。
たーすーけーてーくーれー。
がーけーのーうーえーでー身動きとれずー。
エースーオーエースー。
たーすーけーてーくーれー。
場所は初めにヘリに会ったところー。
ササ深く上へは行けないー。
こーこーから吊り上げてくれー
実際の音声がこちら!!
「SOS」大雪山遭難事件 不倫女性焼身自殺テープ
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「女性の遺留品が無い」という謎も!
また、この事件の謎としては「女性の遺留品が無い」という点もありました。発見された白骨の形状から遭難者は男女2名と考えられ、男性の遺留品としては前述のリュックがあったのですが、女性の遺留品は現場からは何も見つかりませんでした。この点も捜査を混乱させ、「何らかの事件性があるのでは?」と様々な憶測を呼びました。
2023/8/29 08:52
当日小学生だったが、この映像と音声がニュースで流れていたのを覚えている
YouTubeから見に来た人 2022/6/7 17:12
YouTubeからきたけどそんな事があったとは知らなかったよ。 😰😱
けどこれそんなに知らない人いっぱい居るのかな
このカセットテープの声の人生きてたら良いな👍👍
かばお 2022/5/2 01:23
>発見された白骨の形状から遭難者は男女2名と考えられ、男性の遺留品としては前述のリュックがあったのですが、女性の遺留品は現場からは何も見つかりませんでした。
白骨は女性の物で、遺留品が男性の物だったと言う事で、遭難したのは男女の2名と判断されたんですよね。
まるで、二人分の白骨が見つかったように読めます。
万枚マン 2022/4/27 00:22
こんばんは
2022/4/25 21:27
同僚らしき方の補足があったんですね
テープの声が怖かったと聞いて動画が開けない…