【北陸一の毒婦・球磨子語録】やんちゃすぎる桃井かおり主演『疑惑』
2017年1月25日 更新

【北陸一の毒婦・球磨子語録】やんちゃすぎる桃井かおり主演『疑惑』

1982年公開の映画「疑惑」。原作は松本清張。強烈な個性の持ち主、悪女と言うより悪!の鬼塚球磨子を桃井かおり、美しいがやはりクセのある女弁護士を岩下志麻が演じています。原作を超えた傑作を球磨子の名言と共に振り返ります。

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映画「疑惑」とは?

☆原作は人気作家・松本清張「疑惑」

映画「疑惑」 桃井かおり&岩下志麻 - 映画とライフデザイン (1769088)

『疑惑』(ぎわく)は、松本清張の推理小説[1]。『オール讀物』1982年2月号に、『昇る足音』の題で掲載され(掲載時の挿絵は濱野彰親)、改題の上、同年3月に中編集『疑惑』の表題作として、文藝春秋から発刊された。
1982年に松竹系で映画化され、また4度テレビドラマ化されている。
何度もドラマ化、舞台化されているのがわかるくらい面白いです!ドラマ化された作品はすべて観ましたが、やっぱり「鬼塚球磨子(おにづかくまこ)」といえば桃井かおり!だと思いませんか?

☆予告編

Giwaku / Suspicion (1982) 疑惑

予告編で、すでに球磨子が最恐なのがわかりますよね!

☆登場人物

白河(鬼塚)球磨子 桃井かおり

恐喝・傷害などで前科四犯の前科持ち。ホステス時代に夫と...

恐喝・傷害などで前科四犯の前科持ち。ホステス時代に夫となる福太郎と知り合う。車で海に落ちるという事故にあい夫を亡くす。が、保険金3億円を狙った保険金殺人の犯人とされた。

佐原律子 岩下志麻

東大法学部卒業の才色兼美。バツイチで一人娘は前夫の元に...

東大法学部卒業の才色兼美。バツイチで一人娘は前夫の元にいる。国選弁護人として球磨子の裁判を弁護することになる。

ストーリー

映画「疑惑」 桃井かおり&岩下志麻 - 映画とライフデザイン (1769109)

富山の老舗酒造会社社長、白河夫妻が乗る自動車が、港から海に突っ込んだ。
妻の球磨子は車から自ら脱出。夫の福太郎はそのまま海中で死亡する。
福太郎、球磨子の夫婦はお互いに再婚したばかりで、妻の球磨子の受取名義で3億円の死亡保険金が掛けられていた。
球磨子は結婚前に犯罪歴があり、女の身ながら前科4犯。周囲からも、もちろん警察からも保険金殺人を疑われる。球磨子は無罪を主張するが、その後、事故現場周辺での目撃証言が決め手となり、逮捕され、新聞や(特に地元の新聞)雑誌で悪女・毒婦と連日世間を賑わせた。
夫の会社の弁護士にも断られ、完全に犯人・有罪扱いされている球磨子には弁護人がつかない。
結局、彼女の弁護にあたることになったのは、球磨子同様、一癖ある女弁護士の佐原だった。

「愛すべき悪女、球磨子」語録

けん (1769123)

via けん
どうしようもない悪女なのに、憎めない悪役・鬼塚球磨子。
「鬼クマ」「北陸一の毒婦」「前科4犯の悪女」と言われ、保険金殺人の犯人として逮捕され裁判を受けることになった彼女の、自由奔放な発言や法廷での暴言をまとめてみました。

「おえぇぇぇっ、おえぇぇぇっ!!」

 (1769144)

夫・福太郎の通夜に出席する球磨子。白河家では敷居をまたがせたくなかったが、警察から「福太郎さんの顔を見たとき、あの女がどんな顔をするのか見てみたい」と言われ、捜査に協力するかたちで仕方なく「最後だから顔を見てやって下さい」と球磨子を棺の前に促す。
棺の中の福太郎の遺体を見て、泣きもせず、喚きもせず、ただひたすら吐き気をもよおすだけの球磨子だった。
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松本清張原作の映画『鬼畜』での岩下志麻さんの迫真の演技である鬼嫁の怖さはトラウマレベルでした。また「疑惑」での桃井かおりさんの悪女っぷりも強い印象に残っていますね。『八つ墓村』の小川真由美と『この子の七つのお祝いに』の岸田今日子の怖さも伝説的なトラウマ級レベルですね。
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