ハイソカーブーム
この“白い高級車”のブームは、1984年に登場したX70系マークII / チェイサー / クレスタで決定的なものとなり、1クラス上のクラウンやセドリック、当時爆発的な人気を博していたソアラなども含めた、高級乗用車全体のブームへと発展。このブームは「ハイソカーブーム」と呼ばれ、一世を風靡しました。
自動車雑誌では「ハイオーナーカーブーム」と呼んでいたが、「ホリデーオート」(モーターマガジン社)がこれを「ハイソカーブーム」と名付け、この頃に登場した多くの高級乗用車を「ハイソカー」と呼ぶようになった。
マークII3兄弟 ~ハイソカーブームを牽引~
【X60系】4代目コロナマークII
この世代からビスタ店専売の姉妹車クレスタが登場し、チェイサーと合わせて「マークII三兄弟」と呼ばれるようになる。
【X50・X60系】初代クレスタ
初代クレスタ[X50系](1980年- )
初代クレスタの登場により、上級グレードに設定されたイメージカラーのツートーンカラーが絶大な人気を得て、若い世代の高級車指向を一気に推し進める結果となりました。
山崎努出演 トヨタ クレスタ CM集 - YouTube
一つの車種に対して12年に渡る出演は自動車のCMとしては異例の長さで、この間にクレスタは3回のフルモデルチェンジを行なっています。
【X60系】2代目チェイサー
車種編成を見直し、クレスタは従来4ドアハードトップのみだったモノをセダンボディに変更、チェイサーはセダンを廃止して4ドアハードトップのみのボディ設定、代ってマークⅡは基幹車種として従来通りセダン/4ドアハードトップ/ワゴンのワイドバリェーションを維持しました。