ホットハッチとは?
ホットハッチの正確な定義はないが、スポーツカーよりも安価だがスポーツカーに負けない実力とベース車の実用性とを併せ持つハッチバック車のことを指す。安価な大衆車をベースとし、「普段使いに不自由せず、ひとたびムチを入れると結構速くて楽しめる」というものから、競技用のベース車両となるものまで、その幅は広い。
ホットハッチのルーツ“フォルクスワーゲン・ゴルフGTI”
【フォルクスワーゲン】ゴルフGTI
一般的に1977年登場の初代フォルクスワーゲン・ゴルフGTIが「ホットハッチ」のルーツとされる。フランスのVWディーラーが西ドイツの本社に働きかけ、GTIモデルを誕生させたのが始まりとされる。イタリア人と並んで小さな車を飛ばすことの好きなフランス人はこのゴルフGTIに熱狂し、大ヒットとなった。フランスでの成功を受け、ゴルフGTIの販売が全欧州から世界へと広がっていくにつれ、一時代のホットハッチの代名詞となった。
【ホンダ】シビック RS (1974年- )
80年代のホットハッチブームを支えたクルマたち
【ホンダ】シティターボ
【ホンダ】シティターボ (1982年- )
現在の軽自動車よりも全長が短く車重も軽い車でありながら、最高出力100PS/5,500rpmというスペックであり、そのルックスに加速とパワーが加わった事から当時の若者を中心に人気を博した。本エンジンには、ホンダ独自の電子燃料噴射装置「PGM-FI」が初めて採用された。
なつかしのCM 「ホンダ シティターボ」
【ホンダ】シティ ターボII (通称:ブルドッグ)
【ホンダ】シティターボII (1983年- )
愛称の「ブルドッグ」は、前後のブリスターフェンダーや愛らしいグリルの顔だちからきたもの。
インタークーラーの追加により、最高出力は110PS/5,500rpmとなった。エンジン回転数が3,000rpm以下の時にアクセルを全開にすると、10秒間だけ過給圧が10%アップする「スクランブルブースト」と呼ばれる機能も装備されていた。