金曜日スペシャル番組といえば「ゴールデン洋画劇場」
2021年10月21日 更新

金曜日スペシャル番組といえば「ゴールデン洋画劇場」

金曜日は、フジテレビ系の「ゴールデン洋画劇場」。木曜日も土曜日も日曜日も他テレビ局で、映画のスペシャル枠はありましたけどね。

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放映時間や曜日が変わるんで・・・

放映されたのは、1971年4月2日から2001年9月29日です。
 ※このあと「ゴールデンシアター」として引き継がれますけど。

基本の放送枠は、金曜日21:00~22:56(1981年3月27日まで)で、超大作や特別企画の
映画やノーカット放送の場合は、開始時間を20:00にすることもありましたね。

クロスネットの放送局の一部では、完全放送が出来ず後日放送となったりすることも
しばしば。

 ※クロスネット局とは、一つの放送局が特定のキー局に限定せず、複数の局から番組を選
択し、いくつかの系列番組を組み合わせて編成するネットワークの形態のこと。
  例えば、福井放送、テレビ大分、テレビ宮崎など。

1981年4月4日からは土曜日に移動。
放送時間は、金曜日放送時代と同じでしたが、映画本編が放映されるのは21:02から
でした。21:00からの2分間は、映画の予告が放送されていましたね。
この放送時間も 1995年9月まででした。

さらに1995年10月からは、20:59からのフライングスタートとなりました。
20:59からの1分間は、放送される映画の紹介があり、21:00から映画本編
となっています。
この放送時間も 1996年9月まで。

1996年10月から、放送開始からの時間に戻っていますね。

オープニング映像も変わりましたね・・・

1代目オープニング映像
 1971年4月から 1981年3月まで放送です。
  クリント・イーストウッドら海外の映画スターのブロマイドのコラージュを表示
   → タイトルロゴ
 おしゃれですよね。

ゴールデン洋画劇場 1971年当初オープニング

2代目オープニング映像
 1981年4月から1995年9月までの放送です。
   城 → 鳩 → 戦車 → ブランコに乗った女性 → 馬 → 殺し屋
     → 宇宙船 → ブロードウェイ → 恋人 → 海 → タイトルロゴ
 といった、アニメーションで映画作品の各ジャンルを表現していたそうです。
 

ゴールデン洋画劇場 1981年からのオープニング


3代目オープニング映像
 1995年10月から 1997年3月まで放送です。
  グラスに入ったシャンパンを乾杯し、タイトルロゴと当日放映される映画名を表示  
   → フェイドインしたシャンパングラスの奥でシルエットの男女がキスを交わす
   → 提供クレジット
  残念ながら、映像が入手できませんでした。 

4代目オープニング映像
 1997年4月から 2001年9月までの放送です。
 2代目を模した作りになっています。
  ハートマークの緞帳が上がり、ビルの上にヘリコプターが飛ぶ → 舞踏会 
   → 炎の中を歩くロボット → 墓場 → 骸骨が出る → 2人の恋人が歩く
   → 夕陽のガンマン風のシーン → 星空 → タイトルロゴ
  といった、アニメーションになっています。

ゴールデン洋画劇場 1997年からのオープニング

映画の解説者も変わるんですけど・・・

放映開始当初は、前田武彦(放送作家・タレント)でしたが、フジテレビ看板番組の
「夜のヒットスタジオ」で問題発言があり、1973年6月22日放送分をもって降板しました。
 ※ここでは記事の趣旨が外れますので「夜のヒットスタジオ」事件は詳しく載せません
  のであしからず。

前田武彦降板後は、毎回ゲストが交替で解説を担当しましたが、
同年(1973年)10月5日放送分より、高島忠夫(俳優・タレント)が2代目の解説者として
起用され、約25年間にわたり同番組の顔として登場していたました。

ですが、高島忠夫は1998年夏に重度のうつ病を患い、同年7月25日放送分をもって一時降板
します。
一時、解説者がいなくなりましたが、
ホンジャマカの恵俊彰(お笑いコンビ)起用し、高島忠夫が復帰するまで解説者を務めました。

1999年7月に高島忠夫は、解説に復帰したのですが、2001年9月にうつ病が再発してしまい、
正式に降板することとなります。

同年10月にリニューアルを迎えた番組は解説無しで放送されていましたが、
例外日もあり、三谷幸喜(映画監督)や極楽とんぼ(お笑いコンビ)が解説を
担当したこともありました。

ゴールデン洋画劇場 スーパーガール 解説 高島忠夫

タレントの吹き替えが気になって・・・

吹き替えにタレントを起用するのが、「ゴールデン洋画劇場」では
なかったでしょうか。

映画俳優のイメージを壊さない吹き替えは、やっぱり声優だと思うのですが、
フジテレビはやってのけます。タレント起用。

桑田佳祐 - 「アメリカン・グラフィティ」ウルフマン・ジャック
ツービート - 「Mr.Boo!ミスター・ブー」
太平サブロー・シロー - 「新Mr.Boo!鉄板焼」
田原俊彦 - 「グローイング・アップ2/ゴーイング・ステディ」
川崎麻世 - 「グローイング・アップ2/ゴーイング・ステディ」
コント赤信号 - 「グローイング・アップ3/恋のチューインガム」
小野ヤスシ・せんだみつお版とバブルガム・ブラザーズ版 - 「ブルース・ブラザース」
羽賀研二・久保田篤・野々村真(初代いいとも青年隊) - 「ザ・カンニング IQ=0」
柏原芳恵 - 「リトル・ダーリング」テータム・オニール
坂上二郎 - 「星の国から来た仲間(劇場未公開作)」- エディ・アルバート(キャンピングカーの運転手ジェイソン役)
志穂美悦子 - 「キャノンボール」ファラ・フォーセット
団しん也 - 「アメリカンブルーパーズ」
沖田浩之 - 「処刑教室」ティモシー・ヴァン・パタン
柴田恭兵 - 「マッドマックス2」メル・ギブソン
倉沢淳美 - 「ドラゴンロード」シドニー
石川秀美 - 「スーパーガール」ヘレン・スレイター
近藤真彦 - 「フットルース」ケビン・ベーコン
小松政夫 - 「トッツィー 」ダスティン・ホフマン
織田裕二 - 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」マイケル・J・フォックス
三宅裕司 - 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」クリストファー・ロイド
所ジョージ - 「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 」
大竹まこと - 「大災難P.T.A.」スティーヴ・マーティン
山本リンダ - 「超能力学園Z PART2 パンチラ・ウォーズ」リンダ・ブレア
ムッシュかまやつ - 「ベビーシッター・アドベンチャー」アルバート・コリンズ
尾藤イサオ - 「ハーレム・ナイト」リチャード・プライヤー
軽部真一 - 「ホーム・アローン」

歌手、アイドル、お笑い芸人などなど、あらゆる分野を起用しています。
軽部真一はアナウンサーですよね。

ウルフマン・ジャックマン 「アメリカン・グラフィティ」...

ウルフマン・ジャックマン 「アメリカン・グラフィティ」吹き替え:桑田佳祐

ウルフマン・ジャックマンに桑田佳祐が似てなくもないんですけどね。

ファラ・フォーセット「キャノンボール」吹き替え:志穂美悦子

ファラ・フォーセット「キャノンボール」吹き替え:志穂美悦子

志穂美悦子に似てなくもないですけど。

出演俳優に似ているからという理由で吹き替えタレントが決まったわけではないでしょうけどね。
似てなくもないタレントが起用されているように感じてしまいました。

ひとつひとつ見比べていくと楽しいですよ。
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