【吉野家がデリバリーに進出】「出前」の歴史
2017年6月11日 更新

【吉野家がデリバリーに進出】「出前」の歴史

今の時代、インターネット、スマホひとつでありとあらゆる物が自宅に運ばれてきます。でも、私たちが子供の頃はせいぜい、自宅にモノが届けられるのは、「出前」くらいだったのではないでしょうか。店屋物などとも呼ばれていましたね。また、ビールも、瓶ビール1ケースを配達してもらうというスタイルが多かったと思います。吉野家が「デリバリーに進出」というニュースを見て、出前の歴史を調べてみました。

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「吉野家」が出前に進出

ついに牛丼まで宅配の時代に!という感じですね。
松屋、すき家、吉野家の「牛丼御三家」の中で、吉野家の業績が振るわないそうです。そこで吉野家が取った秘策は、「牛丼の出前」という新しいサービス。

デリバリーの注文を請け負う会社がある。

この記事を見ると、デリバリーの注文を請け負う「出前館」という会社があるそうです。
聞いたことがありません。デリバリーの何を代行してくれるのでしょうか。
調べてみました。
実に様々なお店が出店しています。何とも便利な時代になったものです。

出前の歴史

インターネットなどなかった私たちの子供時代、確かに出前というものは存在していましたが、一種特別なもののようであった気がします。今はピザ屋さんや出前寿司などのチラシが新聞に毎日のように入りますが、昔は、出前のチラシというのも少なく、たまに寿司屋や丼物の出前のメニュー表が手に入ると、玄関の前の電話の横に大事にストックしていました。
そのメニュー表も、今のようなペラペラのチラシでなく、厚紙に印刷されたまさに「メニュー表」。
もちろんスマホなんてないから当時は黒電話

もちろんスマホなんてないから当時は黒電話

黒電話の横には「電話帳」そして「出前のメニュー表」。
出前とは、店舗で調理した料理などを希望する顧客宅へ配送する業務で、その起源は江戸時代中頃にまでさかのぼる。
店内に飲食スペースを設けない店や無店舗営業の業者による配送の場合はデリバリーと呼ばれることが多いが、厳密に区別ができるわけではない。同様に、祝い事や法事などに用いる和食の弁当や寿司などの配送は「仕出し」と呼ばれることが多いが、こちらも厳密に区別ができるわけではない。
「出前」の場合は、比較的少ない数量を火急に配達することが求められる場合が多く、「仕出し」や「(ケーキなどの)配達」は予約を要する場合や注文数量が多いという違いもある。
類似のサービスにケータリングがある。ケータリングは、注文主が用意する台所、あるいは移動調理車などを使って、現場で調理をするものである。「出前」「仕出し」は、完成した料理を配達するという点で決定的に異なるが、日本では特に法規上の違いは存在しない。
多くの業者がデリバリー事業に乗り出しており、デリバリーの代名詞とも言えるピザを初め、イタリア料理、中華料理、お好み焼き、弁当、うどん、寿司に至るまで非常に幅広い。現在ではスーパーマーケットもネットスーパーを通じて、出来合いの弁当・総菜のデリバリーに乗り出している。一般的に、ラーメン・そば等の食堂型店舗による配達は出前と呼ばれ、「デリバリー」は店内に飲食スペースの無い配達専門のチェーン店で、ポスティングやインターネットでメニューを見て電話で注文するような業者に使用されることが多いが、両者の区分は曖昧である。また、客が自ら店舗に出向いて商品を持ち帰ることはテイクアウトと呼ばれる。
主に都心部に全デリバリーチェーン店の90%以上が集中していることから、ある意味都会型のレストラン形式と言っても過言ではない。そのためデリバリー業務のみを行うピザチェーンなどは、地域に展開していなければその地域の住人はその業者の製品を食べることは出来ない。またデリバリーには配達圏内が指定されており大手であっても東京23区のようにムラ無く展開されていない場合は都心でも不可能になる。日本においてのデリバリーの歴史は浅く、1985年にドミノ・ピザ日本1号店が東京・恵比寿でオープンしたことに始まる。尚、うどん、ラーメンといった、いわゆる出前は江戸時代から存在している。
1985年9月30日、東京恵比寿に日本で初めての宅配ピザ、ドミノ・ピザ恵比寿店の誕生です。 当時の日本人のチーズ消費量は、一人あたり年間1kg以下で欧州に比べ1/20とチーズ自体が生活の中に多く受け入れられていなかった事、 日本にはすでに『出前』というシステムがあり、日本での宅配ピザの成功は難しいだろうといわれていました。 しかし、大方の予想とは逆に『焼き立てのピザを30分以内にお届けする』というシステムが、当時の新しいライフスタイルに受け入れられ、 たくさんのデリバリーピザチェーンが生まれてきました。 今では当たり前になった宅配用のバイクも、日本の交通事情を考え、日本のドミノ・ピザがピザの宅配用にメーカーと共同開発して用意しました。
ドミノ・ピザの登場は、出た当時は驚きましたね。ピザという今までほとんど食べたことのないものを、家まで運んでくれるという、異次元の食事に思えました。
1985年に1号店ですから、やはり一般に浸透したのは1990年代以降ではないでしょうか。
今や、会社の仕事納め仕事始めなど、会議室でパーティーをやる時には、ピザの宅配は欠かせませんよね。

ビールも「配達してもらうもの」

このyahoo!知恵袋の回答欄によりますと、ビール1ケースの重さは25キログラムを超えるそうです。
こんな重いもの、持って帰れません。
缶ビールというものがあまりなかった私たちの子供時代、ビールと言えば瓶でした。酒屋さんに電話して、1ケースを配達してもらって、子供はおまけの「プラッシー」や「キリンレモン」(これも瓶入り)を飲むという、子供の頃の小さなぜいたく。
ビールと言えば「キリンラガー」しかありませんでしたね。

ビールと言えば「キリンラガー」しかありませんでしたね。

瓶入りキリンレモン

瓶入りキリンレモン

ビール1ケース24本(20本か?記憶不明)にキリンレモンが1,2本だったので、たまにしか飲めない超レアアイテムでした。
今のように、歩いて数分のコンビニで24時間、色とりどりの缶ビールを必要なだけの単位で買える現代からは、考えられない選択肢の少なさですよね。
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