≪MOTHER≫全年齢に「名作保証。」
2017年1月24日 更新

≪MOTHER≫全年齢に「名作保証。」

1989年任天堂より発売。コピーライター糸井氏の関わった当作品は、本領を発揮された広告のキャッチコピーや、 当時はやたら売り場で目立っていた赤のスタイリッシュな商品ケースなど、強烈な印象がありました。 シナリオや絵柄の可愛らしさに対し、内容の奥深さと音楽は子供だけにとどまらず、多くの大人へも影響を与えました。 特に音楽の素晴らしさは特筆すべき!作品です。また、調べる内に、謎の存在だったフライングマンのある一つの考察も 飛び出しました。知ってる方も、知らない方も!是非、ご一読を!MOTHERシリーズへ飛び込んでみて下さい。

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糸井氏の広告 名作を保証する気負い!

エンディングまで、泣くんじゃない。

MOTHERの発売当時のCMです。
まずはここから。
カッコいいポスター

カッコいいポスター

さすがコピーライター糸井氏監修なだけに、
全く古さの感じられないポスターですね~。
今使用されてもなんら遜色がありません。

ポスターの文章では

「約束しよう。熱いけど、さわやかな涙が、
きっと流れる。 童話や神話なんかじゃなくて、
これは、キミ自身みたいなキミが生きてゆく、
愛と勇気と冒険の物語なんだ。

そうしてすごした数週間(数日?数ヶ月?)を、
キミは、オトナになっても忘れない。

すでにオトナのひとには、またちょっと別の
理由もあって、いっそう泣ける。名作って、
そういうものなんだ。
小学生からインテリ(頭の良いオトナ)まで、
「MOTHER」って、そういうR・P・Gなんだ」

素敵ですね~。メイやサツキのお父さんの声
(糸井さん)で脳内再生して味わいましょう。

MOTHERはどうやって出来上がったのか

実は任天堂のコマンド選択式RPG第一作目だったんですね。ご存知でしたか?
第1作『MOTHER』は、任天堂が初めてオリジナル作品として
発売した、コマンド選択形式のRPGにあたる作品である。
(中略)
きっかけは糸井が「ドラゴンクエストシリーズ」に熱中、感動し、
何とか自分でもRPGを作れないかと思い立ち、RPGの制作を
決意、任天堂を訪れ(中略)糸井の熱意に折れる形で制作を
決定する。

糸井は1作目『MOTHER』において、自身が好きだった映画
『スタンド・バイ・ミー』へのオマージュから近現代アメリカを
思わせる背景設定を用い、スピルバーグの参加した作品を
数多く鑑賞しゲーム製作へと生かした。
ちょっとここでオマージュというか既出の映画作品を
思い出すシーンを抜粋してみます。
ポルターガイストですね

ポルターガイストですね

物語序盤、主人公の家のものが
空中を飛び回ったり、家具がグラグラ揺れたり。
言わずもがなですね。
バックトゥーザフューチャー!

バックトゥーザフューチャー!

全員黒焦げになるシーンてもう最近
見かけませんね~。
80年代の後半、日本ではアメリカ映画がとにかくヒットしまくっていましたよね。

作られた時代モノなどより、同時代のアメリカの日常を背景にした映画が
特に記憶にあります。

糸井氏の取り上げたスタンド・バイ・ミーや、グーニーズ、
バックトゥーザフューチャー等、当作品ではそういったアメリカ80年代を
彷彿とさせる斬新なゲームでした。

でも、それだけじゃないんです!!この作品の大きなポイントは、

音楽!

音楽なんです!

作中の音楽の重要性

是非ここからは以下動画の音楽を聴きながら
つたない文章にお付き合いいただければと思います。

MOTHER (マザー) 全曲集 ゲームオリジナル音源 - Mother BGM Medley - YouTube

断言します!

MOTHERは、初回にして
シリーズ中で一番
音楽が素晴らしいです!

長く愛されるものはそれだけの
理由があります。
まずはご一聴を・・!
いかがですか?オープニングの音楽から静かな始まりに聞こえますが、
この曲が感動的なシーンでかかるとプレイ中は涙を流していた記憶があります。

電子音なのにちっとも冷たさが無い、素晴らしい音楽です。
ファミコンをプレイした世代は特にそうなりがちですが、電子音には現代には無い
愛らしさや切なさがあり、今の時代にも継承してほしいんですよね~。

昔の携帯電話ではMOTHERの電子音を着メロにしたり、本当に好きでした・・・。
第1作で使用されたエイト・メロディーズ Eight Melodies は
小学校の音楽教科書『新版 音楽6』(教育出版,1992年)にも掲載された。
なんと小学校の教科書にまで・・!
知りませんでした。
いいなあ・・その教科書で習いたかったですね。
MOTHERの物語には、実際に音楽が大きく関わってきます。

その為、普通のRPGゲームをするより音楽への注目、思い入れが高くなる
展開が作られています。

ではまず、物語を彩るキャラクターからご紹介していきます。

キャラクターたちを見てみよう

命名って結構プレイヤーのキャラへのイメージや、身近な存在を使いますよね。
当時を思い出しながら、説明書の引用とともにご紹介します。
ぼく(主人公)

ぼく(主人公)

キャップ+バット(武器にあります)
=「カツオ」だろうと
はなから決めてました。
単純ですね。
(某磯の香りがするファミリーのあの方)
【ぼく】
ぼくは12歳。平和なマザーズデイの町で静かに
暮らしていたのに、とんでもないできごとに巻込まれて
しまった。でも、これは偶然じゃないような気がする。
ぼくの持っている不思議な力に関係があるんじゃないだろうか!?
この当時は超能力がはやってました。
この辺も流行を感じますね~。

セリフだけを見るとガンダムのアムロに
見えてきますね・・!カツオよりアムロでやるべきでした。
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