12才の少女リーガンに取り付いた悪魔パズズと二人の神父の戦い
一方、ワシントンで仮住まいをしている女優クリスの一家に異変が起き始めた。一人娘のリーガンが恫喝的な声色で卑猥な言動を発し、その表情も変貌していく。科学的検査では何ひとつ解明されないどころか、娘の行状が日増しにひどくなっていくことに苦しむクリスは、カラス神父に救いを求めた。悪魔が少女に取り憑いたとしか思えないカラス神父は、教会に悪魔払いを要請。数少ない経験者であるメリンが到着し、ついに壮絶な悪魔払いが始まるのだが…。
12才の少女リーガンに取り付いた悪魔パズズと二人の神父の戦いを描いたウィリアム・ピーター・ブラッティ(オスカーを受賞した脚色も担当)の同名小説を映画化したセンセーショナルな恐怖大作で一大オカルト・ブームを巻き起こした。
似ても似つかない亜流作品は数えきれないが、それらの単なる悪霊退治の映画と完全に異なるのは、母の死に罪を感じる若い神父の葛藤を捉えたストーリーとフリードキンのリアリティを重視したドキュメンタリー・タッチの演出が与えた重厚さに尽きる。スーパーナチュラルな雰囲気を盛り上げる音楽にはマイク・オールドフィールドの“チューブラー・ベルズ”を使用。
<allcinema>
悪魔パズズが取り付いた怖すぎるリーガンの異変にびびりまくった。
悪魔祓いの中で姿を現す悪魔パズズ・・・メリン神父ーー!
トビー・フーパーの伝説的傑作『悪魔のいけにえ』 1974年のアメリカ映画
『悪魔のいけにえ』 1974年のアメリカ映画
米国テキサス州に帰郷した5人の男女が、近隣に住む人皮によって創られた仮面を被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく様子が描かれたホラー作品。真に迫った殺人の描写やそのプロットは後に数多くのフォロワーを生み、マスターフィルムがその描写の芸術性のためにニューヨーク近代美術館に永久保存されることとなった。
初公開当時の配給会社(日本ヘラルド映画株式会社、現角川ヘラルド・ピクチャーズ)の判断により原題とは無関係な邦題が付けられている。
原題を直訳した場合『テキサスチェーンソー大虐殺』という意味になる。チェーンソーは劇中で殺人鬼・レザーフェイスが殺人にあたっての武器として使っている。
なお、パロディ映画などでホラー映画『13日の金曜日』の殺人鬼であるジェイソンがチェーンソーを武器として用いる描写がなされることがあるが、実際にチェーンソーが武器として用られるのは本作であり『13日の金曜日』シリーズでチェーンソーが使われたことはない。
(出典:Wikipedia「悪魔のいけにえ」)
「悪魔のいけにえ」とくればレザーフェイスです。
あまりにも有名なホラー映画作品の殺人鬼。
殺人鬼・レザーフェイス
殺人鬼・レザーフェイス
テキサス州にある荒野の一軒家に家族ぐるみで住んでいる。人肉を売りさばく肉屋に産まれた4人兄弟(内2人は双子)の4男。先天性の皮膚病の為、人の顔を剥いで作った仮面をいつもかぶっている。梅毒を患っている。
家族構成は、屠殺の名人である137歳の祖父、ミイラと化した祖母、金の亡者となって人肉を売りさばく長男ドレイトン(テレビ吹き替え版ではコック)・ソーヤー、ヒッチハイカーで自傷癖の兄がいる。2作目でヒッチハイカーの双子の兄、チョップトップがいることが判明した。
チェーンソーを片手に、近辺を訪れる若者達を追ってそれを斬り殺し、解剖して家具にしたり売りさばいたりする。
巨漢であるがその足は驚く程速い。動物の骨をコレクションして自分の部屋や台所に飾るのが趣味。家族に対してはいたって従順である。女装趣味を持ち、化粧をしたりドレスで着飾ったりする。
テキサス州の片田舎にひっそりと暮らし、墓場から死体を盗みたまに来る旅行者を襲って暮らしていた。ある日、被害者の一人に逃げられた上、ヒッチハイカーが死んだため姿を消す。
事件は事実上無かったことにされたが、それから13年後にテキサス州ダラスにアミューズメントパークのバトルランド(ドレイトンが開園するもすぐに廃園)を拠点としている事が判明した。
後に被害者の叔父であるレフティに襲撃を受けて重傷を負い、バトルランドごと爆破される事になる。現在は消息不明。
(出典:Wikipedia「レザーフェイス」)
『オーメン』 1976年 70年代のオカルト映画ブームを主導した世界的な大ヒット作品
『オーメン』 1976年
音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー作曲賞を受賞した。
題名の“omen”とは前兆のこと。
『オーメン2/ダミアン』(1978年)、『オーメン/最後の闘争』(1981年)、『オーメン4』(1991年)とシリーズ化され、1976年版をリメイクした同名映画『オーメン』(2006年)も製作された。
『オーメン』あらすじ
アメリカ人外交官であるロバート・ソーンはローマの産院にて、死産した我が子の代わりに、同時刻に誕生した孤児である男子を養子として引き取り、ダミアンと名付ける。
ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート。
しかし、乳母の異常な自殺を境に、ダミアンの周囲で奇妙な出来事が続発。疑惑を持ったロバートは調査を開始、ついにダミアンの恐るべき正体を知る。
(出典:Wikipedia「オーメン」)
『サスペリア』 1977年制作のイタリアのホラー映画
『サスペリア』(Suspiria) 1977年制作のイタリアのホラー映画
ゴブリンが奏でる恐怖の音楽が音響立体移動装置(サーカム・サウンド・システム)により増幅され一世を風靡した。「魔女3部作」の1作目とされる。
トマス・ド・クインシーの小説「深き淵よりの嘆息」をモチーフに、ダリオ・アルジェントとダリア・ニコロディが脚本化した。主人公を演じたのはジェシカ・ハーパー。1977年公開。ドイツのバレエ名門校に入学した若い娘を襲う恐怖を描き、大ヒットした。
本作では魔女の正体が謎のままであったが、次回作の『インフェルノ』や『サスペリア・テルザ 最後の魔女』で明かされエレナ・マルコスが、三姉妹の魔女の一人である「溜息の母(インフェルノでは嘆きの母)」である事が明かされた。
それによってインフェルノに「暗黒の母(インフェルノでは暗闇の母)」が登場し、『サスペリア・テルザ最後の魔女』に「涙の母」とそれぞれ作品別に登場している。なお『インフェルノ』や『テルザ最後の魔女』では多少三人の魔女の母の名が異なっている。
(出典:Wikipedia「サスペリア」)
日本でも「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチフレーズと、あまりにも激烈な恐怖・残酷表現の為、1000万円のショック保険をつけ大ヒットした。
原作者のウィリアム・ピーター・ブラッディは、後に、「このシーンは、上映のOKが出ないと思っていた」と白状している。