大相撲【曙vs若貴】この対戦がとにかくアツかった!!
2016年11月25日 更新

大相撲【曙vs若貴】この対戦がとにかくアツかった!!

90年代、空前のブームを巻き起こしていた若貴兄弟に立ちはだかる強大なるライバル曙。優勝決定戦での対戦はとにかく熱く、興奮しながらテレビ観戦していたものでした。

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90年代の相撲界は空前の若貴フィーバーにより大いに盛り上がっていました。その若貴兄弟のライバルとして横綱に君臨していた曙。この対戦は非常に熱く、当時はわくわくしながらテレビを観ていたものです。

第64代横綱 曙

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曙 太郎(あけぼの たろう、1969年5月8日 - )は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島ワイマナロ出身で東関部屋所属の元大相撲力士。

ハワイではバスケットボールをしていたが、大学はコーチとの対立もあって中退。後にその体格を東関親方(元高見山)に見込まれ、相撲界入りし、1988年3月場所に初土俵を踏む。元々東関は弟の方を入門させたかったようであったが、気の進まない弟のジョージは「しょうがないよ、兄貴を連れていく」と身代りにチャドを新弟子として提供した。父親はいきなりの展開にも拘らず入門を喜んだが、一方で母親は猛反対。母の反対もあったので、日本にやってきた時にチャドは「とにかくもうハワイには帰れないな」と感じていた。

まだ指折りの大部屋だった伊勢ヶ濱部屋に出稽古に出かけた曙は当時、1月場所で10勝をあげ自己最高位の前頭筆頭まで躍進した若瀬川に胸を借りた。相手が三段目と甘く見ていた若瀬川は2、3回軽く四股を踏んだだけで、仕切って待っている曙の前に立つと両手を広げて大きく胸を出した。曙は若瀬川の胸をめがけて頭から思い切りぶちかますと若瀬川は仰向けにひっくり返り、腰を痛めて病院に運ばれる羽目になった。初土俵からわずか一年で幕内力士を「病院送り」にした曙はこの場所6勝1敗、翌場所は早くも幕下に昇進した。

当時前頭筆頭の地位だった1991年7月場所初日では、体重が200Kg以上の巨漢横綱だった大乃国を、曙自ら立ち合いから一撃で大乃国を押し倒し、土俵の外へ一気に吹っ飛ばした事もあった。

1992年11月場所では14勝1敗と2度目の優勝。翌1993年1月場所も、大関昇進を賭けていた関脇の貴乃花(当時貴花田)を千秋楽結びの一番での直接対決で圧倒して完勝。13勝2敗で3度目の優勝、さらに大関の地位で2場所連続優勝を果たして、ついに外国人初の横綱に昇進した。

引用:wikipedia
曙太郎 - Wikipedia (1490973)

立っているだけでこの迫力

小錦 vs 曙 akebono vs konishiki - YouTube

平成三年春場所六日目 初顔合わせ

203cmの長身と長いリーチからの怒涛の突っ張りは圧巻でした。

曙の天皇賜杯 1 〜昇進〜 - YouTube

大相撲史上初の外国人横綱となった曙。 彼の記録した通算11回の優勝のうち、横綱昇進を果たした3回目の優勝までの軌跡。

第65代横綱 貴乃花

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貴乃花 光司(たかのはな こうじ、1972年8月12日 - )は、東京都杉並区出身の元大相撲力士、第65代横綱。所属した相撲部屋は藤島部屋後に二子山部屋。

当人や周囲の回想によれば相撲に身を入れ始めたのは父の現役引退が契機だったといい、その頃から「自分が将来、相撲の世界に入って、父が果たせなかった夢を実現させるんだ」という思いで稽古に打ち込んだ。
入門当時からその優れた素質が話題となり、前評判に違わず数々の最年少記録を打ち立てた。新弟子検査時には「これは新弟子の体じゃない、今すぐ幕下でも通用する」と、新弟子検査担当の親方たちから驚嘆されるほど既に体作りの基礎ができていた。

西前頭筆頭まで番付を上げた1991年5月場所、かつて実父・貴ノ花とも対戦した昭和の大横綱・千代の富士といきなり初日に取組が組まれた。結果貴花田が寄り切りで完勝し、18歳9か月で大相撲史上最年少の金星を獲得。千代の富士は同場所の3日目、奇しくも貴花田の兄弟子・貴闘力にとったりで敗れた相撲を最後に現役引退。結果的に同場所初日の貴花田が千代の富士を下したのを機に引導を渡したことで、次代の第一人者候補としての評価を固めていく。
1994年(平成6年)11月場所後ついに横綱昇進が決定した。

引用:wikipedia

貴花田vs千代の富士 (平成3年五月場所) - YouTube

横綱千代の富士引退のきっかけとなったといわれる一番

貴乃花 vs 朝青龍 「ガチ」 - YouTube

2002年秋場所。長期休場明け。引退をささやかれる中、満身創痍で勝ち越しを決めた貴乃花。そして迎えた朝青龍戦。当時私は、貴乃花はこの相撲で負けて引退を発表するのではと思いながら中継を見ていた。

貴乃花の天皇賜杯 〜クライマックス〜 - YouTube

平成13年 夏場所、 痛みに耐えてよく頑張って感動させた、 大横綱・貴乃花 最後の優勝です。

第66代横綱 若乃花

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花田 虎上(はなだ まさる、1971年1月20日 - )は、東京都中野区(出生地は杉並区)出身で二子山部屋(入門時は藤島部屋)所属の元大相撲力士、第66代横綱・若乃花 勝(わかのはな まさる)、3代目若乃花となる。

上背はなかったものの、強靭で巧みな足さばきを生かして多彩な技を繰り出し、技能派の名人力士として知られた。また人当たりのよい性格で話術にも長け、力士時代から「お兄ちゃん」の愛称で親しまれる。容姿や相撲の内容は実父・貴ノ花利彰よりも伯父の初代若乃花を彷佛とさせた。

1988年3月場所初土俵。「花の六三組」の一人で、弟の貴花田(のち横綱貴乃花)の他、のち横綱曙・大関魁皇らと同期入門だった。初土俵以降順調に出世するも、1989年11月場所で史上最年少関取となった貴花田には一歩出遅れたが、若花田も弟の後を追いかけるように1990年3月場所で新十両となる。同年9月場所には新入幕を果たした。

入幕して最初の頃は、天性の勝負勘と強靭な足腰で相手の攻撃を凌いで技を繰り出して勝つという勝ち方が多かったが、1992年後半頃からおっつけに磨きがかかるようになり、成績も伸びていった。1991年9月場所2日目には、前頭3枚目の地位で横綱旭富士を右上手投げで破り初金星を獲得し、同9月場所は自身初の三賞(殊勲賞・技能賞)を受賞。

1998年3月場所、突如爆発するかのように、初日から完璧な相撲を取り12連勝。13日目に横綱曙に敗れたものの14日目は武蔵丸に勝利し、千秋楽は立合い変化の注文相撲で琴錦を下して14勝1敗で4回目の優勝。翌5月場所は3度目の綱取りとなる中、4日目に小城錦と6日目琴錦に苦杯を喫し、さらに11日目には魁皇にも敗れてしまう。それでも他上位陣総崩れの幸運もあって自身最後まで優勝を争い、千秋楽には武蔵丸を破り大関の地位で2場所連続優勝を果たし、5月場所後についに横綱昇進を決めた。

引用:wikipedia

若乃花vs武蔵丸 (平成10年五月場所) - YouTube

兄の若乃花の相撲は「玄人好み」と評されていました。

若ノ花vs小錦 (平成5年七月場所) - YouTube

超巨漢小錦を寄り切っています

日本全国が若貴フィーバーに沸いた

90年代前半、若貴兄弟フィーバー時におけるメディアの取材熱は凄まじい限りで、大相撲に関する書籍ブームも青天井でしたね。本場所会場は今では考えられぬ盛況振りで賑わい、連日、満員御礼が当たり前の光景でした。
史上空前の若貴ブームは、相撲ファンのみならず日本全国に及ぶ凄まじい人気だったのです。

Wakanohana vs. Takanohana : Kyushu 1995 (若乃花 対 貴乃花) - YouTube

兄弟対決による優勝決定戦もありましたが、この相撲の内容は物議を醸しました。

若貴のライバル曙

曙はどちらかというとヒール的存在でした

曙はどちらかというとヒール的存在でした

貴乃花と曙の対戦成績は幕内で21勝21敗。
序の口からの全対戦成績を含めても25勝25敗と、メディアに作り上げられたライバルなどではなく真のライバルだったといえるでしょう。
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