日本映画の大作『敦煌』。制作・宣伝費45億円もの費用を費やした壮大な物語とは!?
2017年1月25日 更新

日本映画の大作『敦煌』。制作・宣伝費45億円もの費用を費やした壮大な物語とは!?

バブル真っ只中の1988年、文化遺産・莫高窟に隠された経典等をもとに作られた超大作。人間の欲望、男女愛の葛藤等を背景に、それぞれの男たちが、それぞれの守るべきものを命を懸けて必死に守ろうとする姿を描いた作品をご紹介しましょう。

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敦煌古城

4億円かけて敦煌市近郊に作られた広大なセット。
1000年近くも前の町を見事に再現し、今も観光客に人気のスポットだそうです。
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撮影当時のショットも、城内に展示されています。
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さすが、日本人の作るものは手抜きがないですねぇ。
細かいところまで見事にできています。
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中国人観光客もご満悦?のようですね。

莫高窟

前長1600m。
仏像など2000体以上。
壁画の総面積は40000㎡(東京ドームのグランド約3.5個分)にもなる世界文化遺産。
作られ始めたのは五胡十六国時代に敦煌が前秦の支配下にあった時期の355年あるいは366年とされる。仏教僧・楽僔(らくそん、僔は人偏に尊)が彫り始めたのが最初であり、その次に法良、その後の元代に至るまで1000年に渡って彫り続けられた。現存する最古の窟には5世紀前半にここを支配した北涼の時代の弥勒菩薩像があるが、両脚を交差させているのは中央アジアからの影響を示している。
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シンボル

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高さ43mの九層楼。
石壁にこの木造建築物をどうやって作ったのでしょう。
当時の技術力の高さを物語っています。
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他国の影響を受けたとされる、足を交差した珍しい仏像。
この映画には様々な意見が飛び交いました。
費用、豪華キャストの割には人物背景、ストーリー性がイマイチ。
壮大な歴史的ロマンがよく描かれている。 などなど。
賛否両論真っ二つ、という感じです。
良くも悪くも話題になり、シルクロードの歴史的価値を広めたことには違いないでしょう。
あなたはどちらの判断をされますか?
ぜひ、本編をご覧ください。
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