『白鳥麗子でございます!』とは?
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『白鳥麗子でございます!』(しらとりれいこでございます!)は、鈴木由美子による日本の漫画作品。1987年から1992年の間、『mimi』(講談社)にて連載。全7巻、文庫版全4巻。
1989年度(平成元年)、第13回講談社漫画賞少女部門受賞。OVA、テレビドラマ、映画が作られている。
続編『新・白鳥麗子でございます!』は、1992年から1997年の間に『Kiss』(講談社)にて連載された。全5巻。
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今回の記事では、こちらのOVA版『白鳥麗子でございます!』の内容を中心に振り返っていきます。記事の最後で、関連商品もついても紹介させていただきます。
OVA版『白鳥麗子でございます!』の本編動画・ストーリー
類稀なる美しさをもち、お嬢様育ちの主人公・白鳥麗子。密かに想いを寄せていた同級生・秋本哲也に告白されるも、ひと一倍のプライドが邪魔をしてしまい、その時は告白に素直に応じられませんでした。
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やがて大学生になった麗子は、その後も哲也のことを想い続けており、彼を追って上京。わざわざ哲也が通う同じ学校に編入し、彼の住むアパートの近くに部屋を借りるといった徹底ぶりを見せて、その周囲を固めていきます。
しかし、哲也や周囲を前ではどうしても素直になれず、せっかく東京まで来たのに麗子は想いを伝えられずにいました。
哲也は庶民育ちといった風体ですが、無骨なスポーツマンといった印象で、意外と女子からはモテモテ。哲也に対して積極的にアプローチをかける女子たちの存在に、麗子は次第に焦りを見せるようになります。普段は高飛車な態度をみせる麗子も、一途に哲也を想う気持ちは本気です。
一度は振られている哲也ですが、自分につきまとう麗子の姿に、彼女の真意に気づき始めます。麗子が見せる思わずキュンとするような行動とは?麗子の気持ちに気づいた哲也のとった行動とは?二人の恋の行方は、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか…
しかし、哲也や周囲を前ではどうしても素直になれず、せっかく東京まで来たのに麗子は想いを伝えられずにいました。
哲也は庶民育ちといった風体ですが、無骨なスポーツマンといった印象で、意外と女子からはモテモテ。哲也に対して積極的にアプローチをかける女子たちの存在に、麗子は次第に焦りを見せるようになります。普段は高飛車な態度をみせる麗子も、一途に哲也を想う気持ちは本気です。
一度は振られている哲也ですが、自分につきまとう麗子の姿に、彼女の真意に気づき始めます。麗子が見せる思わずキュンとするような行動とは?麗子の気持ちに気づいた哲也のとった行動とは?二人の恋の行方は、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか…
OVA版『白鳥麗子でございます!』の魅力とは?
”ツンデレ”の先駆け的な存在
当時は”ツンデレ”という言葉が存在しなかった1980年代。しかし、白鳥麗子のキャラクター性は、まさに”ツンデレ”そのものといえます。お嬢様育ちで普段はツンツンしていますが、哲也のことを考えているときは純粋な乙女に豹変してしまいます。
そして、自分の真意を悟らせたくなくて、さらに高飛車な態度をとる麗子。周りの女子も恐らくはそのことに気づいていると思われますが、麗子の反応が面白いのか、哲也を狙うライバルを蹴落としたいのか、わざと彼女の傲慢ぶりを煽っていするように見えます。
女子たちのそういった駆け引きという部分でも、少女マンガらしさが感じられて面白いですね。
女子たちのそういった駆け引きという部分でも、少女マンガらしさが感じられて面白いですね。
原作コミックの再現度
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テレビドラマ・映画で実写になると、せっかくの麗子も、演じている女優の印象がどうしても邪魔をしてしまいます。そのうえ、麗子のお嬢様ぶりも誇張されてしまい、服装や高飛車な態度にも拍車がかかっているように見える場面が多いです。
原作ファンにしてみると、原作コミックと同じような作画テイストで見られるのも大きいですよね。
原作ファンにしてみると、原作コミックと同じような作画テイストで見られるのも大きいですよね。
気軽に楽しめるハートフルストーリー
『白鳥麗子でございます!』というコンテンツを楽しむなら、OVA版は最も気軽に楽しめる作品です。その本編時間は約45分にまとめられており、原作コミックの全7巻を読破するよりも、テレビドラマ・映画版を視聴するよりも短時間で済みます。
映画版でも80~90分、テレビドラマ版だと1話約50分×話数、本編全てをご覧になるのに時間がかかることは容易に想像がつきますよね。そのうえで、しっかり要所を押さえた構成となっていますので、『白鳥麗子でございます!』の世界観もしっかり楽しんでいただけると思います。
ボリューム感が物足りないと感じたり、この続きが気になるようなら、ぜひ原作コミックやテレビドラマ・映画版を見てみてくださいね。
ボリューム感が物足りないと感じたり、この続きが気になるようなら、ぜひ原作コミックやテレビドラマ・映画版を見てみてくださいね。
出版:講談社
掲載:mimi
連載:1987年~1992年
巻数:全7巻