『転校生』日本映画では特異な地位を占める大林宣彦監督作品
2019年2月7日 更新

『転校生』日本映画では特異な地位を占める大林宣彦監督作品

この日本映画『転校生』は大林宣彦監督の尾道三部作と呼ばれる中の一つです。この作品は、少年少女向けのいわゆるジュヴナイル・ファンタジーと呼ばれるものです。大林宣彦監督は日本映画のなかでこのジャンルを確立し、尾道三部作の他の2作品『さびしんぼう』『時をかける少女』の他にも『ふたり』などがあります。男と女のカラダが入れ替わるという設定が当時思春期の若者達の好奇心を惹きつけたものです。

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日本映画『転校生』について

1982年に山中恒の児童文学『おれがあいつであいつがおれで』を最初に映画化した作品。
2007年には舞台を長野県に変更し、リメイク版が制作された。
おれがあいつであいつがおれで (山中恒よみもの文庫)

おれがあいつであいつがおれで (山中恒よみもの文庫)

原作はこちらの小説。

各所で流れた「予告編」がおもしろく、かつ衝撃的でしたね

TVや映画館で流れる予告編。様々なシーンで盛り上がりましたが、特に小林聡美の入浴シーンが学校で話題になる程衝撃的(刺激的?)だったのを覚えています。

転校生 バージョン1予告

有名な尾道ロケ作品

この作品はほぼ全編を通して尾道で撮影されました。のどかで自然あふれる街並みと2人のドタバタ具合が微妙なさじ加減でマッチしており、観る者の心を掴んだと言われています。
また、作中で2人が転がり落ちた階段は観光名所にもなりました。

主なキャスト

転校生+オンザロード

転校生+オンザロード

斉藤一夫/尾美としのり

幼稚園の頃仲良かったということもあり作中では、一美から「一夫ちゃん」と呼ばれている。趣味は8ミリ映画で風景などを自分で撮影して鑑賞すること。日常的に正昭たちと悪ふざけをしたり、いたずらっ子な男子中学生。

斉藤一美/小林聡美

神戸から転校してきたが、幼少の頃は尾道に住んでいた。7月12日生まれ。クラスのみんなの前で幼稚園時代の一夫がおねしょをしたことなどプライベートなことを話してしまう。成績優秀だが、カナヅチで泳げない。
 (2079552)

斉藤明夫/佐藤允

一夫の父。

職場での仕事ぶりが評価されて一家で横浜に引っ越すことになった。

斉藤直子/樹木希林

一夫の母。

一夫の様子がおかしくなったと感じた原因は、一美が転校してきてからだと信じ、よく思わなくなった。入れ替わった直後、一美から入れ替わったことを説明されたが、まともに取り合わなかった。昔ながらの妻らしく、夫に敬語を使って話したり夫を立てている。
49 件

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  • まりっぺ。 2018/11/19 15:08

    原作では、一美と一夫が元に戻ってハッピーエンドで終わったけど。
    映画では、元に戻った後。原作には無い、一夫が引っ越す際。
    「サヨナラ、俺。」、「サヨナラ、私。」と言って、別れるモノクロ映像のシーンは子供ながらに
    印象的に残ってます。

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