【1981年洋楽】エマニエル坊や覚えてる!?「日本」でヒットした洋楽トップ5
2023年4月8日 更新

【1981年洋楽】エマニエル坊や覚えてる!?「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、本場欧米でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1981年の日本" にフォーカスして「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。洋楽扱いとするかは微妙ですが、サムネイルの「〜坊や」も登場します。

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1981年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1981年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。(本年は、9曲ランクインしているため、全曲トップ100からの選出です。)

人気絶頂期のノーランズや、クラリオンのCMで話題になった「〜坊や」も登場します。

シティ・コネクション / エマニエル

エマニエルは、日本では「エマニエル坊や」「エマニエル君」と呼ばれましたが、本国アメリカでは、本名の「エマニエル・ルイス」で知られています。元々は、アメリカABCのシットコム『ウェブスター』に出演し、両親を交通事故で亡くした主人公を演じて有名になったのが最初です。日本では、クラリオンのCMで有名になりました。

『シティ・コネクション』は、エマニエルのデビューシングルで、前述のCMに起用され、オリコンシングルチャートで最高位2位、年間40位の大ヒットを記録しました。本曲を洋楽とするかは異論のあるところでしょうが、アメリカでの活躍が本業であること、英語詞でも歌っていることから、敢えて洋楽扱いとしています。

City Connection (Japanese Version) / Emmanuel

【懐かしい80代年CM】エマニュエル坊や シティコネクション

愛のコリーダ / クインシー・ジョーンズ

『愛のコリーダ』は、原曲はイギリスのチャズ・ジャンケルの1980年の楽曲で、タイトルは、過激な性的描写で問題作となった大島渚監督の映画『愛のコリーダ』が由来です。翌年、クインシー・ジョーンズがカバーし、デューンとパティ・オースティンのボーカルでヒットしました。全米28位、全英14位、そして、日本のオリコンシングルチャートではナンバーワン、年間46位を記録しています。さらに、第24回グラミー賞では、最優秀インストゥルメンタル・アレンジメント・アカンパニング・ ヴォーカリスト賞を受賞しました。

因みに「コリーダ」とは、スペイン語で "闘牛" を意味する「Corrida de toros」が由来です。

Ai No Corrida - QUINCY JONES '1981

セクシー・ミュージック / ノーランズ

前年リリースした『ダンシング・シスター』のヒットで、日本で大ブレイクしたノーランズ。この年が全盛期で、なんとオリコンシングルチャート年間トップ100に、以下の3曲がランクインしました。

53位 『セクシー・ミュージック』(原題:Sexy Music)
54位 『ダンシング・シスター』(原題:I'm In The Mood For Dancing)
57位 『恋のハッピー・デート』(原題:Gotta Pull Myself Together)


中でも、『セクシー・ミュージック』日本でのみリリースされたシングルで、この年の第10回東京音楽祭でグランプリを受賞しています。因みに、『ダンシング・シスター』は2年連続のランクインで、『恋のハッピー・デート』は本国アイルランド、イギリスでもヒットしました。

ノーランズ - セクシー・ミュージック(1981)

ノーランズ - 恋のハッピー・デート(1980)

FOXY / スーザン・アントン

スーザン・アントンは、10代の頃、ミス・アメリカの準ミスミス・カリフォルニアに選ばれた実績があり、本国アメリカではシンガーより女優として知られています。歌では目立ったヒットはなく、日本でのみ本曲『FOXY』がヒットしました。「カメリアダイアモンド」のCM出演で人気になり、本曲がCMソングとして起用されています。オリコンシングルチャートでは、年間73位のヒットを記録しました。

本曲のヒット時には、来日公演や「夜のヒットスタジオ」への出演を果たしています。プライベートでは、イギリスの俳優でコメディアンのダドリー・ムーアと交際していた際に、20センチメートル以上の身長差で話題になりました。

Susan Anton - Foxy

1979-1997 カメリアダイヤモンド&ブティックJoy CM集 with Soikll5

モダン・ガール / シーナ・イーストン

『モダン・ガール』は、スコットランドのシンガー、シーナ・イーストンのデビューシングルです。デビュー曲ながら、いきなり全英8位、全米18位のヒットを記録し、日本のオリコンシングルチャートでも年間78位を記録しました。日本での人気も非常に高く、この年の11月には初来日コンサートを行っています。お茶の間では、1983年より放映された宝酒造「純」のCMがおなじみです。

そして、続く第二弾シングル『9 To 5 (モーニング・トレイン)』が、全英、全米両チャートでナンバーワンとなり、世界的な名声を獲得しました。因みに、彼女は結婚と離婚を4度経験しており、姓の "イーストン" は、最初の夫の姓をそのまま使用したものです。

Modern Girl Live At The Palace Hollywood

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