もう一度聞いてほしい、町田義人の歌声!「野性の証明」「宝島」「タケちゃんマンロボ」他
2016年4月14日 更新

もう一度聞いてほしい、町田義人の歌声!「野性の証明」「宝島」「タケちゃんマンロボ」他

一度聴いたら耳に残る、独特な声質の町田義人。1970年代から80年代にかけて、映画 『野性の証明』や『キタキツネ物語』、アニメ『宝島』、 『おれたちひょうきん族』の「タケちゃんマンロボ」のテーマなど、幅広いジャンルの歌を手掛けてきました。ぜひゆっくりと聴いてみて下さい。あの当時の様々な記憶がよみがえってきますよ、きっと。

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『キタキツネ物語』の主題歌 「赤い狩人」

『キタキツネ物語』は、オホーツク海に臨む北海道の雄大な四季の中で、キツネ・ファミリーの生活を追い、ドラマに構成した映画です。

主人公のキタキツネの夫婦は、フレップ、レイラと名付けられました。
当時まだ、あまり生態のよく知られていなかったキタキツネ。
食べ物を獲得する様子や子育ての様子、やがて成長したわが子に噛みついたり、つきとばしたりして巣穴から追い出すキタキツネの子別れの儀式などが、克明に追って描かれていました。

厳しい大自然の中で、一生懸命生き延びようとするキタキツネの姿が感動的でした。
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『キタキツネ物語』は、『野性の証明』と同じ年に公開されました。
この映画でも、主題歌「赤い狩人」を歌っています。
当時、『キタキツネ物語』の音楽担当だったタケカワユキヒデさんが、町田さんの高い歌唱力を評価して、是非にとわざわざ指名されたそうです。

まったくトーンの違う「戦士の休息」と「赤い狩人」ですが、どちらもしみじみと聴き入りたくなる音楽です。

アニメ『宝島』の主題歌 「宝島」

この辺でちょっと路線を変えて、アニメの歌を見て行きましょう。
この歌を覚えていますか?

作詞 岩谷時子 
作曲・編曲 羽田健太郎 
歌  町田よしと
元気のでる歌ですね!
この冒険物語『宝島』は、1978年10月8日から1979年4月1日にかけて、日本テレビで日曜日18:30-19:00に放送されました。
ワクワクしながら観ていた方も多いのでは?

この作品で、町田さんは主題歌だけでなく、エンディングテーマの「小さな船乗り」や、作品中の挿入歌「まだ見ぬ世界へ」「航海日誌」など、たくさんの歌を担当しました。

当時は『野性の証明』と『宝島』を歌う人が、自分の中で一致していませんでした。
あなたは気がつかれていましたか?
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『交響詩 エメラルダスⅡ』挿入歌「美しい女(ひと)」

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松本零士作品の中でも、メーテルやハーロックについで人気の高いエメラルダス。
この作品は、エメラルダスを主人公としたラジオドラマで、1978年3月24日、『交響詩 エメラルダス II』として『セイヤング』(文化放送)で放送されました。
挿入歌「美しい女」もこの放送のために作られたものです。

出演:田島令子、田中信夫、富山敬、ささきいさお、伊武雅之、麻上洋子、加藤早紀子
豪華な顔ぶれですね。
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内容は、エメラルダスが沈没直前のアトランティス大陸を訪れるというもので、原作とは全く違うものです。ただ、田島令子さんの声があれば、それだけでわくわくしましたけれど。

同じ1978年に、『セイヤング』の同じ枠でもう一作品『スペースファンタジー・エメラルダス』が発表されました。
原作に沿った内容なので、松本零士ファンとしてはこちらの方が嬉しいのですが、音楽としては町田さんが歌う「美しい女」の方が良かったように思います。

作詞 山川啓介
作曲 来生たかお
編曲 椎名和夫
歌 町田義人

『サイボーグ009 超銀河伝説』のテーマ「10億光年の愛」

石ノ森章太郎のライフワークであった「サイボーグ009」シリーズの劇場版完結篇。
宇宙の母源といわれる超エネルギー、ボルテックスをめぐって、宇宙支配をもくろむゾアとサイボーグたちの戦いを描いたSFアクション。
そのテーマ曲、「10億光年の愛」を歌いました。
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