スーパーマルチタレント、小林亜星とは。
小林亜星と言えば、主演を務めたドラマ『寺内貫太郎一家』や、『パッ!とさいでりあ』の出演CMが印象深く、役者やタレントのイメージが強い人も多いのかもしれない。
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テレビドラマ『寺内貫太郎一家』
向田邦子が脚本を担当。東京・谷中の老舗石屋を舞台に、カミナリ親父・寺内貫太郎(小林亜星)を中心とする家族や隣人の触れ合いを描いたホームコメディ。
本人曰く、当時太っている俳優は少なく、高木ブー・フランキー堺は多忙で断られ、その中で小林に白羽の矢が立ったという。
本人曰く、当時太っている俳優は少なく、高木ブー・フランキー堺は多忙で断られ、その中で小林に白羽の矢が立ったという。
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だが、元は作曲家である。
しかも、偉大な…
「ガッチャマンの歌」、「魔法使いサリーのうた」などのアニメソングから、1976年に都はるみが日本レコード大賞を受賞した「北の宿から」まで様々な楽曲を世に送り出している。
特にCMソングの作曲に関して残した功績は非常に大きい。
ここでは、数多くある小林亜星のCMソング作品の中から選りすぐりの名曲をご紹介。
しかも、偉大な…
「ガッチャマンの歌」、「魔法使いサリーのうた」などのアニメソングから、1976年に都はるみが日本レコード大賞を受賞した「北の宿から」まで様々な楽曲を世に送り出している。
特にCMソングの作曲に関して残した功績は非常に大きい。
ここでは、数多くある小林亜星のCMソング作品の中から選りすぐりの名曲をご紹介。
日立の樹(日立グループ CMソング)
この木なんの木 気になる木
名前も知らない木ですから
日立の樹
作詞:伊藤アキラ、作曲:小林亜星、歌: ヒデ夕樹・杉並児童合唱団
「この木なんの木 気になる木」のフレーズがあまりにも有名な『日立の樹』。
「この木なんの木 気になる木」のフレーズがあまりにも有名な『日立の樹』。
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小林亜星からの紹介で作詞は伊藤アキラが行うことに決定。
CMのイメージを説明するスタッフに木の絵を見せられた伊藤アキラから、「この木は、なんという木ですか?」「どんな木なのですか?」「どこにあるのですか?」などの質問が出たが、絵のモデルとなる実在の木がないため、名前もなければ、どんな木なのかもわかりらずスタッフは「わかりません」「知りません」と返すばかりであった。
そのときのやり取りから、CMソング「日立の樹」の歌詞が生まれた。
CMのイメージを説明するスタッフに木の絵を見せられた伊藤アキラから、「この木は、なんという木ですか?」「どんな木なのですか?」「どこにあるのですか?」などの質問が出たが、絵のモデルとなる実在の木がないため、名前もなければ、どんな木なのかもわかりらずスタッフは「わかりません」「知りません」と返すばかりであった。
そのときのやり取りから、CMソング「日立の樹」の歌詞が生まれた。
明治チェルシーの唄(明治製菓「チェルシー」CMソング)
ホラ、チェルシー
もひとつ、チェルシー
明治製菓 チェルシー コマーシャル
作詞:安井かずみ、作曲:小林亜星。
オリジナルアーティストは女性デュオのシモンズ(田中ユミ、玉井タエ)。
一時期は「手のひらの愛」の曲名でも呼ばれていた。
オリジナルアーティストは女性デュオのシモンズ(田中ユミ、玉井タエ)。
一時期は「手のひらの愛」の曲名でも呼ばれていた。
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「今までにない特徴のおいしさを」とスコットランドに伝わる伝統的なキャンディーを参考に作られたチェルシー。
商品に合わせて、小林亜星はスコットランドやアイルランド民謡のような曲をイメージして作ったのがこのチェルシーの唄である。
「あなたにもわけてあげたい」の歌詞があることから、デュオのシモンズを起用するように指示したのも小林亜星である。
商品に合わせて、小林亜星はスコットランドやアイルランド民謡のような曲をイメージして作ったのがこのチェルシーの唄である。
「あなたにもわけてあげたい」の歌詞があることから、デュオのシモンズを起用するように指示したのも小林亜星である。
夜がくる(サントリーオールド CMソング)
ドン ドン ディン ドン シュビ ダ ドン
「夜が来る」と曲名を言われてもピンとくる人は少ないかもしれない。
しかし、聴けば必ず「ああ~!あれか!!」となるはず。
お酒を飲めない方でもこの曲を聴くとウイスキーを飲みたくなるという、珠玉の名曲。
しかし、聴けば必ず「ああ~!あれか!!」となるはず。
お酒を飲めない方でもこの曲を聴くとウイスキーを飲みたくなるという、珠玉の名曲。
夜がくる
最初に放送されたバージョンは男性のスキャットとギター伴奏によるハ短調のものであった。
スキャットを歌ったのは、当時上智大学の教授であったサイラス・モズレーという人物。
楽曲はCMに用いるために短く完結しており、短いイントロと8小節の主旋律を必要に応じて繰り返すのみとなっている。
後に、小林自身により日本語の歌詞がつけられ、このときに「夜がくる」のタイトルがつけられる。このときの日本語詞バージョンは「マークHAMA」の名で小林自らが歌っている。
スキャットを歌ったのは、当時上智大学の教授であったサイラス・モズレーという人物。
楽曲はCMに用いるために短く完結しており、短いイントロと8小節の主旋律を必要に応じて繰り返すのみとなっている。
後に、小林自身により日本語の歌詞がつけられ、このときに「夜がくる」のタイトルがつけられる。このときの日本語詞バージョンは「マークHAMA」の名で小林自らが歌っている。
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【サントリーオールドCM】『家族の絆』シリーズ
現在までさまざまなアレンジでサントリーオールドのCMに用いられているが、その中でも最初のスキャットバージョンが最も広く知られており、2008年のCM(國村隼・伊藤歩が出演した「家族の絆」シリーズ )でもスキャットバージョンが採用されていた。
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どこまでも行こう (ブリヂストン CMソング)
どこまでも行こう 道はきびしくとも
口笛を吹きながら 走って行こう
どこまでも行こう
作詞・作曲:小林亜星
タイヤメーカー、ブリヂストンのCMソング。
CMソングとしては珍しく日本の音楽の教科書にも掲載された。
オリジナルは山崎唯が歌い、後に山崎まさよし、大黒摩季が歌ったバージョンもCMに採用されている。
タイヤメーカー、ブリヂストンのCMソング。
CMソングとしては珍しく日本の音楽の教科書にも掲載された。
オリジナルは山崎唯が歌い、後に山崎まさよし、大黒摩季が歌ったバージョンもCMに採用されている。
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東京都杉並区出身。
慶應義塾大学医学部入学、経済学部に転部して卒業。
作曲を服部正氏に師事。