といった意味合いになり、『グリーンレジェンド乱』に登場するレジスタンス組織とは少し違うものですよね。
ここでピンとくる言葉がイスラム教の”ジハード”という考え方。日本語では聖戦と訳されることが多く、『グリーンレジェンド乱』のレジスタンス組織・ハザードの印象とも合致しています。
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おそらく、このジハードという言葉からハザードという名称を考えたのだと思われます。そう考えてみると、ロドー教の侵略行為に抵抗するという目的をもちながら、最高指導者の牙がみせる急進的な姿勢・行動にも納得がいきますよね。
そもそもの諸悪の根源でもあるロドー教といった存在からもいえることですが、意外と反宗教主義を打ち出しているようにも思えてきます。
そもそもの諸悪の根源でもあるロドー教といった存在からもいえることですが、意外と反宗教主義を打ち出しているようにも思えてきます。
わが子を愛する親の愛情が堪らない
グリーンレジェンド乱。初めて見た長編アニメ映画。なんかテレビでやってたきがする。当時全くストーリーを理解できず。#今のオタクが知らなそうなアニメ挙げた奴優勝 pic.twitter.com/ww2H1NkUer
— ライホー@ (@pluto0039) April 30, 2021
行き倒れの子供に救いの手を差し出したら、偶然にも生き別れになっていた息子だった。ネタバレになってしまいますが、物語の終盤に明かされる乱とジークの関係性です。
本来はサプライズ要素なのかもしれませんが、その事実を踏まえて、それぞれのやりとりを見ていると、節々からジークの父親としての愛情が見て取れます。自分とそっくりな無鉄砲な性格に手を焼きつつ、優しく諭している姿はグッとくるものがあります。
わが子の未来のためにと、ジークが見せる思いやりや、自らの生命を顧みずに目的を成し遂げようとする姿は堪らないです。エロおやじというような人間味を醸し出しつつ、その根底には揺るがない信念が垣間見えるのも格好良いですね。
わが子の未来のためにと、ジークが見せる思いやりや、自らの生命を顧みずに目的を成し遂げようとする姿は堪らないです。エロおやじというような人間味を醸し出しつつ、その根底には揺るがない信念が垣間見えるのも格好良いですね。
『グリーンレジェンド乱』のまとめ
パイオニアからレーザーディスクの普及のためにと制作された『グリーンレジェンド乱』。
当時はVHSでも発売されましたが、『天地無用!』『神秘の世界エルハザード』などの作品の人気ぶりに打ち消され、結果的には時代に埋もれてしまいました。
しかし、その内容を振り返ってみると、『グリーンレジェンド乱』には『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』といった宮崎アニメの人気作にも劣らない面白さがあります。反宗教主義というようなテイストも感じられるのも物語を深くしているし、わが子を愛する父親の愛情にも胸を熱くします。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さを存分に堪能していただければと思います。
当時はVHSでも発売されましたが、『天地無用!』『神秘の世界エルハザード』などの作品の人気ぶりに打ち消され、結果的には時代に埋もれてしまいました。
しかし、その内容を振り返ってみると、『グリーンレジェンド乱』には『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』といった宮崎アニメの人気作にも劣らない面白さがあります。反宗教主義というようなテイストも感じられるのも物語を深くしているし、わが子を愛する父親の愛情にも胸を熱くします。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さを存分に堪能していただければと思います。