ダンクーガってどんなアニメだったの?
『超獣機神ダンクーガ』(ちょうじゅうきしんダンクーガ)は、葦プロダクション(現:プロダクション リード)が製作し、1985年4月5日から1985年12月27日まで、TBS系列(但し、一部系列局を除く)で放送されたロボットアニメ。全38話。
ロボットアニメというジャンルが『機動戦士ガンダム』を発端とするリアルロボットに席巻され、そのリアルロボットものの潮流も「一息ついた」時代の作品である。獣戦機隊の設定や侵略者に対して民間人がレジスタンス活動を繰り広げるといった面ではリアルロボットを意識しつつも、敵が有機的で不気味な兵器を擁する宇宙(異次元)からの侵略者という点等ではリアルロボット以前のスーパーロボット系作品で見られた、「ロボットアニメのお約束」的要素も取り入れられている。
ダンクーガのあらすじ
20世紀末、侵略者ムゲ・ゾルバドス軍の攻撃により、地球は壊滅的な打撃を受けてしまった。絶体絶命な状況かと思われたが、ロス・イゴール長官と葉月博士が密かにイーグルファイターら4体の「獣戦機」を完成、藤原忍ら4人を招集し「獣戦機隊」を編成した。
「獣戦機隊」とは、野生的な戦法を持つ独立部隊の事で、忍の命令違反的行動によって街が崩壊してしまう等、任務失敗のケースが見られるが帝国の撃退率はその野生さから極めて高い。
本作は、「獣戦機隊」がダンクーガと共にムゲ帝国と戦いを繰り広げていく物語である。
「獣戦機隊」とは、野生的な戦法を持つ独立部隊の事で、忍の命令違反的行動によって街が崩壊してしまう等、任務失敗のケースが見られるが帝国の撃退率はその野生さから極めて高い。
本作は、「獣戦機隊」がダンクーガと共にムゲ帝国と戦いを繰り広げていく物語である。
主な登場人物
主人公で獣戦機隊のリーダー。イーグルファイターのパイロット。ダンクーガのメインパイロットも務める。1967年6月8日生まれ。血液型A型。身長183cm。木曽の山育ち。
短気・粗暴・自己中心的・身勝手を絵に描いた性格で、命令違反に単独行動、上官にタメ口を叩く上に自分に命令や説教する者に反論して容赦なく殴りかかるなど生意気かつ自惚れも非常に強く、その協調性の無さ・反抗的な性格から言って、軍人であること自体が不思議なほど手のつけようがない問題児だが、その態度と自信に比例して戦闘機の操縦技術と射撃は超一流。野生の力は部隊の中でも一番強い。戦局を冷静に見極める判断力も持っている。「やってやるぜ!!」が口癖。
via www11.tok2.com
獣戦機隊の紅一点。ランドクーガーのパイロット。大きく吊りあがった目が特徴。1967年7月7日生まれ。血液型AB型。故郷は伊豆の村。
性格は短気で辛口で、腕っ節も強い。その反面、料理が得意で、士官学校時代は生徒たちのアイドル的存在だった。忍同様に獣戦機隊配属まではオーストラリア宇宙軍士官学校の生徒だった。
恋人のシャピロの前では女性らしい面を見せており、「ハーモニーラヴ」もシャピロから教わった。当初はシャピロの野心に加担しようとしていたが、忍に止められたことで、シャピロとは敵味方に分かれて戦いを繰り広げていく。
獣戦機隊の最年少で、士官学校では忍・沙羅より1期後輩。容貌はやや童顔。ランドライガーのパイロット。1969年8月10日生まれ(1968年12月31日という説もある)血液型B型。岩手県出身。
陽気でスケベな性格だが、亮曰く「子供達にとってのピーターパン」で、子供から好かれる素質がある。スポーツ万能で、特に野球が得意。軍人でありつつも年齢の幼さ故に多少弱気で臆病な一面をうかがわせる場面が度々見受けられた。
ランドライガーの操縦の腕前は早撃ちで、実戦での敵機への撃ち逃しは少ない(このことは彼自身の自慢でもある)バイクのテクニックは運転経験の豊富な忍を追い詰めるほど。
女好きで、あらゆる女性を口説いたりしているが、ローラが本命である。
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獣戦機隊の最年長者で、忍と沙羅より士官学校では1期上級生。メンバーで最も長身、長髪の頭には常にバンダナを巻いている。ビッグモスのパイロット。1966年11月2日生まれ。血液型O型。九州出身だが少年時代は中国で過ごした。
頭脳明晰で常に冷静沈着、その冷静さと実力から仲間の信頼を得ている反面、不幸な生い立ちや孤児院育ちのためか、屈折した面も見られ、斜に構えることが多い。その性格が災いと化し、稀に忍との衝突が見られたが、基本的にはその考え方や助言は的確であり、冷静さに欠ける獣戦機隊に必要な参謀役。忍と沙羅がコンビを組むことが多かったことから自身は雅人との最年長・最年少コンビを組むことが多く、雅人を抑止することも多かった。
獣戦機隊を指揮する長官。厳しい性格で度々鉄拳による修正を繰り返すが、忍達新入りのことを我が子のように想っており、ローラのことも孫のように可愛がっている。
獣戦基地が総攻撃を受けた際、ムゲ兵の銃撃からローラを庇って命を落とす。実子のアランとは長い間確執があったが、死の間際に和解した。
黒騎士隊の隊長であり、イゴール長官の息子。ブラックウイングのパイロット。
元は正規の軍人だったが、父のやり方に反し(幼い頃に父のやり方が原因で母が死んだことが示唆されている)情報戦を得意としたゲリラ組織「黒騎士隊」を結成。獣戦機隊のピンチを救うためならどこからともなく現れ必ず救い出し、名前も正体も不明だったが、ムゲ帝国の獣戦基地襲来の際に致命傷を負った父・イゴールとの再会からヘルメットを外し、長い執念の和解を果たした。
via ks.c.yimg.jp
忍たちの教官であり、沙羅の恋人だった男。かねてより異星からの侵略者が現れる可能性とそれに対抗する手段を訴えていたが相手にされず、地球人に絶望していた折にムゲ帝国が現れたことから、地球を見捨ててムゲに仕えることになる。しかし、本心ではムゲをも手中に収め、やがては宇宙のすべてを支配するという壮大な野望を抱いていた。参謀としては極めて優秀だが、自信家で尊大な性格のため、何かにつけて3将軍と衝突していた。